(最終更新日:2017.12.19)
ロードバイクの有名フレームメーカーをザックリまとめる欧州編の第2弾です。前回の記事でも書きましたが、メーカーの違いは走りにそこまで影響しないので、価格帯やデザイン、イメージで選ぶのがいいでしょう。
今回紹介するのは、コルナゴ、ウィリエール、デローザ、クオータ、カレラ、ジオス、フォーカス、コラテック、ラピエール、BMC、ボッテキアです。どれもヨーロッパの一流メーカですね。初心者のスポーツ自転車選びの参考にどうぞ。
【おすすめ関連記事】
ロードバイクの有名フレームメーカー欧州編①
ロードバイクの有名フレームメーカー北米アジア編
日本でマイナーなロードバイクのフレームメーカー21選
COLNAGO(コルナゴ)|イタリア
歴史が長い老舗のイタリアメーカーです。2015年までは、新城選手が乗っていたロードバイクですね。安心して乗れる信頼感と重厚な高級感があり、昔からの自転車愛好家である年配の方にも人気があります。ただ、価格帯が若干高めなので初心者は手が出しずらいかもしれません。
デザインやロゴがアンティークのような雰囲気でカッコいいです。乗っている人みると「ロードバイク歴長いのかな?」とか思ってしまいます。水玉やファイヤーパターンなど、他にはない独特のカラーリングも目を引きますね。
重厚な(COLNAGO/コルナゴ公式サイト)

COLNAGO/C60
Wilier(ウィリエール)|イタリア
ロゴが流れるような曲線だからでしょうか、お上品で優雅なイメージですが、イタリアの屈強な選手も支えてきた頑丈さも兼ね備えています。また、ウィリエールの前進である会社は1906年創業なので、意外と歴史も古いです。
日本ではあまり乗っている人を見ないですが、取り扱っているお店は増えているように思います。もし、ウィリエールのロードバイクに乗るならウェアのデザインにもこだわりたいですね(笑
価格帯は高くも安くもない感じですが、エントリーモデルは比較的安目ですので、初めて購入するのにはいいフレームメーカーかもしれません。(Wilier/ウィリエール公式サイト)

Wilier/Cento 10 AIR
DE ROSA(デローザ)|イタリア
ハートマークを織り交ぜてあるロゴが特徴で、そのデザイン性の高さから女性に人気があるフレームメーカーです。もちろんピンクのシャツを着こなすように、男性が乗ってもカッコイイですよ。
また、かわいいロゴで一見親しみやすそうですが、伝説のフレーム職人「ウーゴ・デ・ローザ氏」が立ち上げたフレームメーカーであり、ハイグレードモデルの性能はガチムチの走行性能を備えた2面性も魅力です。
一昔前のロードレースでは、デローザのフレームに契約メーカーの塗装をしてレースに出場したプロ選手もいるほどでした。以前は全て職人が手作りしていたようですが、今はカーボンの普及により工場で生産しているようです。
アルミ、カーボンの他に、珍しいチタン製のロードバイクも製造してます。価格帯はやや高めです。(DE ROSA/デローザ公式サイト)

DE ROSA/KING
KUOTA(クオータ)|イタリア
近年出てきた新興フレームメーカーですが、性能はしっかりしています。イタリアのメーカーですが、輸入代理店であるインターマックスの販売プロモーション力で海外に比べ日本で普及しているように思います。
ガンダムみたいな分かりやすいカッコよさを醸し出すカラーリングとデザインで、比較的若い人に人気があります。プロショップ以外の自転車量販店でも数多くの取り扱いがあり、価格帯も安目なので初心者も購入しやすく、最初の一台には申し分ありません。
また、ここ数年で自転車チームを立ち上げたりと積極的な活動を行っています。(KUOTA/クオータ公式サイト)

KUOTA/KHAN
CARRERA(カレラ)|イタリア
フォークやシートチューブが尖っていたり形が独特なフレームモデルがあるので、強烈な個性的が印象のフレームメーカーです。もちろん他社と同じような、オーソドックスな形もあります。
「フィットネスを手に入れることができる喜びに加え、ワクワクできる最高品質の製品を提供する。」というコンセプトと、独自の開発方針から他にはないフレームが誕生しているんじゃないでしょうか。とにかく個性的なロードバイクが欲しい人にはおすすめです。
もし持っている友人がいたら1回乗らせてほしいですね。トゲトゲの効果は?トップチューブがぐわ~んってなってるけどどういう感じ?うーん気になります。価格帯はやや高めです。(CARRERA/カレラ公式サイト)

CARRERA/AR-01
GIOS(ジオス)|イタリア
ジオスブルーという爽やかな青い色が有名なフレームメーカーです。品質は良いんですが、自転車の本などを出版している方がGIOSだけを持ち上げ他メーカーを否定し続けた為、日本ではちょっとイメージダウンしてしまいました。残念です。
ただ、デザインはシンプルながら味があり個人的には好きです。クロモリフレームのラインナップも多いです。イメージダウンしてしまいましたが、逆を言えば過小評価されているメーカーでもあり、性能の割には比較的安く購入できるのでコスパは高いです。
また、ジオスは人気が高いクロスバイク「ミストラル(MISTRAL)シリーズ」でも有名です。(GIOS/ジオス公式サイト)

GIOS/AERO LITE
FOCUS(フォーカス)|ドイツ
真っ直ぐな線で作られたフレームは硬くて軽いキチッとした印象。余計な物は省き「simple is best」って感じかもしれませんが、それがまた個性的。ペダルを回すパワーを素直にホイールに伝えてくれそうです。
元々はシクロクロス世界チャンピオンを3度獲得した「マイク・クルーゲ」が1992年に創設したフレームメーカーです。そこから一気に発展を遂げて、2016年のツール・ド・フランスでは有名チーム「AG2R LA MONDIALE」が使用していました。
シクロクロスと縁があり、ドイツのメーカーという事で、品質と耐久性は高そうですね。価格帯は平均的です。(FOCUS/フォーカス公式サイト)

FOCUS/IZALCO MAX
CORRATEC(コラテック)|ドイツ
乗っている人はほとんど見たことはないけど意外と流通しているフレームメーカーです。個人的に「少し地味なデザインだけど、エントリーモデルは安く手に入れられるなぁ」と気になってはいます。
恐らく日本での知名度がまだまだなので乗っている人は少ないと思いますが、たまに大セールで割引販売されています。通常より安い価格で手に入れられればチャンスですね。もう少しデザインを考えれば日本でも人気が出ると思うのですが、どうでしょう?(笑

CORRATEC/CCT EVO
LAPIERRE(ラピエール)|フランス
イタリアのWilier(ウィリエール)と似ている印象。優雅で上品。ただこちらの方が実践的で少し戦闘的な感じがします。エントリーモデルは比較的安めで最初の一台にも文句なしです!現行のモデルはフランスの国旗にちなんで赤、青、白の配色が多いようですね。
形もシャープな曲線で美しく、フランスっぽいオシャレ感があります。2017年は世界トップカテゴリーの自転車チーム「エフデジ」をサポートしました。あんまり走っているのを見たことがないので、人とかぶりたくない人にもおすすめです。(LAPIERRE/ラピエール公式サイト)

LAPIERRE/PULSIUM ULTIMATE
BMC(ビーエムシー)|スイス
やや地味だけど実力派なイメージです。2011年ツール・ド・フランスで黙々と走るカデル・エヴァンスがBMCに乗り総合優勝した事は記憶に新しいです。
後、弱虫ペダルの主人公もBMCに乗ってますね。販促活動や外見にとらわれず黙々と良い物を作っている感じがして、個人的に好きなフレームメーカーの一つです。レース志向の本格派な人が乗っている印象も強いです。価格帯はやや高めとなっています。(BMC/ビーエムシー公式サイト)

BMC/teammachine SLR01
BOTTECCHIA(ボッテキア)|イタリア
欧州では認知されているが、日本では少し認知度が低い一流ブランドです。一昔前はツールなどの世界的な大会で総合優勝などの実績をあげました。
日本でプロモーション活動をあまり行っていないのが、認知度が低い理由だと思います。価格帯はやや高め。スタイリッシュでちょっと目を引くデザインとカラーリングが特徴です。

BOTTECCHIA/EMME 695
【おすすめ関連記事】
ロードバイクの有名フレームメーカー欧州編①
ロードバイクの有名フレームメーカー北米アジア編
日本でマイナーなロードバイクのフレームメーカー21選