比較まとめ!ロードバイク/クロスバイク/MTB/ミニベロの違い!

初心者入門

最終更新日: 2017.07.5

ロードバイク/クロスバイク/MTB/ミニベロの違い比較まとめ!

数年前に趣味で少しだけ自転車店でバイトしていた時期がありました。その時、スポーツ自転車に乗ったことがないお客様にロードバイク・クロスバイク・MTB・ミニベロの違いを聞かれる事があったので、このブログでも詳しくまとめてみます。それぞれの特徴、長所と欠点、価格帯、重量の目安をまとめるので自転車選びの参考にどうぞ。

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ロードバイク

ハンドルが下に曲がった形(ドロップハンドル)をしており舗装された路面を速く走るのに適した自転車です。一日150~250kmを走るロードレースにも使われます。

ロードバイクの特徴や性能、価格、重量まとめ

長所

タイヤが細いので路面抵抗が少なく、小さな力で速く快適に進みます。また、シフトチェンジを行う変速機なども非常に精密にできておりギアチェンジの精度が高いです。重量が軽く登りも楽ですね。

とにかく長距離を速く快適に乗りたい人に向いています。実用だけではなく、休日のロングライドやグルメライドなど娯楽としても使えるので人気があります。1日で100km以上の距離でも楽にクリアできると思います。

欠点

タイヤが細い分パンクしやすいので修理キットの携帯は必須です。他の自転車に比べて車体価格が高く、精密にできているパーツは定期的なメンテナンスと交換が必要になってきます。高価なので盗難被害にもあいやすいので防犯用品を整えたり、車体以外にもなにかとお金がかかります。

価格帯:8万円~200万円
重量の目安:6kg~10kg

TTバイク

ロードバイクに似ている自転車でTTバイクというのがあります。トライアスロンやタイムトライアルで使う競技用自転車で、単独走行で走るのに向いています。ギリギリの前傾姿勢と空力性能で風の抵抗を最小限に抑えています。ただ、一般的な自転車ではないので趣味だけで乗るのは少し厳しいと思います。

TTバイクの参考画像

クロスバイク

性能はロードバイクに似ていますが、ハンドルが一文字になっており楽な姿勢で乗れるスポーツ自転車です。ロードバイクとママチャリの中間に位置する性能で街乗りや通勤などに向いています。

クロスバイク 特徴、長所と欠点、価格帯、重量の目安

長所

タイヤはロードバイクに比べてやや太いのでパンクの可能性が低く、乗り心地はよくなります。しかも、ママチャリよりは細いタイヤで舗装路を楽に速く走れます。また、ハンドルが一文字のフラットタイプなので楽な姿勢で乗れるのがいいですね。

スポーツ自転車の中では価格も安いので購入しやすいと思います。変速機もしっかりした製品なので気持ちよくシフトチェンジできるでしょう。ロングライドも50km~100kmくらいであれば行けます。

欠点

ママチャリに比べるとパンクしやすいので出来ればパンク修理キットは携帯した方がいいでしょう。また、ロードバイクより少し重いのと、空気抵抗を受けやすいので走行性能はやや落ちます。良くも悪くも中途半端な性能ではあります。

価格帯:4万円~15万円
重量の目安:9kg~12kg

MTB(マウンテンバイク)

山道などの行われるオフロードレースで使われる自転車です。頑丈な作りでちょっとやそっとじゃ壊れません。

MTB(マウンテンバイク) クロスバイク 特徴、長所と欠点、価格帯、重量の目安

長所

太くてゴツゴツしたタイヤと、柔らかさを調整可能なサスペンションが前後に付いていて、凸凹で荒れた路面も難なく走れます。普通の路面であればパンクはまずしません。リヤには大きいギアが付いているので急な坂道も楽に登れます。スポーツ自転車なのでママチャリよりは快適に乗れますし、太いフレームは頑丈で100kg以上の人が乗ってもビクともしません。

欠点

太いタイヤは路面抵抗が大きく整理された路面での走行はクロスバイクとロードバイクにかなり劣ります。特に趣味で山道を走らないのであれば、クロスバイクの方がいいかもしれません。ただ、デザインが好きならファッションとして乗ってもいいと思います。重量はママチャリよりは軽いですがスポーツ自転車の中では一番重いです。

価格帯:4万円~100万円
重量の目安:9kg~15kg

ミニベロ(小径車)

小さいタイヤを使った自転車のことです。ハンドルは一文字とドロップハンドルの2タイプがあります。

ミニベロ MTB(マウンテンバイク) クロスバイク 特徴、長所と欠点、価格帯、重量の目安

長所

物によっては折りたたむことができ、全体的に小さく持ち運びが楽で小回りもききます。また、ファッション性が高く、オシャレに街乗りするのに向いていますね。重心が低いので安定性も高いです。

また、スポーツ自転車のプロショップで購入できる本格的なミニベロはタイヤが細く、性能が高いので意外と速く走れます。リアのギアは小さく、フロントのギアは大きくなっているので、ゆっくりペダルを回しても意外と速く走れるのです。ただ、そこらへんで市販されているミニベロはママチャリと性能は変わりませんのであしからず。本格的なミニベロは大体4万円から購入できます。

欠点

サイクリングや街乗り用として最高ですが、長距離を速く走るのには向いていないです。また、タイヤが小さく振動を吸収しないので長時間乗ると疲れやすいのも難点ですね。後、タイヤの摩耗が早く、交換頻度が多くなります。

価格帯:4万円~50万円
重量の目安:8kg~14kg

その他の自転車

  • 【リカンベント】 - 仰向けの姿勢で乗る自転車です。基本は2輪ですが3輪のタイプもあります。意外と速く長距離を走れますが、登りはキツいです(笑
  • 【シクロクロス】 - 見た目はロードバイクですがタイヤとホイールがオフロード仕様になっている自転車です。主にシクロクロスという泥道コースで行う競技で使います。
  • 【BMX】 - テレビなどでみたことあると思いますが、曲芸乗りに使う小径自転車です。人工的なオフロードレースでも使います。
  • 【ピストバイク】 - 主に競輪競技で使われる自転車です。ブレーキが付いておらず、ペダルとリヤホイールの回転が固定されています。ペダルを回すとリヤホイールが回りますが、逆にリヤホイールが回るとペダルも強制的に回ります。なので、走行中に足を止めることはできません。
  • 【トラックレーサー】 - 室内のトラック競技場を走るレースで使う自転車です。つくりはピストバイクに似ています。
  • 【ランドナー】 - 日本一周などの超長距離を走る為の自転車です。非常に頑丈にできていて多くの荷物を積める工夫がされています。ドロップハンドルや細めのタイヤなど見た目はロードバイクで、耐久性と同時に走行性能も兼ね備えています。
リンカンベントの参考画像

リカンベント

まとめ

  • 休みの日も娯楽で100km以上走ったり、アマチュアのロードレースに参加したいなら「ロードバイク」がおすすめです。とにかく速く走ってスピードを体感したい人もこれですね。もちろん通勤通学にもOKです。
  • ちょっと遠い場所での買い物や街乗り、通勤通学に使うなら「クロスバイク」です。趣味としても50kmくらいのサイクリングなら問題ないです。
  • 山道を走ったり、荒れた路面のレースに出るなら「MTB」がおすすめです。パンクしにくいのでファッションも兼ねて通勤通学に使うのもいいですね。
  • ファッションとしていろいろな用途で気軽に乗りたいなら「ミニベロ」がおすすめです。
  • とにかく平地を早く走って中くされたいなら「リカンベント」一択です(笑

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