ここ数年でロードバイクやクロスバイクの愛好者が増えています。それに伴ってロードレースに興味をもってる人も多いんじゃないでしょうか。そこで、日本の有名ロードレースチームを22チーム紹介します。
チームの特徴が分かれば、よりロードレース観戦が面白くなりますよね。日本のロードレースがもっと盛り上がればいいなぁと思います。興味がある人は気軽にロードレースの生観戦に行ってみましょう!
【目次】
- 1 ヴィーニファンティーニ・nippo
- 2 Team UKYO
- 3 宇都宮ブリッツェン
- 4 マトリックスパワータグ
- 5 シマノレーシング
- 6 インタープロサイクリングアカデミー
- 7 愛三工業レーシングチーム
- 8 那須ブラーゼン
- 9 ブリヂストン アンカー サイクリングチーム
- 10 キナンサイクリングチーム
- 11 LEOMO Bellmare Racing Team
- 12 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDA
- 13 イナーメ信濃山形
- 14 Honda 栃木
- 15 ヴィクトワール広島
- 16 ウォークライド・シクロアカデミア
- 17 VC Fukuoka・サイクルフリーダム
- 18 東京ヴェントス
- 19 群馬グリフィン・レーシングチーム
- 20 フィッツグルーン日本ロボティクス
- 21 なるしまフレンド レーシングチーム
- 22 ACQUA TAMA EURO-WORKS
ヴィーニファンティーニ・nippo
厳密にいえば、今は日本のチームではありません。しかし立ち上げたのは日本の道路舗装最大手の建設会社・NIPPOですし、今でもスポンサー活動は行っているので紹介します。2004年ジロ・デ・イタリアで総合優勝の経験があるダミアーノ・クネゴなど実力者を揃えながら、将来有望な日本人選手を多く抱えているので応援したいですね。
2015年からはイタリアに国籍を移して、UCIプロフェッショナルコンチネンタルチームとしてジロ・デ・イタリアへの出場も果たしました。2017年現在では世界レベルの舞台へ日本人選手を送り込める唯一のチームです。
使用ロードバイク:デローザ
Team UKYO
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。2016年は日本国内のJプロツアーでチームランキング1位を獲得し、2017年からは日本チームで唯一、1つ上のカテゴリーに参加しています。ご存知の方も多いと思いますが、創設者は元F1ドライバーの片山右京さんです。
片山右京さんは本当にロードレースが好きで、その延長でチームを立ち上げた感じがしますね。今では日本を代表するチームに成長したのですごいです。今後ステップアップして、いつかグランツールで走ってほしいです。応援してます!
使用ロードバイク:ガノー(GARNEAU)
宇都宮ブリッツェン
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。栃木県宇都宮市を拠点とする日本で初めての地域密着型チームです。今、栃木県周辺で自転車が盛んなのはこのチームのおかげでしょう。地元で幼稚園から高校生まで対象とした自転車教室を行ったり、さまざまな普及活動を行っています。
今では実力的にも日本トップクラスの陣容を揃え、毎年レースで活躍しています。2017年はJプロツアーを主戦場に活躍しています。強いチームですが何故か初心者でも親しみやすい雰囲気があるチームですね。
使用ロードバイク:メリダ
マトリックスパワータグ
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。アクティブ型ICタグを取り扱う会社「マトリックスパワータグ」がメインスポンサーのチームです。土井雪広選手や佐野淳哉選手など国内トップの有名選手を数多く抱えており、どちらかというとガチムチ本格派レース集団といったイメージです。Jプロツアーでは他のチームをリードする姿が見られるでしょう。
使用ロードバイク:フォーカス
シマノレーシング
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。あの世界的コンポーネントメーカーであるシマノ様がメインスポンサーを務めるチームです。創設は1973年と古く、過去に多数の日本チャンピオンやオリンピック出場選手を輩出してきた伝統あるチームです。また、このチームのフィードバックで、シマノのコンポーネントは進化してきたと言っても過言ではないでしょう。
使用ロードバイク:ジャイアント
インタープロサイクリングアカデミー
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。インタープロサイクリングアカデミーは長野県飯田市を拠点とし、将来は世界で戦う事を目指すという大きな目標をもって2006年に創設されました。フランスとの関係を構築しており、フランス人が4人所属しています。近年着々と成績を残してきてるので、今後さらにステップアップしそうな勢いを感じます。
使用ロードバイク:アルゴン18
愛三工業レーシングチーム
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。自動車部品メーカー「三愛工業株式会社」がメインスポンサーを務めるチームです。「将来は世界で戦える選手育成」をコンセプトに、若手を中心に戦っています。チーム名に工業が付いているせいか、女人禁制!ストイックな練習!といった泥臭いイメージがあります(笑 もちろん勝手なイメージです。男だったら応援したくなるチームですね。
使用ロードバイク:キューブ
那須ブラーゼン
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。このチームも自転車が盛んな栃木県に拠点を置くチームです。同じ栃木県の宇都宮ブリッツェンと同様、地域密着型のチームとして観光地の那須地域のために頑張っています。チームのメンバーはまだ若いですが、実力は高く、Jプロツアーで優勝を狙える選手もいます。
使用ロードバイク:ボーマ
ブリヂストン アンカー サイクリングチーム
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。1964年の東京オリンピックをキッカケとしてブリジストン自転車競技部として創設された歴史あるチームです。2016年はロードレースで初山翔選手が、タイムトライアルで西園良太選手が日本チャンピオンに輝いています。ロードレース以外にもトラック競技やシクロクロスなど多方面に専用の選手を抱えているビッグクラブでもあります。
使用ロードバイク:ブリジストンアンカー
キナンサイクリングチーム
所属カテゴリーはUCIコンチネンタルチームです。和歌山県に本社を構える「株式会社キナン」がメインスポンサーを務めるチームです。業種は建設設備のレンタル・販売・修理です。地域の活性と自転車文化の発展を目標としています。外国人選手を多く抱え、日本人選手も充実しているのでかなり高いポテンシャルを持っているチームです。
使用ロードバイク:ヨネックス
LEOMO Bellmare Racing Team
ここから下のチームはUCIコンチネンタルに所属しておらず、実業団扱いとなります。このチームは創設が2015年なので、まだUCIコンチネンタルには所属していませんが、非常に勢いがあり、今後は間違いなくそのレベルに達すると思われます。監督は世界で活躍した元プロレーサーの宮澤崇史さんです。宮澤さんは理論派で知られており、解説者としても有名ですね。
また、このチームに所属する横塚浩平選手はフェイスブックで友達登録してもらっているので、個人的にむっちゃ応援しています!Jプロツアーである「第1回JBCFやいた片岡ロードレース」での優勝おめでとうございます!
使用ロードバイク:スウィフト
シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDA
奈良県をフランチャイズとして2010年に創設された地域密着型チームです。2016年はチームランキング8位となかなかの健闘ぶりでした。チームは若手と、経験豊富なベテランが融合しており、今後も安定した成績を残しそうです。現実的な目標はJプロツアーでの1勝です。
使用ロードバイク:なし
イナーメ信濃山形
山形県を本拠地とし、20代から40代まで普段は仕事も持っている選手で構成されたチームです。イナーメとはフランス語で長芋という意味で、地元の特産品でもあります。また、県内各地で自転車普及活動にも積極的に参加しています。
使用ロードバイク:なし
Honda 栃木
世界のHONDAの自転車部として1991年に創設されたのが始まりです。2009年ごろから本格的にロードレースへ参戦するようになり、2014年にはJプロツアーの下位カテゴリーであるJエリートツアーで、総合優勝と個人総合優勝を達成しています。少しずつ結果を残しているチームですが、Jプロツアーでの具体的な目標はチーム総合8位です。
使用ロードバイク:コーダーブルーム
ヴィクトワール広島
広島県を中心に中国地方へ自転車競技を普及させる目的で2014年に創設され、2015年にはJプロツアーへの参戦を果たした新興チームです。トントン拍子で急激に実績を伸ばしており、最終的には世界で戦う事を目指しています。
使用ロードバイク:トンプソン
ウォークライド・シクロアカデミア
サイクルイベント、フレームメーカー、セミナースクールなどの事業を行う「株式会社ウォークライド」を母体としたチームです。ウォークライドの知名度はまだまだ低いかもしれませんが、今後は注目したいメーカーですね。
使用ロードバイク:ウォークライド
VC Fukuoka・サイクルフリーダム
福岡の地域密着型ロードレースチームと、千葉を拠点としていたサイクルフリーダムレーシングが統合して生まれたチームです。九州唯一のJプロツアー参加チームとして、九州各地のアマチュアレースイベントにも参加するなど、地域の自転車普及活動にも力を入れています。
自分もアマチュアレースでお会いした事があり、声をかけたらわざわざメンバーを集めてみんなで記念撮影をして頂きました。個人的に激しく応援しています!関連記事:40歳の中年がアマチュアロードレースに初参戦!
使用ロードバイク:コルナゴ
東京ヴェントス
東京都立川市を拠点としているチームです。多摩地域をフィールドとする地域発信型プロサイクリングチームで、2017年でJプロツアーは2年目となります。メンバーはスプリンターを中心に構成されており、Jプロツアー1勝を目指します。
使用ロードバイク:カレラ
群馬グリフィン・レーシングチーム
群馬県で2015年に創設された地域密着型のチームです。群馬県出身の狩野智也選手を中心に上位入賞を狙います。チームロゴが尖っている感じでカッコいいですね!使用するマシンもグリフィンとなっています。
使用ロードバイク:グリフィン
フィッツグルーン日本ロボティクス
若手からベテランまでメンバー全員が仕事も持つ社会人のチームです。忙しい中、トレーニングをこなしアマチュア最強を目指します。2009年からJプロツアーに参戦していますが、前身のチームは1990年代に創設された歴史あるチームです。
使用ロードバイク:なし
なるしまフレンド レーシングチーム
古くからロードバイクを取り扱い、日本でのスポーツバイク普及に尽力してきたサイクルショップ「なるしまフレンド」が立ち上げたチームです。メンバーは社会人が主体となっており、実業団レース以外のアマチュアレースにも参加しています。
使用ロードバイク:なし
ACQUA TAMA EURO-WORKS
2015年に東日本のグルッポアクアタマと西日本のユーロワークスが協力して結成された社会人チームです。少ない自由時間を利用して己を鍛え、国内トップレベルの戦いに参加する熱いチームですね。
使用ロードバイク:なし
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