初心者入門!ロードバイク選びから購入までの流れ

初心者入門

最終更新日: 2017.06.4

初心者入門!ロードバイクの選び方から購入までの流れ

昨今の自転車人気でクロスバイクやロードバイクが欲しい人は増えています。自分が住んでいる田舎でも乗っている人をチラホラと見かけます。今回は失敗しないロードバイク・クロスバイクの選び方から購入までの流れを書きたいと思います。

ロードバイク・クロスバイクは結構なお値段がするので、選び方を間違えて後悔したくはないですよね。購入を検討している人は是非読んでみてください。

【関連ページ】
ロードバイク・クロスバイクの初心者入門

予算と目的をハッキリ決める

まずは、スポーツ自転車にに使える予算と目的をハッキリさせます。クロスバイクなら大体4~10万円、ロードバイクなら8~200万円と価格と性能の幅が広いので、予算の範囲内で目的に合った自転車を探すのが効率的です。

後でヘルメットやライト、パンク対策道具、空気入れなどを購入する事になるので予算は最低2万円くらい余裕を見といた方がいいです。総予算10万円ならばバイク8万円+道具2万円となります。

目的は街乗り、サイクリング、通勤通学、100km以上のロングライド、アマチュアレースなど様々です。余談ですが価格を見てクロスバイクを購入したけど物足りなくなりロードバイクに買い替える人は多いです。

私も友人の自転車選びに付いて行きロードバイクを勧めましたが、価格面からクロスバイクを選んで購入しました。1か月後・・自転車にハマった友人はロードバイクを買い直しました。その時に「もっと強くロードを勧めてくれればよかったのに~」と言われた経験があります(笑

クロスバイクでも4万円以上しますし普通のママチャリに比べたら高価で、「ロードバイクなんてとても」と思っている人でも、一回お店で両方を試乗してから考えてもいいかもしれませんね。ロードバイクとクロスバイクは体感できるほど走りは違います。

価格別の性能差

クロスバイク(4~10万円)

ママチャリと比べると格段に快適で速く走れる性能です。街乗りやサイクリング、片道20km以内の通勤通学に最適です。体力がある若い男性であれば一日で50~100kmは走れます。ロードバイクとの違いはハンドルが一文字で楽な姿勢で乗れる事と、タイヤがやや太いのでパンクしにくい事です。

ただ、体を起こして楽な姿勢で乗り、タイヤが太いので抵抗が増して速いスピードを出しづらく体力も使います。重量も1~5kg程度重くなりますので漕ぎだしと坂道はキツクなります。変速機器もロードに比べると精度や耐久力などの品質で劣ります。

ロードバイク(8~15万円)

エントリーモデルと呼ばれる価格帯です。ロードバイクとして最低限の機能が備わっています。一般的に重量9~11kg程度で、グランクやディレイラーなどの変速機器(コンポーネント)も精度が低く耐久性が低いです。リアの変速ギア数も8~9速といった所です。

また、ホイールも安い物が装備されているので回転は重いです。ただ、クロスバイクよりも高性能でママチャリとは比較にならない走りを体験できます。体力に自信があれば一日で100~200kmは走れますね。

ロードバイク(15~25万円)

エントリーモデルよりも良いパーツが使われています。重量も8~10kgとやや軽くなります。一般的にこの価格帯のバイクであれば耐久性の面でも長く乗れますし変速精度も高くなり、100km以上のロングライドでも楽になると思います。この価格帯が性能と価格のバランスが一番とれているのではないでしょうか。リアの変速ギア数は10速~11速になります。

ロードバイク(25~50万円)

この価格帯から高級バイクと呼ばれるようになり、アマチュアレースに出場しても全く問題ない性能になってきます。重量も7~9kgと軽量です。この価格以上からリアの変速ギア数は全て11速となり変速の精度も非常に滑らかになります。そして、変速機器に電動式が搭載されているバイクも出てきます。

ロードバイク(50万円~)

各パーツが最高レベルになり重量も6~7kg程度と軽いです。50万円以上からはどんどん高価になっても性能の差はわずかになっていきます。トッププロレーザーがゴールまでの何秒を争う程度の性能差ですね。一般人が乗ってもわかりません。

そして、この価格帯のモデルはレース用に作られている為、フレームやホイールが硬く高剛性になるよう作られています。つまり、乗り心地も一応は考えてはありますが速く走る事優先で設計されているため初心者には向いていません。

乗りたい自転車を選ぶ

ロードバイク・クロスバイクには一般的に4つの素材があります。チタン・カーボン・アルミ・クロモリです。それぞれ特性があり価格も違います。(関連記事:フレーム素材別 性能と特徴まとめ!

また、ビアンキ、ルイガノ、ピナレロ、ジャイアントなど多くのブランドがありどれに乗りたいのかもある程度考えておいた方がいいでしょう。どのブランドにするかを考えるのは楽しいですよ~!(参考ページ:ザックリわかる!ロードバイクのブランドイメージまとめ

実際に店舗で試乗

お店は量販店と専門ショップがあります。専門ショップは最初入りにくいですが意外とフレンドリーで技術がしっかりしていて信用できます。ただちょっと工賃が高目になってしまう事も・・。

アサヒなどの量販店は車体や工賃は安いですが技術や知識は専門店に負けます。とりあえずお店を決めて相談しに行きましょう。そして目的と予算、希望のブランドやパーツを伝えてましょう。

その時にお店の自転車に試乗させてもらう事も忘れずに!どんな自転車が自分に合うのか?もう一度しっかり確認します。購入する時にはサイズの確認も忘れないようにしましょう。(参考ページ:ロード購入はサイズに注意!どんなパーツにサイズがあるの?

そして自転車はちゃんとポジションを調整して貰ってください。(参考ページ:とっても重要!簡単なポジション調整方法

交通ルールとマナー

ロードバイク・クロスバイクはスピードが出ますが体は剥き出しなので事故にあった場合は被害が大きいです。しっかり交通ルールを守りましょう。自転車は原則左側通行で車道を走ることになっており、やむを得ず歩道を走る場合は最徐行します。

また右に曲がる時は2段階右折です。その他に私の経験上、車のドライバーはスポーツバイクの速度を理解していない人が多くいます。(特にお年寄り)まだ大丈夫だろうと急に曲がってきたり、飛び出したりしてくる事があるので危険を予測しながら走りましょう。

まとめ

  • まずは予算と目的をハッキリしましょう。
  • 乗りたいロードバイク・クロスバイクを大まかでもいいので決める。
  • 実店舗で試乗する。
  • 乗るときは交通ルールとマナーを守りましょう。

【関連ページ】
ロードバイク・クロスバイクの初心者入門

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