ロードバイクやクロスバイクは定期的なパーツ交換やメンテナンスが必要な自転車です。しかし、プロショップに依頼すると工賃が結構かかってしまうので、簡単な修理やメンテナンスは自分でやってみてはどうでしょうか?
そこで今回は、作業別に必要な工具を一覧にしました。それぞれの修理のやり方も別ページにまとめてます。できそうなメンテナンスや修理、パーツ交換は自分でやってみましょう!
作業別に「パーツの取り外し・ポジション調整」「パンク修理」「スプロケット交換」「チェーン交換」「ワイヤー交換」「ホイール振れ取り」「清掃用具」の必要工具を紹介します。
パーツの取り外し・ポジション調整
各パーツを固定するのに使われている六角ボルトを、緩めたり締めたりする基本的な工具が六角レンチです。ポジション調整や、パーツの取り付け、取り外しに使います。種類は普通の「六角レンチ」、コンパクトな「携帯用レンチ」、トルクを計測できる「トルクレンチ」があります。(関連記事:簡単なポジション調整方法)
また、普通の六角レンチでは多くの人が適正トルクでボルト締め付けができておらず、大抵締めすぎな事が多いです。ボルトの締めすぎは、カーボンフレームだと割れてしまったり取り返しがつかないリスクがありますので、ボルトの締め付け作業はトルクレンチの使用をおすすめします。(関連記事:ロードバイクのパーツ別適正トルク表)
最近では、金属がねじれた幅を計測してトルクを測る「簡易型トルクレンチ」も販売されているので、比較的安く購入しやすいと思います。価格は大体1500~2000円くらいです。
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パンク修理セット
スポーツバイクに乗っていると、パンクはいつどこで起こるかわかりませんので、パンク修理セットは皆さん常に携帯していると思います。携帯していない人は、早く準備する事をおすすめします。
必要な工具はタイヤを外す「タイヤレバー」と、空気を入れる「携帯ポンプ」か「インフレーター&CO2ボンベ」です。後、工具ではありませんが「交換用の予備チューブ」か「チューブの穴をふさぐパッチセット」などが必要です。(関連記事:クリンチャータイヤのパンク修理講座)
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スプロケット交換
スプロケット交換は思ったより簡単な作業です。コンポをグレードアップして軽量化したい場合や、摩耗して性能が下がった場合などに交換します。
交換作業には、スプロケ交換専用の特殊工具である「フリーホイールリムーバー」と「スプロケットリムーバー」が必要です。スプロケットリムーパーでスプロケットが回転しないように固定し、フリーホイールリムーバーをスプロケットを固定しているロックリングに差し込んで使います。(関連記事:スプロケット交換方法)
また、フリーホイールリムーバーの先についているロックナットの形にはシマノ用とカンパニョーロ用などがあり、ロードバイクに搭載されているコンポーネントに合わせて使う必要があります。その他、ロックナット単体でも販売されており、モンキーレンチを使ってロックリングを外せます。
チェーン交換
ロードバイクのチェーンは消耗品です。その寿命は走行5000kmか1年と言われています。ただ、チェーンの耐久性でも変わってくるので、「チェーンチェッカー」を使って状態をチェックするといいでしょう。
チェーンチェッカーで交換が必要だと判断したら、「チェーンカッター」で古いチェーンを切ったり、新しいチェーンをつなげたりして交換します。また、チェーンを切った時に暴れないように「チェーンフック」や、最後に余分なコネクティングピンを折る「プライヤー」もあった方がいいでしょう。(関連記事:ロードバイクのチェーン交換方法)
その他、コネクトリンクを使ってチェーンをつなげる場合は「チェーンリンクプライヤー」が必要です。
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ワイヤー交換
約1~2年に一回は交換が必要なワイヤー類。ワイヤーにはブレーキワイヤーとシフトワイヤーがありますが、シフトワイヤー交換は難易度が高いのでショップに任せた方がいいかもしれませんね。いや、交換は簡単なんですが、その後のディレイラー調整がちょっと面倒です。やろうと思えばできなくはないですが(笑
必要な工具は、まずは六角レンチ、そしてワイヤーやケーブルをきれいに切断する「ケーブルカッター」、ワイヤーを引き抜くのに使う「ラジオペンチ」があります。その他、ブレーキワイヤーを交換する時には、ワイヤーとキャリパーを固定できるインナーワイヤープライヤーがあれば作業しやすいです。(関連記事:ブレーキワイヤーの交換方法)
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ホイール振れ取り
高価なホイールも長年使用すれば上下左右に歪みを生じます。そこでスポークの張りを調整して歪みをなくす作業が振れ取りです。必要な工具は、高精度で振れを確認できる「振れ取り台」、スポークとリムを留めているネジを回して張りを調整できる「スポークレンチ」です。
その他、スポークテンションを測定できる「スポークテンションメーター」があれば、目視以外の具体的な数値を見て振れ取りが可能。より高い精度で振れを取る事ができます。
振れ取りは簡単そうですが、意外と繊細な作業です。初心者がいきなり高価なホイールを扱うのはややリスクが高いです。しかし、練習してできるようになると、ホイールをいつでも完璧な状態に維持できます。(関連記事:スポークテンションの調整方法 4/4更新予定)
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清掃用具
パーツ交換ではありませんが、愛車をキレイに洗ってあげる事は非常に大事なメンテナンスです。どんなに高級なロードバイクでも、チャーンなどのドライブ関係やフレームに汚れが目立つようだとちょっと残念な気持ちになります。
そこで、基本的な清掃用具を紹介します。まずはフレームをきれいにする「バイクウォッシュ」、そしてチェーンの油汚れを落とす洗剤「ディグリーザー」、チャーン清掃に便利なアイテム「チェーンクリーナー」、最後の仕上げに絶対に欠かせない「チャーンオイル」です。(関連記事:ロードバイクの洗い方)
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