ロードバイク・クロスバイクの盗難防止に!カギの選び方と種類

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最終更新日: 2017.06.2

ロードバイク・クロスバイクの盗難防止に!カギの選び方と種類

ロードバイク・クロスバイクは高価なので盗難が非常に多いです。コンビニでちょっと目を離す時にもしっかりカギをかけるのは常識といってもいいでしょう。

そこで今回はスポーツバイクに使えるカギの選び方と、カギの種類についてまとめます。カギ選びの参考にしてください。

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カギの選び方

カギを選ぶ時には、使う場所と目的に合わせて「重量」「強度」「大きさ」「長さ」「収納方法」「施錠方法」を見るといいでしょう。それぞれ簡単にわかりやすく説明します。

重量と強度

一般的に頑丈で太いカギは重くなりますし、コンパクトで持ち運びしやすいカギは強度が劣ります。そして、本格的な窃盗犯はワイヤーカッターを使ってワイヤーを切断しようとします。

駐輪場など長時間にわたって愛車から目を離すならば、ワイヤーではなくチェーンなどの重くても頑丈なカギがいいでしょう。ちょっと愛車から離れるだけならば、取り付け、取り外しがしやすいコンパクトなカギが便利です。

ロードバイクのカギ 重量と強度

軽いカギ(左) 重くて頑丈なカギ(右)

大きさ

頑丈なカギは重量が増すばかりでなく、大きくてかさばります。あまりにカギが大きいとサドルバッグやツールボックスに入らないので、携帯するのには向いていません。遠くまでのサイクリングで携帯するには、できるだけコンパクトで軽いカギを選びましょう。

長さ

高級なホイールを取り付けているロードバイクは、ホイールだけ盗まれる場合があります。そこで、前後ホイールとフレームにワイヤーを通して、さらに電信柱や鉄柱など動かない物と一緒に括り付けると効果的です。ただ、この方法は1.8m以上のワイヤー長さが必要ですね。

ロードバイクのカギの選び方 ワイヤーが長い鍵と短い鍵

長さ65cmのカギ(左) 長さ180cmのカギ(右)

収納方法

カギによってはコンパクトに折りたためたり、巻き尺のようにワイヤーを巻き取れたり、シートポストやフレームににワンタッチで収納できるタイプがあります。常時携帯するには、走りのジャマにならない場所に収納したいですね。

ロードバイクのシートポストやフレームに収納できるタイプのカギ

シートポストやフレームに収納できるカギ

施錠方法

カギを施錠する方法はダイヤルで数字を合わせるタイプと、キーを差し込むタイプの2種類あります。それぞれメリットとデメリットがあります。用途によって選びましょう。

【ダイヤル式】

ダイヤル式のメリットはキーをなくす心配がない事と、施錠と解除に手間がかからない事ですね。デメリットは、窃盗犯にも比較的簡単に解除されてしまう事です。数字を合わせるだけなのでコツを掴めば誰でも解除できていしまいます。なので、コンビニやランチなど、ちょっとだけカギをかけたい時に向いています。

【キー式】

キー式のメリットは解除されにくい事です。特にキーに穴が開いているディンプルキーはピッキングに強いので安心です。デメリットはキーを失くさないよう管理がちょっと面倒な事ですね。駐輪場や外置きでの保管など、長時間自転車から離れる時におすすめです。

ロードバイクの鍵 ダイヤル式とキー式の違い

キー式(左)ダイヤル式(右)

ママチャリ用のカギは使えない

ママチャリのリヤに装備されている自転車固定式ロックや、前輪をロックするシリンダー前輪錠は、ロードバイクやクロスバイクには取り付けできないので注意!

ママチャリ用のカギ 自転車固定式ロック(左)とシリンダー前輪錠(右)

自転車固定式ロック(左) シリンダー前輪錠(右)

カギの種類

ロードバイク、クロスバイクで使えるカギには様々なタイプがあります。ここではその特徴について書きます。それぞれメリットとデメリットがあるので、よく考えて選びましょう。

ケーブルロック・ワイヤーロック

金属製ワイヤーの周りにビニールを巻いてあるタイプのカギです。太さや長さがいろいろあり、使い方によって選べますが、ワイヤーカッターで簡単に切断されるのが難点です。窃盗犯に狙われたら時間稼ぎ程度に思った方がいいでしょう。

しかし軽量で、長いワイヤーであればフレームとホイール、そして鉄柱などの固定物を同時にロックできるのがメリットです。コンビニやランチ休憩でロードバイクを施錠するには十分なので、サイクリングで携帯するのに向いていますね。基本的に小さいのでサドルバッグやツールボックスに入れられますが、シートポストやフレームに取り付けできるタイプもあります。

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ロードバイク・クロスバイクのカギ ケーブルロック・ワイヤーロック

ケーブルロック・ワイヤーロック

チェーンロック

頑丈なチェーンに繊維素材を巻いてあるタイプのカギです。大きくてかさばるのが難点で、サドルバッグやツールボックスには入りません。持ち運ぶ時には肩にかけたり、フレームの頑丈な部分に巻き付けたりします。

ただ、非常に頑丈で、そんじょそこらのワイヤーカッターでは切れないので、駐輪場に置く場合などにおすすめです。太さや長さはいろいろあり、細い物であれば女性が肩に担いでも違和感がありません。ただ、あまり長いと非常に重くなってしまうので、大体100cm以内の長さとなります。

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ロードバイク・クロスバイクのカギ チェーンロック

チェーンロック

ブレードロック

細長くて丈夫なプレート数枚をピンで固定してあるタイプのカギです。構造上、あまり長くできず、少々かさばるのが難点ですが、材質によってはそこそこ軽量で、折りたたんでコンパクトにできるというメリットがあります。

しかもワイヤーロックより頑丈で、簡単には切断できないのでサイクリングで携帯する事もできますし、長時間の駐輪にも使用できる万能性があります。最近では各メーカー工夫しているので、非常にコンパクトに折りたためるモデルが多く、シートポストやフレームに取り付けられる商品もあります。

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ロードバイク・クロスバイクのカギ ブレードロック

ブレードロック

U字ロック

短く太いU字型の金属製タイプのカギです。中には太くて長いワイヤーと併用してできるタイプもあるので、それを使えばホイールとフレームを同時固定も可能。しかし、重くてかさばるのでハッキリ言って携帯するのには無理があるでしょう。

ただ、頑丈さは飛びぬけているので、外置きして保管する場合や、長期間同じ場所に置いておく場合にはおすすめです。ボディ以外にキーやダイヤルの部分も非常に頑丈にできているので、強引な破壊にも強いです。

また、繊細なロードバイクやクロスバイクが傷つかないように、柔らかいシリコンで覆った商品もあります。

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ロードバイク・クロスバイクのカギ U字ロック

U字ロック

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