ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク(MTB)などのスポーツ自転車は高価なので盗まれてしまったらショックですよね。自分がもし盗まれたらなかなか立ち直れないでしょう・・。
そんな悲しい思いをしないように盗難対策について書きたいと思います。万が一盗まれても追跡するアイテムや、探す方法も紹介します。
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防犯登録
まずは防犯登録です。自転車屋さんで買ったときに番号が書いてある黄色いシールを貼ってくれます。防犯登録は500円で加入でき一応義務となっています。
ただ、かっこいいスポーツ自転車に貼るのはちょっと見た目的に抵抗がある人も多いと思います。個人的には防犯登録はあまりアテにならないので貼らないか、BBの下など目立たない位置でいいんじゃないかと・・。でも、その場合は自己責任で!(笑
ちなみにあのシールは一度貼ったら取れない接着力と強度を持っているので剥がせません。
置く場所を考える
盗難を未然に防ぎたい人にとっては自転車を置く場所は非常に重要です。まず家では室内保管が原則ですが、難しい場合は鍵を2つ以上かけて倉庫や庭の奥など人の目に触れない場所に置きましょう。
そして、ロングライドなどで外に出た時の基本はできるだけ離れない事です。食事やコンビニでは鍵をかけて中からも確認できる場所に置き、長い時間目を離さないようにします。
また、乗る地域が都会か田舎か、人通りが多いか少ないかを見ながら置く場所を考えます。都会や人が多い場所であれば目立つ所に置き、田舎や人が少ない場所であればわざと見えないと場所に隠すようにするなど工夫します。
後、駐輪場なども決して安全ではありません。外に置いておく限り目を離せば鍵をかけていても盗まれる可能性はあると考えておきましょう。
鍵をかけるのは基本
コンビニなどで5分くらい離れる場合でも鍵はかけましょう。そして、ホイールだけ外して盗まれたり、車に乗せて盗むケースもあるので、ホイールとフレーム、電柱など動かせない物をまとめて繋げた方が安心ですね。
また、鍵にはいろいろなタイプがあるので状況や用途によって使い分けます。しっかりした鍵は安心ですが大きくて重いので持ち運びが面倒です。反対に軽い鍵は工具で簡単に切断できるので目を離す時間が限られますね。
鍵の種類
鍵は大きく分けて2つのタイプがあります。文字通り鍵を差し込んで開錠するタイプと、数字などの記号を合わせて開錠するタイプです。鍵タイプは安全性が高く開け閉めが楽ですが、鍵を持ち歩かなくてはいけません。
後、鍵をなくしてしまった場合は面倒な事になります。記号タイプは鍵をなくす心配はないですが、記号を合わせるのはちょっと手間取り数字を合わせて盗難される可能性があり安全性は高くありません。一長一短ですね。
ワイヤーの長さや材質
鍵はワイヤーでできている物、全て金属の物、太いか細いか、長いか短いか、重いか軽いかなど使用条件によって選びます。また、シートポストに取り付けできる物など種類は多彩です。
基本的に強くてしっかりしたタイプは重いので家置きや駐輪場に置くなど長時間目を離すときに使います。逆に軽くて細いタイプはちょっと目を離すときに使います。
盗難保険をかける
自転車を盗まれないように常に注意しているのが面倒、もしくは安心できない場合は盗難保険に入っておくのも手です。ただし、保証期間は購入から1~3年程度と短く保険料が割高です。
例えば自転車保険「ちゃりぽ」の年間保険料は自転車本体価格の7%となっているので、10万円の自転車であれば1年間で7千円払う必要があります。保険の支払い条件も細かいです。
GPS追跡アイテム
もし、盗難されてしまったらスマホを使って自転車の位置を把握し、追跡できるアイテムが販売されています。上手く位置を把握できなかったりとまだまだ改善の余地はありそうですが、今後開発が進めばかなり高性能な商品も出てきそうですね。今現在、発売されている商品を2つ紹介しておきます。
TrackR bravo
クラウドGPSで複数のTrackRユーザーを繋ぎ広範囲の位置を追跡できるアイテムです。100%ではありませんが、盗まれた自転車を発見できる事ができます。100円玉くらいの大きさで厚みが3.5mmと薄いので自転車のサドル裏とか、フレームの見えない部分に張り付けて使用。電池はボタン式で約1年間は交換不要。
スマホにアプリをインストールして置き位置を確認したりアラームを鳴らすこともできます。とても便利なんですけど欠点は周りにTrackRユーザーが多くいないと位置がつかめない事。日本はある程度都会じゃないと難しいかもしれませんね。
TrackerPad
この商品もコインサイズのSIMを車体に隠してスマホで位置を確認できます。位置情報以外にの自転車が指定範囲内から外れるとお知らせする機能もあります。欠点は作動時間が7日間と短い事。
もし盗まれたら
運悪く盗難に合ってしまったら正直探し出すのはかなり難しいです。防犯登録や警察はアテにならず自分で探すしかないでしょう。ただ可能性はゼロではないので落ち着いて出来る事をやってください。
まずは盗まれた近辺を探してみます。そして自転車盗難サイトで盗まれた自転車の特徴や情報を公開し、盗まれた自転車がないかチェックします。オークションなどで出品されている可能性もあるので定期的に覗いてみましょう。パーツにバラして販売するケースもあるので注意です。
念のために警察への届けも忘れないようにしましょう。警察に届ける時には保証書や防犯登録の書類などがあれば便利です。その他、インスタグラムやフェイスブック、twittterなどのSNSにも情報をアップしてみましょう。全国の自転車乗りが見つけてくれるかもしれません。(自転車乗りにはいい人が多い!)
自転車盗難サイト
オークションサイト
まとめ
- 盗まれない基本は目を離さない事と鍵をしっかりかける事。
- 目を離さないために置く場所を考えよう。
- 鍵は状況に合わせて使い分ける。
- 盗難保険や追跡装置を使うと盗まれても安心。
- もし盗まれたら出来る事をやっておこう。