ロードバイクはどんな定期メンテナンスが必要なのか?パーツ別まとめ

ロードバイクはどんな定期メンテナンスが必要なのか?パーツ別まとめ

ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車は、各パーツが精密にできているので定期的なメンテナンスが必要不可欠です。そこで各パーツごとにメンテナンスの必要性と交換時期の目安、耐用年数などをまとめます。ロードバイクを買ったばかりの初心者の方に読んでもらえればと思います。

フレーム

ロードバイクの基本パーツであるフレームは、月に一度くらいは洗剤とスポンジと使って洗ってあげましょう。ただ、洗剤の中にはボディカラーの変色やカーボン素材に影響を与えるものがありますので、成分を確認してからがいいです。自転車専用の洗剤であれば問題ないでしょう。最後に洗剤はしっかり洗い流して、水気をきれいにふき取り陰干しするとバッチリです。

また、フレームを洗いながら傷や異常がないかもチェックします。特に落車した後や、どこかにぶつけてしまった後にはよく見るようにします。傷や割れがあれば走行中に破損しやすく、非常に危険なのでショップに持って行きましょう。

耐用年数は素材によって若干違ってきますが大事に扱えば10年以上は乗れます。カーボンフレームの場合、カーボン自体は劣化しませんが、素材を貼り合わせている接着剤が経年劣化します。10~15年くらいで乗り換えたほうが無難です。

アルミとクロモリは金属なのでサビが大敵です。大事に保管してちゃんと掃除してあげれば20年、もしくはそれ以上乗る事も可能です。特にクロモリは寿命が長い傾向があります。

ロードバイクのフレームをキレイに洗う

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コンポーネント

コンポーネントも月に一度くらいのペースで洗ってあげて稼動部分に油を差してあげましょう。ただし、ペダルの回転部分、ボトムブラケットなどグリスが注入されている部分に油をささないように注意。グリスが溶け出してしまいます。

また、クランクやスプロケットの歯は乗っているうちに微妙に削れてきます。ただ、クランクやスプロケは丈夫にできていますので、1~3万kmは乗れます。走る速度や、負荷がかかるヒルクライムが多い人は削れやすいです。どんなにディレイラー調整しても変速がぎこちなくなったら交換しましょう。

コンポーネントをきれいに洗った後に油をさしてメンテナンス

チェーン

チェーンは汚れたら洗って専用の油をさしてあげましょう。自分は月1回フレーム清掃と同時にメンテナンスするようにしています。交換の目安は走行5000~1万kmです。伸びたり削れてきたら交換となります。

ワイヤー類

ワイヤーは別名ケーブルとも呼ばれ、シフトワイヤーとブレーキワイヤーの2種類があります。シフトワイヤーはシフターと変速機をつなぎ、変速操作をするとシフトワイヤーを介して変速機を動かします。同じようにブレーキワイヤーはシフターとブレーキをつないでいます。

また、シフトワイヤーとブレーキワイヤーには、それぞれアウターワイヤーとインナーワイヤーがあり、インナーワイヤーがサビるとブレーキが硬くなったり、変速がギクシャクするので、たまにチェックしましょう。

自分も一度ブレーキが動かなくなり、原因を調べるとインナーワイヤーがさびていました。サビ類外にも試用期間が長くなれば、ほつれたり切れたりするので定期的に交換が必要です。また、アウターワイヤーも劣化するとブレーキと変速に影響があります。ワイヤー類は1~2年で交換するようにしましょう。

ロードバイクのアウターワイヤーとインナーワイヤーの違い

ブレーキシュー

ブレーキシューはホイールのリムを挟み込む事でブレーキをかけるゴム部分のパーツです。リムとこすれる事で徐々に削れていきます。ゴムに切ってある溝がなくなったら交換時期です。下り坂ではブレーキが効かないと非常に危険なので速めに交換するといいですね。

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ホイール

ホイールは汚れが目立つようであれば洗剤と水できれいに洗うか、湿らせたやわらかい布で拭きましょう。意外とリム部分が汚れてたりします。後、長く乗っているとわずかですが、微妙にゆがんできます。そうするとホイールを空回しした時に、リムが1~3ミリくらい横や縦に振れるようになります。

そんな時は振れ取りという作業で歪みを改善し、ホイールがキレイに回転するようにメンテナンスしましょう。振れ取りは高価な専用器具が必要ですし、調整がシビアなのでプロにまかせましょう。

耐用年数はメーカーや素材、グレードによってまったく違ってくるのでなんともいえません。ただ、調整しても振れがひどい場合や回転分のハブから異音がする場合、割れや大きな傷がある場合は交換したほうがいいでしょう。ただ、経験上どんなホイールでも1万km以上は乗れるんじゃないでしょうか。

ロードバイクのホイール振れ取りをする様子

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タイヤ

タイヤはロードバイクのパーツの中で最も消耗が激しいパーツです。タイヤのメーカーやグレード、クリンチャーかチューブラーかで違いますが、だいたい3000~5000kmで交換となります。

また、ロングライドの出発前と帰ってきてから、異物が刺さったり大きな傷がないか簡単にチェックする習慣をつけておきましょう。小さな異常が後々パンクにつながります。

リムテープとチューブ

タイヤの中に入れるチューブや、ホイールとの間に入れるリムテープも消耗品です。チューブは、パンク修理のパッチを多くあててボロボロになったら交換です。リムテープはゴムの弾力がなくなって硬くなったり、切れ目がでてきたら交換しましょう。

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ハンドル、ステム、シートポスト

ハンドル、ステム、シートポストなどはあまり変化がありませんし丈夫なので、次のロードバイクに乗り換えるまでは交換しないのが一般的です。ただ、定期的にボルトの締め付けトルクを確認したほうがいいですね。トルクレンチを使って、適正なトルクで締め付けてあるかチェックしましょう。後、カーボン素材の場合は、傷や亀裂がないかたまにチェックしてやると安心です。

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サドル

サドルも定期的に締め付けトルクと、異常がないかを確認しましょう。自分の周りで「最近、長く走ると右足が痛い」って人がいたんですが、よく点検するとサドルの裏の右側が割れていた事があります。ただ、破損するのはまれなケースなので、シート部分が破けたりしない限りずっと使用できます。

後、ロードバイクでお尻が痛くなる人は、乗っている姿勢が悪いか、ポジションが調整できていないか、サドルが合っていないかのどれかです。いろいろなサドルを試してみましょう。

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バーテープ

ハンドルに巻きつけるバーテープは、滑り止めの役割と同時に、ロードバイクの見た目を決めます。汚れたり、ボロボロになったら交換しますが、気分を変えるために交換する人も多いです。バーテープ交換は意外と簡単なので初心者でも挑戦できます。ぜひやってみてください。

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まとめ

ロードバイクに乗り続けるには、さまざまなパーツのメンテナンスが必要って事ですね。ユーザーひとりひとりが、安全に長期間走れるよう各メンテナンスをしっかり行いましょう。

また、ロードバイクは室内保管が常識です。外に置いておくだけで、乗らなくても各パーツがかなり早く劣化していきます。また、雨の日や、海沿いを走った後はサビないように簡単に水洗いしてしっかり吹いて保管する事が重要です。愛車を大事にして長く乗ってあげてください。

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