チューブラータイヤのパンク対策!シーラント剤は効果があるのか?

メンテナンス・修理・調整

最終更新日: 2020.11.26

チューブラータイヤのパンク対策!シーラント剤は効果があるのか?

ロードバイクのチューブラータイヤは、軽量でパンクしにくいのでレース志向のライダーに人気ですよね。ただし、パンクしてしまったらタイヤを丸ごと交換するので、時間とコストがかかり、ロングライドやトレーニングライドでは徹底したパンク対策が重要です。

そこで、普段の通勤からロングライドまで常にチューブラータイヤを使っている自分が、気を付けている点をまとめました。

チューブラータイヤでパンクしたら大変

チューブラータイヤはチューブとタイヤが一体となっているので、パンクしたらリムセメントか専用テープで接着したタイヤを外して、さらに根気よく取り付ける作業が必要です。

クリンチャーであれば、パンクしても慣れた人なら5~10分でチューブ交換で対応できるでしょう。しかし、チューブラータイヤは慣れた人でも20分はかかるんじゃないでしょうか。本当にチューブラータイヤでのパンクは、避けたいトラブルですよね。

関連記事:チューブラータイヤ交換方法

パンクを防ぐ

まずは、パンクの可能性を下げる方法をいくつか紹介します。トラブルが起こってから対処するより、トラブルを起こさないことに注意する方が簡単です。

走る前に空気圧をチェック

これはクリンチャーでも基本ですが、タイヤ空気圧を走る前に必ずチェックします。空気圧を適正にしておけばパンクしにくくなります。

タイヤの傷をチェック

ロードバイクで走り始める前、もしくは走ってきた後にタイヤに異常がないかをチェックしましょう。もし傷が入っていたり異物が刺さっていれば、その大きさを確認して、パンクにつながりそうならばタイヤ交換をした方がいいでしょう。小さな傷であれば、ゴム用の接着剤で傷を埋めておけばより安心です。

パンクしにくい場所を走る

ロードバイクは原則左側を走行します。そして白線の左側は車が通らない為、細かい小石が多く落ちていることが多いです。小石がタイヤに刺さればパンクにつながるので、白線の上かやや右側を走行するとパンクの可能性が低くなります。

また、雨の日は小石の尖った部分が上向きになりやすいと言われています。あくまで体感ですが、自分も雨の日か雨が降った後はパンクが多いように思います。なので、雨の日は特に走行位置に注意したいですね。

ただし、安全に走ることが最優先です。状況を見て、危険であれば白線の左側でもOKです。

パンクに強いタイヤを選ぶ

一般的に、高価なタイヤは軽くてグリップ力が高く走行性能に優れていますが、その分耐久性を犠牲にしています。レース以外のロングライドや通勤通学でロードバイクに乗る場合は、重くても安価で丈夫なチューブラータイヤの方が安心です。

パンク対策

どんなに気を付けていてもパンクする時はします。そこで、パンクした時の対応と準備しておくといいアイテムをまとめました。

交換用タイヤとテープを携帯

ハッキリ言って交換用チューブラータイヤとチューブラーテープを持ち歩くと、荷物としてかさばります。しかし、折りたたんでジャージのポケットに入れたり、サドルの下にベルトで固定したり、大きめのツールボックスに収納して携帯することは可能です。

個人的にはいつも身軽で、軽快に走りたいので携帯するのは苦手ですが、あまり気にしない人であれば、確実で最も安心な対処法です。

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関連記事:おすすめチューブラータイヤ 7選!

チューブラータイヤのパンク対策 交換用タイヤ

クイックショット

手のひらに収まるくらいの大きさで、パンクを一瞬で修理できるクイックショットというアイテムがあります。小さなボンベで中にはパンク補修材と、タイヤを膨らませるガスが入っています。

使い方も簡単で、キャップを外してパンクしたタイヤにバルブに押し付けて注入するだけ。パンクの原因が小さな穴であればしっかりパンクの応急処置ができます。自分も2回ほどお世話になりましたが、問題なくパンクに対応できました。ただし、あくまで応急処置なので、無事帰ったらタイヤ交換は必須です。

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チューブラータイヤのパンク対策 クイックショット

空気入れ or インフレーターで耐える

クリンチャータイヤは穴があいてパンクしたらすぐに空気が抜けますが、チューブラーは、穴が小さければゆっくり空気が抜けるので、上手くいけば数十kmは走り続けられます。

そこで、インフレーターか携帯空気入れで、空気を補充しながらだましだまし走れば結構な距離を走ることができます。自分は上で紹介したクイックショットと、インフレーターを同時に携帯して、パンクしても無事に家に帰れるようにしています。どちらも軽量でコンパクトなので携帯してもかさばらないのもポイントです。

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関連記事:インフレーターとCO2ボンベの使い方

チューブラータイヤのパンク対策 インフレーター&ボンベ

シーラント剤

シーラント剤とはあらかじめタイヤの中に入れておく、液状のタイヤ補修材です。タイヤに穴が開いた瞬間に、中から穴をふさいでくれる仕組みです。効果については、ある程度の穴であれば瞬時にしっかりふさいでくれます。

安心感はありますが、液体を中に入れる分、チューブラーの特徴である軽量性を犠牲にしてしまうので個人的には疑問ですね。そこまでするならクリンチャーでもいいんじゃないかと思います。

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チューブラータイヤのパンク対策 シーラント剤

交通機関で帰る

万策尽きたら電車やタクシーで帰りましょう(笑 なので、ある程度のお金を準備しておくことが大事ですね。後、電車に乗るなら輪行袋が必要です。タクシーは一度使いましたが、タイヤを外せばトランクにすっぽり入ったので問題ありませんでした。

まとめ

チューブラーを使う人は、パンクして道端で詰んだ状態になるとどうしようもありません・・。そうならないようにしっかり準備しておきましょう。

通勤通学やロングライドは、無理せずクリンチャーにしておくのも手です。決戦用としてチューブラーを使い分けるのも理想です。ただ、なかなか決戦ってこないんですよねぇ(笑 たまにはチューブラーも使ってあげてください。

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