スポーツ自転車で使うローラー台やバイクスタンド、ボトルケージ、スマホホルダーなどのサイクル用品を扱うミノウラ(箕浦)。サイクリストならば多くの人が何かしらでお世話になっているんじゃないでしょうか。
そこで、ミノウラ製品の特長や、品質を支える製造過程、おすすめローラー台、バイクスタンド、アクセサリーなどをまとめました。いろいろと調べながら記事を書きましたが、ミノウラのハイブリッドローラー台が欲しくなりました・・。
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ミノウラの歴史
ミノウラは、1933年に岐阜県で創業された日本のメーカーブランドです。創業当時は自転車のキャリアやスタンドを国内完成車メーカー向けに製造していました。
創業から50年後の1983年、自社ブランド「ミノウラ/MINOURA」を立ち上げてオリジナル商品の開発を始めました。中でもローラー台(サイクルトレーナー)の開発に力を入れており、今では日本国内で多くのシェアを占めています。
1986年には、世界初の磁石式負荷装置を採用したローラー台を発売して注目を集めました。以降は磁石式にこだわりながらもユーザーの声をくみ上げながらさまざまなタイプの3本ローラーや固定ローラーを開発しています。
最新モデルでは自重式と固定式を切り替えらえる固定ローラーや、フロントフォークを固定し後輪は3本ローラーのように使えるハイブリッドローラーなどの画期的商品も生み出しています。今ではローラー台やバイクスタンドを選ぶ時に、選択肢に必ずあがるブランドですね。
ブランドの特徴
ミノウラの製品がユーザーに選ばれるのには理由があります。主な特徴は3つです。
安心高品質のメイド・イン・ジャパン
ミノウラの製品は、岐阜県安八郡神戸町にある本社工場で生産されています。設計から加工、溶接など全ての作業を一貫して行う事で、高品質な製品をより安く製造しています。
また、ミノウラ製品は、熟練した職人が手で作業しながら目視で品質を確認し、細かいバリ取りや傷、厚みのバラつきなどを厳しい基準で調整しています。
ローラー台は安い買い物ではないので、耐久性が高く高品質なミノウラ製品は安心して使えますね。
日本人に合わせた設計
ミノウラの製品は日本国内を中心に販売されています。なので、日本国内のユーザーの声を元に、負荷レベルや重量、バランスを調整してあります。
また、日本の住宅事情を考慮して、静穏性や振動が少ない静粛性にもしっかり配慮してあります。ミノウラのローラー台は、初心者から上級者まで快適に使える性能と仕様になっているのです。
高いコストパフォーマンス
ミノウラの製品は品質を落とさずに、価格をできるだけ抑えてあるもポイントです。例えば、最安の固定ローラーは販売価格¥18,000を切っています。格安固定ローラー「ミノウラ Quattro-C」Amazon
もちろん高価なハイスペックモデルも多数ありますが、品質と性能を考えると、どのモデルもコストパフォーマンスは高くなっています。
ミノウラのおすすめアイテム
ミノウラの最新ローラー台から、人気でおすすめのバイクスタンドをいくつか紹介します。ローラー台は室内でロードバイクの乗れるので、雨の日でもトレーニングできる便利アイテムです。また、信号で止まる事がなく、ずっと走り続けられるので短時間で効果的なトレーニングができるのも特徴です。
固定式ローラー台
後輪を固定して使用する固定式ローラー台は、ユーザーのレベルに合わせて7モデルが販売されています。超初心者フィットネス向きの「MAGTURBOシリーズ」、価格が安く初心者から上級者まで使える「Quattroシリーズ」、レースにも出場する中級者以上向けの「LiveRideシリーズ」があります。
この中で、LiveRideシリーズは5モデルもあり、特におすすめするのは「LiveRide LR541」です。LiveRideシリーズの中ではちょうど真ん中くらいのグレードですね。
固定ローラーには後輪の負荷が一定の固定式と、荷重変化によって負荷が変わり実装に近いフィーリングが得られる自重式があります。「LiveRide LR541」は固定式と自重式を切り替えることができ、自重式ではスムーズなペダリングの練習、固定式では負荷を掛けたトレーニングと2通りの練習ができるようになります。
また、安定感抜群のSWフレームで本気でもがいても安心感があり、7段階の負荷調整機が可能となっています。販売価格は約¥34,700となっています。
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3本ローラー台
静かで実際の疾走感を味わえる3本ローラー。これを乗りこなすと、体幹とバランス力が鍛えられペダリングを矯正する効果もあります。
ミノウラから販売されている3本ローラーは「LiveRollシリーズ」3モデルと、「MoZ-Roller」です。MoZ-Rollerはビギナー向けの簡易3本ローラーで、LiveRollシリーズは中級者~上級者向けで、フレームが太く丈夫にできていたり、ローラーの回転がスムーズで、より高回転に耐えられる作りとなっています。
この中でおすすめはLiveRollシリーズの下位モデル「LiveRoll R720」です。かなり高速で走る上級者はもっと上級グレードの3本ローラーがいいと思いますが、一般レーサーにはLiveRoll R720で十分だと思います。また、折りたたんでコンパクトになるのもおすすめポイントです。
LiveRollシリーズの販売価格は、グレードに応じて¥38,000~¥58,000となっています。
ハイブリッドローラー台
固定式と3本ローラーの良い所を掛け合わせたのがハイブリッドローラーです。疾走感があり静穏性も高く、なおかつ転倒する心配もありません。前輪を外してフロントフォークを固定して使います。ハイブリッド式は、最新式のローラー台として人気が高く、個人的に最もおすすめしたいです。
ミノウラからは、2種類のハイブリッドローラー台が販売されています。安価モデルのFG220(¥37,000)と高級モデルのFG540(¥41,200)です。
この2つの販売価格は約¥4,000くらいしか変わりませんが、FG540には7段階の付加調整機能が搭載されており、ローラーの加圧調整が不要な自重式となっているのでおすすめです。また、FG540の方が作りもしっかりしています。
スマートトレーナー
ネット回線を利用して世界のサイクルユーザーとロングライドやレースを楽しめるアプリ「ズイフト」と連動できるローラー台です。関連記事:人気上昇中のZwift【ズイフト】って何?室内で楽しく自転車に乗る!
自重式と固定式の切り替えはもちろん、自動負荷調整機能や各種センサーをズイフトと連動させて楽しくトレーニングできます。販売価格は約¥85,000となっています。
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バイクスタンド
ミノウラはローラー台と同様に、スポーツ自転車を室内保管するためのバイクスタンドを数多く販売しています。単純にフレームに引っ掛けるタイプや、縦置きと横置き両方ができるアイデアスタンドなど便利でお手軽なバイクスタンドがいろいろとあります。
やはりメイド・イン・ジャパンの強みを生かし、高品質でコストパフォーマンスが良く、使い勝手もいいのでおすすめです。
その他の製品
その他、ミノウラからは、ボトルを差して使うボトルケージや、スマートフォンをハンドルに固定できるスマートフォンホルダーなども販売されています。気になった人はチェックしてみましょう。
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