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速く走りたい!

最終更新日: 2023.11.24

ロードバイクのコーナリングとトレイン走行|ライディングの基本

ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなどのスポーツ自転車は速く走れるからこそ安全第一が基本ですよね。しかしサイクルイベントなどに参加すると、コーナリングやトレイン走行が危なっかしい人が意外と多いです。

そこで今回は、ライディングの基本である正しいコーナリングとトレイン走行の注意点、乗り方と降り方を取り上げたいと思います。間違った乗り方では、落車のリスクも高くなるので正しい乗り方をしっかりと習得し、周りにも迷惑をかけないようにしましょう。

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コーナリングの注意点

コーナリング時の注意すべき点を簡単にまとめました。ちょっとした事ですが、意識するだけでコーナリングが変わると思います。安全面でも重要なポイントになるので、ぜひ実践してみましょう。

外側の脚を伸ばす

コーナリングでは、曲がる方向の逆足を伸ばしてペダルが真下になるようにします。曲がる方向の足のペダルは上がった状態になります。下にイメージ画像もあるので参考にしてください。

ロードバイクのコーナーリング(曲がり方) 簡単ロードバイクの参考ブログ ペダリスタ

コーナーでは外側の足を下にしましょう

曲がる時にはロードバイクを少し倒すため、もしも曲がる方向の足を伸ばしていた場合は、ペダルが地面をこすり落車の可能性があり大変危険です。

また、両足のペダルを地面に対して水平にして曲がった場合も、前足のつま先が前輪にあたる事があるのでこれも危ないです。「曲がる方向のペダルは上げて逆足をしっかり伸ばす!」この基本は絶対に守るようにしましょう!

重心を足に移動

カーブでは、重心をサドルではなく伸ばした外側の足に移動します。サドルやハンドルに体重を乗せると重心が高くなってしまいコーナーリングが不安定になりますが、真下の位置にあるペダルに体重を乗せると重心が低くなりコーナリングが安定します。

ただし、あまり重心を脚に移動しすぎると脚が疲れてしまうので、無理のない程度で試してみてください。コーナリングでしっかり曲がれるようになるはずです。

ロードバイクのコーナリングと重心

コーナーでは重心は外側のぺダルに置く

ブレーキング

急なカーブでは減速して曲がりますが、カーブに入る前に強めにブレーキをかけてしっかりと減速するようにしましょう。曲がっている途中ではブレーキを使ってしまうとタイヤと路面のグリップ力が落ちて滑ることで落車につながります。

ただ、慣れてないうちはなかなか難しいので低速であればコーナリング中にブレーキをかけてもいいかと思います。徐々に慣れていきましょう。コーナリングのタイヤと路面の関係は参考記事で詳しく解説しています。(参考記事:高速コーナリングの知識とスキル

ラインどり

コーナリングのラインどりの基本はアウトインアウトですが、公道を走るときは車に注意して無理のないラインどりが大切です。特に山道の下りで反対車線すれすれを走る人もいますが、対向車がカーブで膨らんで走ってきた場合は正面衝突してしまうリスクがあるので、余裕をもって走りましょう。

また、コーナーでは曲がる前に車が後ろから来ていないかも確認するようにし、周りに迷惑をかけないように安全に走ってください。

ロードバイクのコーナーリング ラインどり画像

安全なトレイン走行

トレインとは数人で縦に並んで走行する事です。後ろの人は空気抵抗が軽減されてかなり楽に走れます。ただ、一歩間違うと周りを落車に巻き込んでしまうリスクもあります。そうならないよう、基本をしっかり覚えておきましょう。

タイヤをずらす

トレイン走行では、前の人が急にブレーキをかけた場合や不意に間隔がつまってしまった場合などに衝突してしまう可能性があります。そこで、前の人の後輪と自分のロードバイクの前輪を5~15cmくらい横にずらしておきます。

タイヤをずらしておくと、何かトラブルがあっても横に逃げやすいので大きな事故を未然に防げますね。また、慣れないうちは十分に前のバイクとの間隔も開けておきましょう。後は、集団の前がどうなっているのかを常に想像しながら走ればリスクを抑えられます。

トレイン走行ではタイヤをずらしておく。安全走行

声をかける

前の人を抜くときや、後ろに付きたいときには声を軽くかけてからにしましょう。特に知らない人の後ろにいきなりつくことはあまりいい事ではありません。抜くときも「左通ります!」と声をかけておくと、ラインを急に変更されて衝突する心配もないので安全です。また、抜くときには後ろから車が来ないかもしっかり確認してからにしましょう。

ロードバイク トレイン走行のやり方 注意点! 

ハンドサイン

隊列の先頭の人は、信号停止や減速、路面の状況、障害物の有無などを後ろの人にハンドサインで知らせましょう。後は前から後ろに順番にハンドサインをつなげて最後尾まで伝えます。

ハンドサインの方法は、地域や人によって違うようですね。走る前にハンドサインを確認しておくといいでしょう。(参考記事:集団走行ハンドサインまとめ

基本の乗り方・降り方

もう知っている人が多いと思いますが、もう一度、最低限覚えておきたいロードバイクの乗り方と降り方の基本について書きます。間違ったやり方だと転倒する危険もあるので注意です。

足を置く位置

ママチャリでは足裏真ん中の土踏まずをペダルに乗せて漕ぐ人がいますが、スポーツ自転車は指の付け根よりややカカト寄り、足幅が最も広くなっている部分をペダルの中心に乗せて漕ぎます。

土踏まずで漕いでしまうとつま先が前輪に当たって転倒してしまいますし、力が効率的に伝わらないので速く走れません。きちんとできるように練習しましょう。

クリート位置 ピンディングペダル ポジション調整

乗り方

乗る時にはサドルではなく、まずトップチューブにまたがります。そして、ペダルに片足をかけて発進しながらサドルにまたがります。止まっている時にサドルにまたがるとロードバイクは足がしっかり地面に付かないので転倒してしまいます。誰もが一度は経験する立ちゴケですね(笑)。

ロードバイクの乗り方。止まった状態から発車する参考画像。

降り方

降りるときもトップチューブにまたがるようにして止まってから降ります。そして、後ろから来る車に気を付けて、ロードバイクの左側に降りるようにしましょう。減速も余裕をもって早めにやったほうがいいですね。

ロードバイクの降り方、止まり方。走っている状態から停車するまでの参考画像。

まとめ

ロードバイクに乗るうえで必要不可欠な乗り方の基本をまとめました。安全のために身につけておきましょう。

  • コーナリングでは外側の脚を伸ばし重心を移動します。
  • ブレーキはコーナーに入る前に行い速度を調整しましょう。
  • トレイン走行はトラブルに備えて間隔を開け、タイヤを少しずらします。また、抜くときは後方確認をして声かけをしましょう。
  • ペダルに乗せる足は正しい位置があります。
  • しっかりと基本の乗り方と降り方をマスターしましょう。

 

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