クリンチャーとは全く違った仕組みのチューブラータイヤ。クリンチャーに比べて乗り心地が良く、ホイールとタイヤを軽量化できるのでレース志向のユーザーに人気です。そこで今回は、チューブラータイヤの交換方法を画像を使ってわかりやすく解説します。
【おすすめ関連記事】
チューブラータイヤのパンク対策!
ロードバイクのおすすめチューブラータイヤ 7選!
チューブラータイヤを外す
タイヤを外し、リムテープをキレイに剥がして下準備するまでの作業を簡単に解説します。
ホイールを車体から外す
まずはクイックを緩めてからディレイラーを上げるようにしてホイールを車体から外します。チューブラータイヤを使ってるユーザーならこの程度は問題ないですね(笑 そして、ホイールを外したら空気を完全に抜いておきます。
タイヤレバーでタイヤを剥がす
バルブの対角線の位置にタイヤレバーを差し込み、タイヤとホイールを剥がします。リムテープとホイールの間をナイフで切るような感じでタイヤレバーを使うといいでしょう。できるだけホイール側にリムテープのカスを残さないように!
握れるくらいまで剥がす
ホイールを傷つけないように注意しながら作業し、タイヤを握れるくらいまで剥がします。特にカーボンホイールは傷付きやすいので無理な力を入れないように作業します。ここまで剥がせばタイヤレバーは一旦置きます。
タイヤを握って一気に剥がす
後は手でタイヤを引っ張って剥がしていきます。ここでリムテープの部分をドライヤーで軽く温めながら剥がすと、ホイールにテープのカスが残りにくいです。
ドライヤーを使うとキレイに剥がせる
ほとんどリムテープのカスがホイールに残らずキレイに剥げました!リムテープのカスが残ると指などで擦るしかないので、水ぶくれができるほど大変です。ドライヤーで温めながらの作業はおすすめですよ。
残ったカスを取る
でも、やっぱり少しだけリムテープのカスは残ってしまいます。何事も下準備がキモなので、リムテープはできるだけ完璧に剥がしたいですよね。残ったカスは地道に取っていきましょう。
リムテープを貼る
次にリムテープを貼る作業です。リムセメントを使っている人もいますが、今ではお手軽なリムテープユーザーが多いんじゃないでしょうか。ちなみに自分はリムセメントではやった事ありません(汗
バルブ穴からリムテープを貼る
ホイールのバルブ穴のフチからリムテープを貼っていきます。この時に、リムテープは絶対に引っ張って貼らないようにしましょう。リムの中心に合わせて優しく置く感じで貼っていきます。
指で軽く押さえながら貼る
後、リムテープの中には空気が入りやすいので指で軽く押さえながら貼ると上手くいきます。あくまで優しく押さえます。
針で空気を空気を抜く
それでもリムテープの中に空気が入ってしまいます。特に支障はないと思いますが、自分は気になるので針でつついて空気を出してます。ホイールに当てないように横から差す感じにするといいです。
リムテープのフィルムを少し剥がす
タイヤをはめた後にリムテープのフィルムを剥がせるよう、フィルムの両端を少し剥がして外側に折っておきます。
チューブラータイヤをはめる
タイヤをはめる作業は結構力が必要です。タイヤのブランドによって固さが違い、はめやすさも異なります。チューブラータイヤを選ぶ時は、ホイールへのはめやすさも基準になると思います。
チューブラータイヤをはめる
足でホイールを痛めない程度に軽く押さえて、下からチューブラータイヤを引っ張りながらはめていきます。固くてなかなかはまらないタイヤもありますが頑張ってやりましょう!
はまりました!
何とかはまったら自分なりのガッツポーズで喜びを表現!(ご近所に見つからないように) この時はまだ、ホイールとタイヤが微妙にズレていると思いますが気にしなくていいです。
空気を入れて馴染ませる
空気をタイヤの上限圧まで入れます。この段階でタイヤとホイールのセンターは大体出るはずです。また、タイヤをしっかり馴染ませたい人はこのまま1日くらい放置しましょう。タイヤが伸びて、ホイールの形にしっかり調整されます。
センター出しをする
タイヤによっては空気を入れただけではタイヤとホイールのセンターが合わない場合があります。そんな時は図のようにホイールを回転させてズレをチェックします。ズレがあれば手でタイヤをもんで矯正します。
ただ、安いタイヤはなかなか完璧にはならない場合が多いです。もうタイヤの形が微妙に歪んでるんですね・・。そんな時はやっても無駄なのであきらめが肝心です。
テープのフィルムを剥がす
タイヤの空気を、指で押したらへこむくらいまで緩めてからリムテープのフィルムをゆっくり剥がします。タイヤの空気圧が高すぎるとフィルムがブチブチ切れて最後まで剥がせなくなります。空気圧が低すぎるとセンターがずれてしまいます。
フィルムを全部剥がし終わったら、空気を規定値まで入れてタイヤとホイールをしっかり圧着させます。
作業終了!
最後にホイールを車体にはめて作業終了です。後、自分はタイヤ交換後の乗り始め200mくらいはできるだけゆっくり走り、タイヤとホイールの圧着をさらに促すようにしています。
【おすすめ関連記事】
チューブラータイヤのパンク対策!
ロードバイクのおすすめチューブラータイヤ 7選!