スポーツに使うアイウェア、31ブランドの特徴や価格帯(定価)などを紹介する記事のパート3です。最後になる今回は10ブランドを取り上げます。ロードバイクだけではなくゴルフ、マラソン、ランニング、トライアスロン、ジョギング、登山など様々なスポーツサングラス選びの参考になると思います。
紹介するブランドは SH+/エスエイチプラス、SHIMANO/シマノ、SMITH/スミス、SWANS/スワンズ、TIFOSI/ティフォージ、UVEX/ウベックス、WILL/ウィル、zerorh+/ゼロアールエイチプラス、720armour/セブントゥエンティアーマー、999.9 feelsun/フォーナインズ・フィールサン です。
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【目次】
SH+/エスエイチプラス
主にサイクル用ヘルメット取り扱い、製品は100%国内で製造されているイタリアのブランドです。アイウェアも徹底した品質管理で安全と質にこだわった商品をリリースしており、有名プロチームのNIPPO・ヴィーニファンティーニをサポートしています。
余談ですが、NIPPOといえば2016ジロ・デ・イタリアを完走した山本元喜選手が所属していますね。そして、NIPPOのエースであるクネゴ選手が愛用しているSH+のRG5000が人気です。度付きはインナーフレームで対応しています。
価格帯:1万8千円
度付き:インナーフレーム対応あり
ロードバイクにピッタリなスタイリッシュな雰囲気をもったRG5000。ノーズパッドとフレームは自在に曲げて調整可能。イタリアの光学製品認定機関で認定されたレンズはUVA、UVB光線を100%カットします。カラーは4色。
SHIMANO/シマノ
自転車のコンポーネントで世界的なシェアを誇る日本のブランドです。サイクル用のアイウェアも7モデル、リリースしています。どのモデルもシンプルなカラーリングでちょっと地味目なのもシマノらしいです。
価格が比較的リーズナブルなのでごちゃごちゃしたデザインが苦手な人にはピッタリだと思います。度付きはインナーフレームで対応しています。
価格帯:5千円~1万6千円
度付き:インナーフレーム対応あり
軽量なフレームとシンプルなカラーリング、フレーム素材は耐久性が高いグリアミドTR90を採用。レンズの取り換えが可能で、調光レンズの他に2つのスペアレンズが付属しています。カラーの種類は豊富です。
SMITH/スミス
スキーやスノーボードなどのヘルメットやゴーグルが有名で冬季五輪代表も使用しています。自転車用のヘルメットに定評があり、幅広いラインナップのアイウェアはアウトドア全般に使えます。
アイウェアでは2016年から日本のプロロードレースチーム「Team UKYO」のサポートを行っており、前傾姿勢で上目使いになるロードバイクにもしっかり対応したモデルがあります。一部モデルは度付きレンズ対応です。
価格帯:1万3千円~2万4千円
度付き:一部度付きレンズ対応あり
レンズ周りのフレームを取り払い、広い一眼式レンズはしっかりした視野を確保できます。交換用レンズは3枚付属しているので様々なシチュエーションに対応可能です。カラーは6色あります。
SWANS/スワンズ
1911年創業の山本光学株式会社がリリースしている日本のブランドです。元々はレンズ専門の会社で、普通のメガネや工事で眼を護る防塵ゴーグル、スイミングゴーグル、スポーツサングラス、レーザー光線用グラスなど分野を問わず製作しています。高い技術力でファッションサングラスからスポーツ用まで幅広いラインナップがあります。
日本のブランドの強みを活かして日本人の顔にぴったりフィットする快適性は海外ブランドより一歩リードしています。また、国内に専門店を設置していますので、修理などのアフターケアも万全です。
サイクル用以外にもゴルフ、ランニング、アウトドア、ボールスポーツ、フィッシング専用のモデルがあります。サイクル用は全部で8モデルあります。度付きは対応していません。
価格帯:1万4千円~2万1千円
度付き:対応なし
レンズカットからフレームの形までとにかく日本人の顔形を意識してつくられています。高精度なレンズは歪みがほとんどなく、撥水加工がされているので雨の日のサイクリングやレースでもアイウェアを外す必要はありません。カラーは11色。
TIFOSI/ティフォージ
Tifosi(ティフォージ)は、イタリア語で「熱狂的なスポーツファン」を意味します。 その名の通りサイクリングやロードレース、ゴルフ、ランニングなどのスポーツ全般に使えるアイウェア専門ブランドです。スポーツ別、用途別につくられているラインナップは豊富で、選択肢の幅は広いです。
ほとんどのモデルは価格が1万円前後ですが、2つのモデルだけ2万円くらいします。また、日本人の顔形に合わせたアジアンモデルもリリースされており、フィッテイングもしやすいです。度付きには対応していません。
価格帯:0.7~2.5
度付き:対応なし
アジアンフィットで軽量なモデルです。ノーズパッドとテンプルは調整可能。水分や油分をはじくハイドロフォビックレンズは均一な広がりで歪みを生じさせないのが特徴。
UVEX/ウベックス
スキーのアイウェアやヘルメットで有名なドイツのブランドです。自転車用のヘルメットやアイウェアでも人気が出てきています。ドイツって聞くと職人って感じで信頼できるのは私だけでしょうか?(笑
大きな特徴としては、フレームにあるスイッチを切り替えることでレンズの濃淡が変化する光学センサーを搭載したモデルがあります。USBで充電して50時間の使用があ可能。また、グランツールでも使用されるほどプロからの信頼も厚いです。一部のみ度付きレンズがあります。
価格帯:1万5千円~4万3千円
度付き:一部度付きレンズ対応あり
ヴァリオトロニックSは光学センサーを搭載したモデルです。デザインのベースはグランツールで勝利を重ねた104タイプです。ハイテク感満載のデザインも素敵です。
WILL/ウィル
低価格で高品質のアイウェアをリリースしていた日本のブランドです。残念ながらロードバイク専用のアイウェアの生産は2016年で終わったようです。今扱っているモデルは「自転車でも使えますよ」といったスタンスですが主にバイク用のサングラスですね。
価格は全体的に安いです。サイトをチェックしましたが物作りにすごく誠実な印象でしたので、応援したくなりました。
rh+/アールエイチプラス
2001年よりイタリアでスタートしたイタリアのブランドです。当初はスポーツサングラス、メガネのみを展開していましたが、現在では自転車やスキーのウェア、ヘルメット、ゴーグルなども扱っています。
安全性を実現するため、もともとは軍事用に使用されていた防弾パネル素材のNXTに着目し、「NXTsoft」レンズを世界で初めて採用しました。その後もヘリコプターの羽に使用される強靭な素材「HILEX」をサングラスやメガネのフレーム素材として採用しています。2016年から一部のモデルで度付きレンズも対応しています。
価格帯:2.3~4
度付き:一部度付きレンズ対応あり
ロードレースの世界トッププロチームでも採用されているモデルです。当たり前ですがノーズとテンプルは細かい調整が可能。カラーは4色選べます。
720armour/セブントゥエンティアーマー
1996年にオーストラリアのサンシャインコーストで生まれたアイウェアブランドです。独創性に富んだデザインで2010年にはiF Product Design Awardを獲得しています。現在は台湾のメジャー・アイウェアサプライヤーHwa Meei Optical Groupの傘下入ってます。
品質は高くヨーロッパのEN1836 Class 1、アメリカのANSI Z80.3-2001など、厳しい審査基準をクリア。そしてロードレーサーを始めとする一流アスリートをサポートし、彼らのフィードバックを基にタフで軽量なアイウェアを開発しています。度付きはインナーフレームを装着できるモデルがあります。
価格帯:1万円~1万7千円
度付き:一部インナーフレーム対応あり
スパイクは磁石でレンズ交換が簡単にできる他社と比べても特異なモデルです。ただし交換用レンズは付属しません。汗止めパッドも磁石で着脱可能。
999.9 feelsun/フォーナインズ・フィールサン
1995年に誕生した日本のメガネをつくるブランドです。 フォーナインズのフレームは使用する人々の生活を見据え、快適に使えるよう設計されています。スポーツサングラスの取り扱いは始めたばかりで商品数も少ないです。
ですが、メガネが基本なので度付きに対応している所が嬉しいですね。今後、本格的なスポーツアイウェアが増えてくれるといいなと思います。価格は高いです。
価格帯:3万5千円~4万1千円
度付き:度付きレンズ対応あり
F-10SPはレンズにミラーコート、撥水加工、反射防止コートを施した度付き対応アイウェアです。やはり見た目はメガネ感がありますね(笑 ただ、ロードバイクで装着しても違和感はないと思います。
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