知ってる?日本でマイナーなロードバイクのフレームメーカー21選

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最終更新日: 2017.07.28

知ってる?日本でマイナーなロードバイクのフレームメーカー21選

日本には世界各国から様々なロードバイクメーカーが入ってきています。しかし、世界には日本ではあまり知られていない高性能なフレームメーカーがまだ多数あります。今日本でよく知られているメーカーは、国内の代理店が長い時間をかけて宣伝してきたので認知度が高いだけなのです。

そこで今回は、日本ではまだ認知度が低くマイナーだけれど、ロードレースのプロチームにも供給されている高性能フレームメーカーやブランドを紹介します。その数21と結構な数があります(笑 他の人とかぶりたくない人にはおすすめです。

関連記事:ロードバイクのブランドイメージまとめ

アルゴンエイティーン/ARGON18

アルゴンエイティーン/ARGON18のロードバイク

昨年からツール・ド・フランスなどのグランツールでも見かけるようになったらメーカーです。2017年はアスタナプロチームをサポートしていましたね。それにともない日本での認知度も急上昇中です。日本の代理店はインターマックスが担っています。

元々はロードレース選手のジャーベス・リューが1999年にカナダで設立したメーカーです。その後、着々と独自の店舗を増やし、トライアスロンでの成功後、サイクルロードレースへと進出し今に至ります。たった十数年でここまでのメーカーに成長するとはすごいです。個人的には同じカナダのサーヴェロと印象が似ている気がします。

アポロ/APOLLO

アポロ/APOLLOのロードバイク

近年、能力が高いロードレース選手を輩出しているオーストラリアのメーカーです。日本に代理店はまだないようですね。日本での有名メーカーでオーストラリアのバイクはないので、ちょっと気になります。見た目的には細身でリドレーに似ている気がしました。

イザーク/ISAAC

イザーク/ISAACのロードバイク

上の画像を見る限りフレームの接合部分がなめらかな曲線を描いているのがカッコいいです。このメーカーは、日本ではなじみがないオランダ製ですね。設立は2001年とまだまだ新しいようですが、プロコンチネンタルチームにも機材を供給した実績があります。日本にはまだ代理店がありません。

エヴァディオ/AVEDIO

エヴァディオ/AVEDIOのロードバイク

ファイヤパターンなど斬新なカラーリングが特徴の日本のメーカーです。日本では地味なアンカーが有名ですが、こんなに尖ったメーカーがあるとは知りませんでした。最近はサイクルイベントに出店したり、取り扱う店舗を増やすなどしているので、今後注目ですね。カラーオーダーシステムを採用し、色の種類も多いのでオリジナルの個性的なバイクが作れそうです。ジオメトリーも日本人向きとなっています。

エディ・メルクス/EDDY MERCKX

エディ・メルクス/EDDY MERCKXのロードバイク

現在も破られていない数々の伝説的な成績を残した名選手「エディ・メルクス」が立ち上げたメーカーです。現在は深谷産業が日本代理店となっています。シートステーを非対称にして振動吸収性を高めたり、空力性能を高めるためにフレームに内蔵されたシートクランプなど随所に細かいこだわりが見られます。

取り扱い店舗は意外と多いですが、乗っている人をあまり見たことが無いので、販促活動がイマイチな印象です。自分は本業が広告屋なので販促任せていただけないでしょうか(笑

カザーティ/CASATI

カザーティ/CASATIのロードバイク

カーボン製フレームはわずかしか扱わず、リリースしているモデルのほとんどがクロモリ製といったイタリアのメーカーです。日本の代理店はアクションスポーツとなっています。クロモリとはいえデザインが最近のカーボン製っぽいのが斬新です。創業は1920年と古く、今でもイタリアでの生産にこだわり続けており、溶接をはじめとした重要な工程はすべて自社工場で行うこだわりぶりです。

キューブバイクス/CUBE Bike

キューブバイクス/CUBE Bikeのロードバイク

1993年ドイツで誕生したフレームメーカーです。日本の代理店は塩野自転車株式会社です。ハイエンドモデルは特殊な配合をしたカーボン素材が使われており、マイスター制度など職人気質なドイツらしく、走行テストや耐久テストはかなり厳格なようです。現在は世界60か国に進出しています。

グエルチョッティ/GUERCIOTTI

グエルチョッティ/GUERCIOTTIのロードバイク

1964年にシクロクロス選手であったイタロ・グエルチョッティが弟パオロと共に、祖国イタリアで始めた小さな自転車店が始まりです。グエルチョッティ兄弟は選手としてもかなりの実績を上げながら、ビジネスでも躍進。グエルチョッティの自転車は徐々に世界に広まっていきました。2017年には「CCC・スプランディ・ポルコヴィツ」に機材供給を行いジロ・デ・イタリアにも出場しています。

グスト/GUSTO

グスト/GUSTOのロードバイク

Attaqueというカーボン製のパソコンや携帯電話などのパーツを製作する会社が立ち上げたブランドがグストです。今では他メーカーの製造(OEM)も請け負うほどの技術を持っています。基本は台湾ブランドですが、ロードバイクの設計は自転車大国オランダで行っています。

今ではコンチネンタルチームに機材供給し、自社工場で生産しているのでコスパが非常に良いという事で徐々に人気が出ています。似ているメーカーのイメージとしてはメリダといった所でしょうか。

グル/GURU

グル/GURUのロードバイク

TTバイクとロードバイクをリリースするカナダのメーカーです。サーヴェロといい、なんでカナダのメーカーはスポーティーで平地が得意そうな自転車が多いんでしょう?TTが盛んなんですかね。主な特徴としては身体に合わせて細かくサイズをオーダーできるシステムが挙げられます。また、BBの規格も指定でき、カラーオーダーにも対応するなど、他にはない柔軟な対応が可能となっています。

ケストレル/KESTREL

ケストレル/KESTRELのロードバイク

あまり知られていませんが、1986年に世界で初めてフルカーボン製フレームをリリースしたメーカーです。その後MTBにも初めてカーボンを導入しました。2011年にはジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャでケストレルのバイクが走りました。日本の代理店はAKIBOとなっています。

ケモ/KEMO

ケモ/KEMOのロードバイク

イタリアで20年以上に渡ってカーボンバイク専門家として開発と製造に携わってきたエルマンノとマリオのコマリ兄弟が理想を掲げて誕生したメーカーです。面白いのは設計と開発をスイスで行っている事ですね。技術が進んだスイスと職人の国イタリアの融合です。取り扱うバイクはやはり専門のカーボン製が中心で、フラッグシップモデルは強度や乗り心地を考えながらも6kgを切る軽さとなっています。日本の代理店は塩野自転車株式会社です。

ケーエイチエス/KHS

ケーエイチエス/KHSのロードバイク

1974年にアメリカで設立されたメーカーです。創業者はモーターバイク製造の社長だった父のノウハウを生かし、モーターバイクの技術やデザインを取り入れた製品開発を進めてきました。2001年には日本にもKHS JAPANを設立し、展示会などを行っています。

ケーティーエム/KTM

ケーティーエム/KTMのロードバイク

モーターサイクルブランドとして有名なオーストリアのメーカーです。1964年からはスポーツ自転車の開発、製造を行ってます。近年はミラノショーに出店したり、プロチームに機材供給しています。

サルト/SARTO

サルト/SARTOのロードバイク

イタリアの工場で少数の職人が営む自転車工場は、50年以上にわたって他メーカーのOEMを手掛けていました。その職人集団が立ち上げたブランドメーカーがサルトです。特徴としてはオーダーメイドスーツのように専任スタッフが乗り手に合わせたロードバイクを製作する事です。

シーポ/CEEPO

シーポ/CEEPOのロードバイク

日本のトライアスロン選手「田中信行」さんが自分の競技人生の経験をもとに開発しているメーカーです。どちらかといえばTTに重きを置いておりますが、ロードバイクの取り扱いもあります。徹底した空洞実験で空力性能が高いバイクを製作しています。

チポッリーニ/CIPOLLINI

チポッリーニ/CIPOLLINIのロードバイク

グランツールで数多くの勝利を挙げた名スプリンター、マリオ・チポッリーニが立ち上げたメーカーです。大きな特徴としては設計から製造、テストにいたるまですべての工程をイタリア国内で行っている事です。今では有名メーカーのほとんどが台湾や中国で製造しているっことを考えると珍しいですね。こだわりを感じます。

ディア/DARE

ディア/DAREのロードバイク

10年以上、他メーカーのOEMを担ってきたメーカーが新しく自社ブランドを立ち上げたのがディアです。まだ日本には進出したばかりでこれからどうなるのか注目です。未来的なデザイン力が魅力で、2015年と2016年にはデザイン賞も受賞しています。

トンプソン/THOMPSON

トンプソン/THOMPSONのロードバイク

自転車大国、1921年に創業されたベルギーでの老舗メーカーです。創業以来、トレンドに惑わされず高い品質と美しい仕上げにこだわっており、シンプルかつ洗練されたデザインを追求しています。地元ベルギーのプロチーム以外にも日本のチームに機材を提供しています。日本の代理店は株式会社HAMASHOとなっています。

ファクター/FACTOR

ファクター/FACTORのロードバイク

2017年にフランスの名門チームAG2Rが使用し、ツールなどのグランツールで見て初めて知った人は多いんじゃないでしょうか。元々レーシングカー、航空宇宙産業にかかわるイギリスの会社でしたが、2009年に、独自の光学技術を通じてロードバイクへと進出しました。日本の代理店はトライスポーツとなっています。

ペンナローラ/PENNAROLA

ペンナローラ/PENNAROLAのロードバイク

イタリアのトリノに工房を持ち、1985年に創業されたメーカーです。リリースしているモデル数は少ないものの、設計、製造、検査まですべて職人の手作業で行われているのが特徴です。2008年からレグザㇺを日本代理店に指定し、販売を開始しています。

関連記事:ロードバイクのブランドイメージまとめ

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