タイヤは走りを変える!スポーツ自転車 タイヤの選び方!

おすすめパーツ

最終更新日: 2023.09.29

走りを変える!ロードバイクで重要なタイヤの選び方!

ロードバイク、クロスバイクのタイヤは走りに直結する重要なパーツです。交換する時は自分の乗り方に合ったタイヤを選ばなければなりません。

そこで今回は、タイヤの選び方を初心者でもわかりやすくまとめます。項目は「なぜタイヤで走りが変わる?」「タイヤは大きく分けて3種類」「目的で太さを選ぶ」「重量と耐パンク性能」「各メーカーの個性」です。

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なぜタイヤで走りが変わる?

タイヤは直接地面に接触しているパーツで、転がり抵抗を受けています。なので、タイヤの太さや材質で転がり抵抗が変化し、走りの軽さにも影響してくるのです。そして、タイヤは人力で回転させているため、数十gとわずかな重量の違いでも走りに影響します。

また、材質、太さ、重量以外にも耐パンク性能や摩耗に対する耐久性などタイヤ選びのポイントはいろいろです。主にロングライド中心なら、そこそこの軽さで、太さも標準のパンクしにくいタイヤがいいでしょう。レースに出たいなら耐久性を犠牲にしても軽さを追求した方がいいかもしれません。このように走る目的によってタイヤを選びましょう。

ホイールも重いものから軽いものに交換すると走りが劇的に変わりますが、値段が高く、交換を躊躇する人は多いと思います。しかしタイヤは価格がお手頃で簡単に軽量化できるので交換しやすいアイテムですね。

タイヤは大きく分けて3種類

大きく分けると「クリンチャー」「チューブラー」「チューブレス」の3種類になります。この3つは作りそのものが大きく違っていて、交換方法も違えば、装着できるホイールもそれぞれ違います。なので、ホイールを購入する時は、どのタイヤをはめるのかを考える必要がありますね。

クリンチャータイヤ

クリンチャーは、一番普及しているタイヤです。お店で購入するロードバイクやクロスバイクも、ほとんどがこのタイヤとホイールが装備されています。ママチャリもこのタイヤが使われていて、タイヤの中にゴムチューブを入れて空気で膨らます仕組みになっています。

ロードバイク クリンチャータイヤの仕組み 断面図

パンクしても新しいチューブに交換するか、チューブを取り出して穴を塞げばいいので簡単に修理できます。また、スポーツ自転車で遠くにサイクリングに行くときは、予備のチューブを1本持っておくのは常識ですね。なんだかんだ言って普通に乗るには1番おすすめです。

[メリット]
  • 最も多く普及しているタイヤなので、購入が簡単で各メーカー商品数が多く、選べる選択肢が豊富。
  • 他に比べて価格が安い。
  • パンクしてもチューブの交換かパッチをあてるだけなので修理が簡単。ランニングコストも安い。
  • タイヤとチューブのバランスを変える事で耐久性や軽さを調整しやすい。
[デメリット]
  • 高速で段差を乗り越えると、リムと段差の間でチューブが挟まれてパンクしやすい。(リム打ちパンク)
  • 乗り心地が若干硬い。

チューブラータイヤ

最も昔からあるタイプで、タイヤの中にチューブが縫い込まれており、ホイールには専用セメントか専用両面テープで取り付けなければいけません。(面倒です 笑)最も頑丈で軽量化ができるので本格的なロードレースに使われる事が多いです。作りも高度なので価格も高いです。

ロードバイク チューブラータイヤの仕組み 断面図

[メリット]
  • 非常に軽量で乗り心地が良くグリップ力が高い。
  • パンクしても空気が一気に抜けないことが多く、数時間は走り続けられる事もある。
  • チューブラー専用のホイールは仕組みがシンプルで、カーボンリムを使ってかなり軽く作れる。
[デメリット]
  • 価格が高い。
  • パンク修理はタイヤ1本まるごと交換するので、ランニングコストが悪く作業が面倒。
  • サイクリングなどでも予備タイヤを持ち歩く必要があるのでかさばる。

チューブレスタイヤ

自動車のタイヤと同じ仕組みになってます。中にチューブが入っておらず、ビートとリムがピタリとはまり空気を閉じ込めるつくりになっています。ただ、性能が中途半端で、今のところ普及率が一番低いですね。

ロードバイク チューブレスタイヤの仕組み 断面図

[メリット]
  • チューブとタイヤがこすれないの分、転がり抵抗が少なく乗り心地が良い。
  • チューブがないのでリム打ちパンクをしない。
  • 穴が開いても急激に空気が抜けることが少ない。
[デメリット]
  • タイヤが固く、着脱が大変。
  • 空気圧が高く、携帯ポンプなどでは空気をしっかり入れられない。

目的で太さを選ぶ

スポーツ自転車のタイヤの太さは21C(21mm)~32C(32mm)とそれぞれ違います。一般的に細いほど摩耗が早くなりパンクの可能性も上がりますが、転がり抵抗が減って速く走れます。逆に太ければ耐摩耗や耐パンク性能が上がりますが、転がり抵抗が増えます。(23Cより25Cが転がり抵抗が低い説もあります。(関連記事:実際どっちがいいの?ロードバイクのタイヤ 25Cと23C

大体ロードバイクでは21~25C、クロスバイクで28~32Cが一般的です。ロードバイクはとにかく速く走れるようになっていて、クロスバイクはパンクが少なく安心して乗れるようになっています。ホイールによって装備できるタイヤの太さが決められているのでチェックします。

そして、自分の走る目的を考えて太さを選びましょう。ちなみに、ママチャリのタイヤ太さは35mmです。

重量と耐パンク性能

基本的に足回りは重量が軽い方が加速力が上がりますし、走るのも楽です。おそらく前後で200gも違えばその威力を体感できるのではないでしょうか。

また、タイヤの重量だけではなくクリンチャー、チューブラー、チューブレスでホイールの軽さが違う所もポイントです。高価ですが、チューブラー専用ホイールは最も軽くできています。

ただ、高級で軽いタイヤほど耐久性や耐パンク性能を犠牲にしています。1本1万円以上するタイヤは相当軽いですがレース向けですね。サイクリングなどは安くて耐久性が高いタイヤの方が無難です。

購入する時は耐久性と軽さのバランスを考えてタイヤを選びましょう。また、タイヤの中にはパンク性能を高めるために特殊な素材を織り込んだものもあります

各メーカーの個性

タイヤメーカーは「ビットリア」「コンチネンタル」「ミシュラン」「パナレーサー」「シュワルベ」「ベロフレックス」などといろいろあります。

同じクリンチャーでもメーカーによって、ゴムや中に織り込んでいる素材がまったく違うので、乗り心地や耐久性などに特徴があります。そこで、次の記事では「スポーツ自転車のタイヤメーカー 特徴まとめ!」を書きたいと思います。

まとめ

  • タイヤの重量、太さ、材質で走りの軽さが変わる。
  • 大きく分けてクリンチャー、チューブラー、チューブレスの3種類がある。
  • 太さや重量は、耐久性とのバランスを考えて選ぶ。
  • タイヤメーカーによっても乗り心地や耐久性が違う。

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