前回のブログでは、ちょっと小難しいコーナーリング理論を書きましたが、今回はより実践的なやり方を紹介したいと思います。軽快に高速コーナリングすると気持ちいいですよ~。
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予測と判断
高速で安全、正確に曲がれるかどうかは、コーナリング前の時点ですでに決まっています。コーナー手前で的確な予測と判断でブレーキを使って速度調整し、どういったラインで曲がるのかをイメージする事が非常に重要です。
コーナー前にまずコーナー全体を見渡して、カーブの角度はどれくらいか?路面は濡れてないか?落ち葉、砂利、凹凸はないか?見えないコーナーの先はどうなっているか?車は来ていないか?などの状況を判断しリスクがあれば事前にスピードを落とすなり、危険な部分を避けるライン取りを考えます。
特に初めて走る道はカーブの先の予測が難しいのでスピードをしっかり落としましょう。また、前回のブログでも書きましたが、コーナーリング中のブレーキはスリップの危険が高いので基本的にダメです。
ブレーキング技術
コーナー手前でのブレーキングは非常に重要です。手前でしっかり速度をコントロールすれば後はラインに沿って曲がるだけ。ただ、無駄に速度を落としすぎたら曲がり切った後に加速する必要がありキツくなりますから、危険回避やライン変更ができる安全の範囲内でできるだけ高速で乗り切りたいですね。
ブレーキングはまず乗っているロードバイクの制動力を把握しておきます。ホイールがカーボンリムかアルミリムか、あるいはディスクブレーキかで制動力は変わってきます。
また、ブレーキのメーカー、グレードなどでも制動力が若干違ってきます。そして、強めのブレーキや急ブレーキを行う場合はお尻を後ろに引いて荷重を後輪に乗せロックスリップするのを防ぎましょう。この時に体に力が入っていると上手くマシンコントロールができないので力を抜いてリラックスした状態にしておきます。ブレーキングが終わったらお尻を元の位置に戻してコーナリングします。
行きたい方向に目線を置く
自転車は目線の方向に行ってしまうという特性がありますのでコーナリング中は常に行きたい方向に目線は置いておきます。同じ所に目線を止めてしまうと上手くコーナリングできないので、先に先にラインどりしたい方向へ目線を持っていきましょう。
コーナリングの練習方法
どんなスポーツでもそうですが、コーナリングも反復練習が効果的です。通勤途中やロングライドなどで慣れている安全なコーナーを使い、スピードや重心、乗り方を変えて練習しましょう。
いろいろと気づくことがあり上達のヒントになるはずです。また高速での急ブレーキや障害物をイメージして避けてみたり、わざと軽くロックさせて体勢を立て直す練習もいいですね。とりあえず、「上手なコーナリングを意識して乗る」ことが重要です。
まとめ
- コーナー手前での予測と判断でコーナリングは決まる。
- バイクの制動力を把握し、急なブレーキは重心を後ろにする。
- 常に目線は行きたい方向へ置いていく。
- 上手いコーナリングを意識して練習する。
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