オーダージャージとは、デザインを自分で作るオリジナルのジャージの事です。気の合う仲間やアマチュアロードレースチーム、自転車店グループなどのオーダージャージをよく見かけます。友達同士でもいいので、オリジナルのオーダージャージを作るとサイクリングもより楽しくなると思いますよ。
しかし、「デザインなんかやった事ない」という人がほとんどですよね。そこで今回は、失敗しないオーダージャージのデザインから注文までのコツを簡単に書きます。オーダージャージを注文する際の参考にしてください。
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製作の流れ
オーダージャージを制作できるメーカーは日本でも10社以上ありますが、デザインから完成品が届くまでの流れは各社ほぼ同じです。まずはデザインを決めた後に制作枚数やサイズを決めます。そして出来上がった見本ジャージを見て細かい部分の修正をし、本製作を行い完成品が届けられます。
- デザインを決める
- サイズを確認する
- 商品と数を決めてオーダーする
- デザインの見本をチェックする
- 本製作にはいり完成品が届く
こういった流れの中でポイントとなるのはやはりデザインです。デザインはお店に経験豊富なスタッフがいるので相談してもいいでしょう。また、完全に一からデザインする方法と、あらかじめ用意された何パターンかのベースを基にデザインを加える2通りの方法があります。デザインのイメージを伝えるのは特別な道具は必要ありません。紙に適当なラフさえ書けばお店の人も理解してくれます。
次にポイントとなるのはサイズ合わせです。サンプルを試着してしっかり確認しましょう。ロードバイク仲間の複数人で申し込む場合が多いと思いますが、全員試着をするのが基本ですね。この時点で、素材やお尻のパッドが選べるようならスタッフにおすすめや特徴を聞いて決めましょう。余談ですがパッドに柔軟剤を使うとコシがなくなるのでNGです!
その後、実際の生地にプリントされたデザインを確認して本製作へと入ります。本製作に入ったらもう後戻りはできないので、最終チェックは重要です。ただ、メーカーによっては、実際のプリントデザインを確認できない場合もあります。どこまで確認させてもらえるかは、デザイン製作する時点でお店の人に聞いておきましょう。
デザインを考える
デザインはできるだけ細かい部分までイメージを固めておきましょう。お店としては、ただ「カッコよくしてください」と言われても、カッコよさは人それぞれなので困ってしまいます。ザックリした感じでもいいのでラフ画を用意したほうがいいですね。
デザインを決める時は、まず派手にするかシンプルにするのかを考えます。最近はプロチームでもシンプルなデザインが多くなっていますが、派手でうるさいデザインも個人的に好きです。もしシンプルにするにしても、ちょっと個性を出せるアクセントを加える事で素敵なデザインになりそうですね。ともかくデザインは難しく考えずに楽しみながらやってみましょう。
また、多人数でオーダージャージを作る場合は、それぞれの感性がぶつかるので中々決まらないこともあります。誰かがリーダー役をして、取りまとめるとスムーズに事が運びます。
カラーリングについて
デザイン的には使う色は多くない方がスッキリとまとまって大人な感じになります。また、ベースカラーとロゴカラーの組み合わせは重要です。下の画像は3色のベースカラーに8色のロゴカラーを組み合わせた、色彩パターンです。カラーリングを決める際の参考にしてください。
色を決める際には注意点が2つあります。1つ目は蛍光色を入れる場合、他の色は黒か白など落ち着いた色にする事です。蛍光色と赤などの鮮やかな色は相性が悪く失敗する危険があります。
2つ目は金色、銀色の使用はプリントしにくく生地の質によって見え方が違うので扱いが難しい事です。他にもカラーリングに問題がないかどうかは、お店の人にアドバイスを貰ってもいいでしょう。カラーリング以外にも一方的にこちらのアイデアだけを伝えるのではなく、詳しいスタッフに意見を貰いながら進めると良い物ができそうですね。
キャラクターは版権に注意
地方のマスコットキャラクターやアニメや漫画のキャラをジャージに取り入れたい人もいるかもしれませんが、版権は事前にチェックしておきましょう。キャラ以外にもブランドのロゴやデザインをそのまま盗むのは問題です。使用する場合は許可を得るしかないですね。ちなみにわが県のマスコット「くまモン」は版権がゆるく申請すれば無料で使用できます。よかったらどうぞ(笑
重要なサイズ選び
デザインと同じくらい重要なのがサイズ選びです。ジャージを製作する会社によってサイズ感は違います。ゆったりしたシルエットの製作会社もあれば、ピチッとしたレース用に近いシルエットを製作している会社もあります。
また、試着するときは実際に走っている姿勢を取ってみたり、鏡で全身をくまなく確認することが大切です。レース志向の人は空気抵抗が増えないように大きなたるみや違和感がないかを見ましょう。チェックする項目は以下となります。
- 胸やお腹まわりの状態をチェック
- 腕や肩回りの状態をチェック
- 裾や袖の長さをチェック
- ポケットの位置。中身を取りやすいかチェック
- お尻のパッドの位置
まとめ
- オーダージャージをロードバイク仲間で揃えるとライドも楽しくなる。
- デザインはできるだけイメージを細かく固めてラフを書く。
- カラーリングには注意点がある。
- キャラクターやブランドのロゴ、デザインを使う時は版権に注意する。
- サイズ選びはしっかりと行う。
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