マンガ大好きのロードバイク乗りである自分が、面白くて人気があるおすすめ自転車コミック漫画をピックアップしてみました。ついでに漫画作品でアニメ化、映画化された情報もまとめまてます。いろいろ調べると人気作からアウトローなものまで20作品もありました。結構な数ありますね。
内容を見ると興味をそそられる作品ばっかりなので、それぞれどんな漫画なのか書いていきたいと思います。まずは「シャカリキ!」「オーバードライヴ」「南鎌倉高校女子自転車部」「サイクル野郎」の4作品からです!
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シャカリキ!(曽田正人)
トップバッターは大好きなこの漫画しかありません(笑)。坂を登ることに執着し、圧倒的なクライマーとして成長していく熱き魂の「野々村輝(ののむらてる)」が主人公の本格的なロードレース漫画です。少年漫画なのでギャグも適度に入っていて読みやすいですが、輝が熱すぎて感動するストーリーになっています。
物語は輝の小学生時代から始まり、初めて買ってもらった自転車で町一番の激坂に挑戦し続けます。そして、元ロードレーサーの父を持つ「由多比呂彦(ゆた ひろひこ)」に出会い同じ高校に行くことを決意。高校では自転車部に入部し、先輩でエースの「鳩村大輔(はとむら だいすけ)」と比呂彦と共にロードレース大会に挑みます。その後、話は社会人を交えてのロードレースまで続きます。
無口な輝は本当の坂バカで、レースの結果よりも「坂を一番に登る」という事に情熱を燃やし、プライドを持っているキャラクターです。どんな状況でも必死な顔で坂に移動む姿がカッコイイです。それに対して比呂彦はスプリンター、ルーラータイプで平地が得意ですね。あだ名も「ロケット由多」。エースの鳩村先輩はオールラウンダータイプで強さを見せつけます。
その他に輝のライバルとしてコロンビア出身のクライマー「ハリス・リボルバー」や、社会人ロードレースでは皇帝(カイザー)と呼ばれる「酒巻玲於奈(さかまき れおな)」など多くの個性的なキャラが登場します。
ちなみに自転車漫画でありがちな背中に羽が生える描写はシャカリキ!が最初です。最終巻ではまさかの展開が待ち受けてるので、最後まで楽しめるでしょう。ヒロインとのチュー♡もあります(笑)。本当に見どころ満載です!映画化もされていてDVDもあります。気になる人はチェックしてみてください。
おすすめ度:★★★★★
作品情報
1992年~1995年まで4年間『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載された。コミックスは全18巻、愛蔵版は全7巻出ている。映画も2008年9月6日に公開されており、監督は大野伸介、主演は遠藤雄弥。
Over Drive – オーバードライヴ(安田剛士)
オーバードライヴも個人的に大好きです!天然ボケで愛くるしい高校生「篠崎ミコト(しのざき ミコト)」は気が弱くていじめられっ子だったが、密かに思いを寄せる深澤さんから自転車部に誘われたことがキッカケで人生が変わります。
最初は自転車に乗れなかった(笑)が、仲間と共にいろいろなレースに参加することで徐々に成長し最後はツール・ド・フランスで活躍するまでになります。
他のキャラクターもなかなか強烈で、自転車部キャプテンであり深澤さんの兄でもある「深澤遥輔(ふかざわ ようすけ)」は高校ロードレースの有名人。オールランドに強く特にダウンヒルが大得意。遥輔を支える幼馴染「寺尾晃一(てらお こういち)」は普段目立たないが影の実力者。本気を出したら遥輔よりも速いとも言われているが普段はアシストに徹しています。
そしてミコトの謎の同級生「大和武(やまと たけし)」通称クロスケはスペイン人プロロードレーサーの父を持つ天才肌。この個性的な4人がこれまた個性的なライバル校や社会人レーサーと様々なレースを展開していきます。
“最強軍団“ 陸崎東高校、海外留学生で固めた城寶学院高校、“北の戦闘集団” 日帝大附属高校、注目のプロレーサー「兵藤直人(ひょうどう なおと)」などライバルのキャラも立っていますよ!
おすすめ度:★★★★★
作品情報
2005年~2008年まで4年間『週刊少年マガジン』で連載された。コミックスは全17巻、愛蔵版は全7巻出ている。テレビアニメ化されたほか、原作漫画の後日談に当たるストーリーの小説化もされた。
南鎌倉高校女子自転車部(松本規之)
作者が「自転車」と「少女」をテーマにし、鎌倉を舞台にしたイメージイラスト集『南鎌倉高校女子自転車部』を描いたところ、コミック化されて連載が始まりました。
主人公の「舞春 ひろみ(まいはる ひろみ)」は長崎から鎌倉に引っ越して高校生活を始め、仲間との出会いがあり自転車部に入って活躍します。クリテリウムレースなども出場しますが、まったり系なのかレース系の漫画なのかイマイチはっきりしてません・・。
元々作者はイラストレーター?だからなのかストーリーが少し迷走気味(笑)。絵はきれいなので、ロードバイク初心者であればハウツーコミックとして読んでみてもいいかもしれませんね!
おすすめ度:★★★☆☆
作品情報
2011年より『月刊コミックブレイド』(マッグガーデン)で連載中。コミックスは2016年10月の時点で8巻まででている。2015年にテレビアニメ化された。
サイクル野郎(荘司としお)
昭和の時代に発刊された自転車コミック漫画のさきがけ的作品。主人公の一人「丸井輪太郎(まるいりんたろう)」は、自転車屋の跡取り修行として、同級生の「矢野陣太郎(やのじんたろう)」と共に自転車で日本一周の旅に出ます。
そこで、「日高剣吾(通称ナマハゲ)」と出会い3人で旅を繰り返すのですが、爆弾魔が現れたり、自転車で崖から転落したり、犬を遠くの飼い主に届けたりと予想できない過激なトラブルが次々と起こります(笑)。
トラブルを乗り越えながらも、メンバーはバラバラになったり合流したりしながら話は進みます。主人公たちの寝泊まりは基本野宿で、全体的にハチャメチャでワイルドな作品ですが面白いことは間違いないです!今とは時代背景が違うので、昭和の雰囲気も感じられるはずです。
おすすめ度:★★★☆☆
作品情報
1974年から1982年まで「少年キング」に連載された最古の自転車漫画。コミックスは全37巻も出されているが発刊が古いため手に入れにくい。ヤフオクでそこそこの価格で出品されている。