ロードバイクのトレーニング!3本ローラー・固定ローラーの選び方

速く走りたい!

最終更新日: 2017.07.5

ロードバイクのトレーニングに!3本ローラー・固定ローラーの選び方

ロードバイクで速く走りたい!と思っている人は多いと思います。今では多くのアマチュアロードレースや耐久レースが各地で開催されるようになり、初心者でも気軽に参加できます。のんびりしたサイクリングも楽しいですが、レースも違った楽しさがあるので、まだ未経験だという人は一度挑戦してみましょう。

そこで、ロードバイクで速く走る為のトレーニングに欠かせないローラー台についてまとめます。ローラー台には様々なタイプがあり、特徴やメリット、デメリットも様々です。そういった部分も含めて選び方を書きます。ローラー台を購入する際の参考にしてください。

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ローラー台って何?

ローラー台は移動せずにロードバイクで走れるアイテムです。大きく分けて「3本ローラー」「固定ローラー」「特殊ローラー」といったタイプがあり、主にロードバイクのトレーニングに使われます。室内でも乗る事ができ、天気に関係なく走れるのが特徴です。

ローラー台があると室内で快適にロードバイクに乗れる

さらに、道路を走ると信号や人、車が通っているので、たびたび減速や停止をしなければならず安定したトレーニングができません。その点、ローラー台は気が済むまで走り続けられるので、トレーニングメニューが立てやすく便利なのです。そして、交通事故の心配がないので思いっきりスプリントしたり、顔を下を向けながらもがく事も可能です

また、暑い夏の日はクーラーのきいた涼しい部屋で、寒い冬は暖かい部屋でロードバイクに乗れるのは嬉しいですね。部屋の環境によってはテレビや動画を見たり、音楽を聴きながら走れるので、楽しくトレーニングできます。

必須アイテム

ローラー台を使うには、いろいろと準備が必要です。まずはローラー台に乗れるスペースを確保する事ですね。地面が水平であれば室内でも外でもかまいません。初めて乗るならば手をすぐに置ける壁や手すりがある場所がいいです。両方手が付ける家の狭い廊下でやっている人もいます(笑

次に防音や振動を吸収するマットです。ローラー台に乗るとけっこうな振動と音が出ます。そこでローラー台の下にマットを敷くと振動と音は軽減されるのです。特に一軒家の二階やマンション、アパートで乗る時は必要です。
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次に扇風機です。普通に道を走るのであれば、体に風があたり汗は気化していきます。しかし移動しないローラー台では風がなく汗が気化しません・・。もうビックリするぐらい汗がポタポタ落ちます。なので冬でも扇風機があった方がいいです。できれば工業用の大きいのが欲しい所・・。また、大事な愛車が汗まみれにならないようガードするアイテムも販売されています。
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自転車でローラー台練習時の汗受けネット

最後に必要ではないのですが、アイパッドをハンドルに固定するアイテムも販売されています。トレーニングをしながらアイパッドで動画を見たり、ズイフトを楽しみたい人にはあると便利ですね。
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自転車(ロードバイク)にアイパッドを固定するアイテム

3本ローラーの特徴

それではローラー台のタイプ別に特徴、メリットとデメリットを書いていきます。まずは3本ローラーです。その名の通り3本のローラーの上を走ります。何も支えがないので乗るにはコツを覚える必要があり、バランスを崩すと転倒します。高機能なモデルになると負荷の調整が可能となっているのでトレーニングの幅が広がります。

3本ローラーの特徴とメリット、デメリットまとめ

何も支えがない為、バランス力と体幹が鍛えられます。また、ある程度きれいなペダリングをしないと上手く走れないため自然とペダリングも矯正されます。そして、実際に走っているかのような疾走感があり乗り味は気持ちいいです。音も比較的静かで振動も気になる程ではありません。後、ほとんどの3本ローラーが折りたたみ式で収納もスッキリできます。

デメリットとしては、常にバランスを保っていないといけないので気が抜けないことです。何かしながらトレーニングしたい人には向いていませんね。また、ダンシングが難しくお尻を休められないので痛くなる人もいます。固定ローラーに比べて価格が高いのも難点です。(関連記事:おすすめ 3本ローラー台 7選

【メリット】

  • バランス力と体幹が鍛えられる
  • きれいなペダリングが身に付く
  • 疾走感があり楽しい
  • 音が比較的しずか
  • 振動が比較的少ない
  • 折りたためるので収納が楽

【デメリット】

  • ダンシングが難しい
  • 気が抜けない
  • 転倒する危険があるので手すりが必要
  • 価格が高い

固定式ローラー台の特徴

次は固定ローラーです。リヤホイールの軸を固定してあるので倒れる心配はありません。3本ローラーより細かい負荷調整が可能で、単純な脚力と持久力アップに向いています。転倒の心配がないので重い負荷に設定し、ヒルクライムを想定したトレーニングもしやすいですね。また、価格も安いので購入しやすいです。

固定ローラーの特徴とメリット、デメリットまとめ

デメリットは疾走感が感じられずタンタンとした作業になりがちな事です。まあ、テレビや動画を見たり、音楽を聞いたり工夫すれば大丈夫でしょうが・・。そして、3本ローラーに比べて振動と音が大きいのもちょっと気になります。

後、リヤタイヤとローラーには圧がかかっているので、カスが出るくらいタイヤがゴリゴリと削れていくのも難点です。固定ローラーを使う人はとにかく丈夫で安いタイヤを買い替えて使うしかないですね。対策として固定ローラー用の格安ホイール&タイヤを別に用意している人も多いです。(関連記事:おすすめ固定ローラー 9選

【メリット】

  • 脚力と持久力が鍛えられる
  • 転倒の心配がなく安心
  • 負荷調整を細かくできる
  • 価格が安い

【デメリット】

  • 疾走感がない
  • 音が比較的大きい
  • 振動が比較的大きい
  • リヤタイヤが削れて摩耗が早い

特殊なローラー台の特徴

近年、3本式と固定式の他にも様々なタイプのローラー台が登場しています。まずは3本ローラーのフロントにローラーを1つ追加した4本ローラー。特徴はほぼ3本と同じですが安定感が格段に上昇しています。

自転車トレーニング 4本ローラーのイメージ図

次にフロントタイヤを外してスポークを台に固定し、リヤのみ3本ローラーのように走れるハイブリッドローラー台があります。これだと転倒の心配がなく、疾走感もあり、リヤタイヤのゴムが削れる事もありません。まさに3本式と固定式の良い所だけを組み合わせた性能ですね。また、フロントの高さを調整する機能もあるので実際のヒルクライムをしているようなトレーニングも可能です。もちろん負荷調整付です。

固定ローラーと3本ローラーを足した性能を持つハイブリッドローラー

最後にリヤホイールを外してから、はめ込むタイプのローラー台を紹介します。特徴としてはタイヤとローラーが擦れないので、大変音が静かで振動も少ない事です。また、走行データなどを採取しやすくなってます。

スプロケに装着するローラー台

特殊なローラー台はこれ以外にもあり、新しい仕組みの物もどんどん発表されています。今後もっと進化すればより便利になっていくと思います。(関連記事:おすすめの最新特殊ローラー 7選

デジタル式のローラー台

最近はデジタル式で他のアプリと連動するローラー台も続々と登場しています。このローラー台で遊べるアプリといったら、最近話題のズイフト(Zwift)ですね。簡単に言うとPCを通して世界中のロードバイク乗りと仮想空間で一緒に走れるアプリです。随時レースやサイクリングイベントも行われています。詳しくは「人気上昇中のZwift【ズイフト】って何?」を見てください。

ローラー台で遊べるアプリ ズイフト(Zwift)

これからはズイフト以外にも色々なアプリが登場するでしょう。ローラー台を使った遊びは益々発展しそうです。もし、ズイフトを始めたいと思ったら「Zwift【ズイフト】で使えるスマートトレーナー(ローラー台)」でズイフト対応のローラー台をまとめています。

まとめ

ローラー台には様々なタイプがあるので、使う環境や目的に応じて選びましょう。安くない買い物なので購入はよく考えたほうがいいですね。皆さんが楽しいローラー台生活を送れますように!

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