メンテナンスや修理に必須!ロードバイクのパーツ別適正トルク表!

メンテナンス・修理・調整

最終更新日: 2017.06.3

メンテナンスや修理に必須!ロードバイクのパーツ別適正トルク表!

前回の記事で「締め付けトルクが重要な理由」について書きましたが、今回はパーツ別 締め付けトルクの目安、シマノ(shimano) コンポーネントの適正トルク、カンパニョーロ(Campagnolo) コンポーネントの適正トルクをザックリまとめました。

スポーツ自転車の修理やメンテナンス時の参考にしてください。ただ、今回掲載してあるのは、あくまで参考の数値です。適正トルクが本体に書いてあるパーツもあるので必ずチェックしてみてください。

まとめたトルク値は「パーツ別 適正トルク」「シマノ コンポーネントの適正トルク」「カンパ コンポーネントの適正トルク」です。

パーツ別 適正トルクの目安

各パーツ別 適正トルクの目安です。なお、カーボンは割れやすく、低めのトルクにしないと破損する可能性があるので注意!

  • ステム(コラム側)  – 【4~8Nm】 フォークコラムがカーボンの場合は、指定トルクの記載がないか要チェック。
  • ステム(ハンドル側)  – 【4~6Nm】 ハンドルがカーボンの場合は、指定トルクの記載がないか要チェック。
  • ヘッドパーツ  – 【1~2Nm】
  • ペダル  – 【30~50Nm】
  • シートポスト  – 【3~10Nm】 シートポスト、フレームがカーボンの場合は、指定トルクの記載がないか要チェック。
  • サドルの固定  – 【18~22Nm】 サドルのレールがカーボンの場合は、指定トルクの記載がないか要チェック。
  • ボトルゲージ  – 【2~4Nm】 フレーム、ボトルゲージがカーボンの場合は、特にオーバートルクに注意。

シマノ コンポーネントの適正トルク

  • シフター  – 【6~8Nm】
  • ブレーキ 本体取り付け  – 【8~10Nm】
  • ブレーキ ワイヤー – 【6~8Nm】
  • ブレーキ シューホルダー  – 【5~7Nm】
  • ブレーキ シュー  – 【1~1.5Nm】
  • BB(ホローテックⅡ)  – 【35~50Nm】
  • クランクボルト  – 【42Nm】
  • クランク チェーンリングボルト  – 【12~16Nm】
  • クランクキャップ  – 【0.7~1.5Nm】
  • Fディレイラー  – 【5~7Nm】
  • Fディレイラー ワイヤー  – 【5~7Nm】
  • Rディレイラー  – 【8~10Nm】
  • Rディレイラー ワイヤー  – 【5~7Nm】
  • プーリーケージ  – 【1.5~2Nm】
  • カセットスプロケット  – 【30~50Nm】
  • ペダル  – 【35Nm以上】
  • クリート  – 【5~6Nm以上】 SPD、SPD-SLどちらも同じトルク。

カンパ コンポーネントの適正トルク

  • シフター(エルゴパワー)  – 【10Nm】
  • ブレーキ 本体取り付け  – 【10Nm】
  • ブレーキ ワイヤー – 【5Nm】
  • ブレーキ シューホルダー  – 【8Nm】
  • ブレーキ シュー  – 【1~1.5Nm】
  • BB(ホローテックⅡ)  – 【35Nm】
  • クランクボルト  – 【12~14Nm】
  • クランク チェーンリングボルト  – 【8Nm】
  • Fディレイラー(直付)  – 【7Nm】
  • Fディレイラー(バンド)  – 【5Nm】
  • Fディレイラー ワイヤー  – 【5Nm】
  • Rディレイラー ワイヤー  – 【15Nm】
  • Rディレイラー ワイヤー  – 【6Nm】
  • プーリーケージ  – 【3Nm】
  • カセットスプロケット  – 【40~50Nm】

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