ボルトの締めすぎはダメ!締め付けトルクが重要な理由とは?

ボルトの締めすぎはダメ!締め付けトルクが重要な理由とは?

スポーツ自転車はハンドルやサドルなど、パーツを組み合わせるのに多くのボルトが使われています。ほとんどが六角レンチのボルトですが、全てのボルトに適正な締め付けトルクが決められています。しかし、でメンテナンスする時に、多くの人がボルトが締め付けすぎているように思います。

そこで今回は、締め付けトルクとは何なのか?どうして締め付けトルクがあるのか? もし締め付けトルクを守らなかったらどうなるのか? トルクレンチを持っていない人はどうしたらいいのか?を書きたいと思います。

【関連記事】
メンテナンスや修理に必須!パーツ別適正トルク表

締め付けトルクとは?

ボルトを締め付ける決められた力加減のことです。ボルトの太さや大きさ、材質、使用する箇所によって締め付けトルクは変わってきます。基本的にパーツ別にトルクの目安がありますが、パーツ本体に指定トルクが書いてある場合もありますので、組み付けるときはチェックしてみましょう。

また、締め付けトルクを計測する時はトルクレンチという工具を使います。(関連記事:ロードバイクのパーツ別適正トルク表!

トルクレンチをAmazonで購入する

ボルトの締めすぎはダメ!締め付けトルクが重要な理由とは? トルクレンチ

トルクレンチ

どうして締め付けトルクがあるの?

締め付けがゆるかったらパーツが動くので危険なのは想像できますが、締め付けすぎはなぜダメなのでしょうか?それは、締めすぎてボルトのネジ部分が伸びきってしまうと固定力が弱まるからです。

ボルトを適正トルクで締めるとボルトのネジ部分がわずかに伸びて元に戻ろうとする力が働き、パーツをつなぐ強い固定力が発生します。しかし、締め付けすぎるとネジ部分が伸びきってしまい、元に戻ろうとする力が無くなり、パーツを固定する力が弱まってしまうのです。

ボルトのネジ部分が伸びきってしまうと固定力が弱まります。

しかも、伸びきったボルトは元には戻らないので本来の性能に回復しなくなります。その場合はボルトの交換が必要です。また、それ以上にきつく締めるとネジが切れたり、切断しやすくなります。

もし締め付けトルクを守らなかったら?

締め付けがゆるかったりキツ過ぎると走行中にパーツが動いたり、突然外れてしまいます。もしも走行中にパーツ固定に異常があると派手な落車につながるので非常に危険です。特に高価なカーボン製品は締めすぎると割れたり歪んだりしやすいので注意です!頑張って買った高価なカーボンフレームが割れたらすごいショックですよね・・。

また、異常があるときは自転車に大きな負荷がかかる場面が多いです。たとえば下り坂で猛スピードで走っていてわずかな段差で衝撃を受けたとか、スプリントで自転車を激しく踏んで左右に振っている時などです。こんな状況でパーツが突然外れたり動いたりしたら非常に危険なのは簡単に想像できます。(怖

そんな理由で適正な締め付けトルクを守る事はとっても重要です。ロードバイク、クロスバイクはつくりはシンプルですが、一つ一つのパーツや組み付けは精密かつ繊細にできているのでボルトはしっかり組み付けるようにしましょう。

乗る前の簡単なチェックや、定期的な点検もちゃんとやったほうがいいですね。簡単なチェック方法としてはハンドルを持って5cmほど前輪を浮かし、軽く落として異音やガタがないかを確認するやり方があります。

トルクレンチを持っていない場合は?

ロングライドなどでわざわざトルクレンチを持ち歩く人はなかなかいないでしょう(笑 しかし、旅先で膝が痛くなりサドルを下げたり、ポジション調整することはあると思います。そこで簡単にトルク管理をする方法ですが、六角レンチのたわみ具合で調整します。

やり方はボルトを最後に締め付ける際に六角レンチの外側に力を加えて、わずかでもたわんだ所で止めます。六角レンチは大体たわんだ所がボルトの大きさとトルクが適正になるようにできています。ただ、正確ではないので後でプロショップに持ち込むなどしてトルクを再チェックした方が無難ですね。

トルクレンチを持っていない場合は六角レンチのたわみで調整。 ボルトの締めすぎはダメ!締め付けトルクが重要な理由とは?

まとめ

  • 締め付けトルクとはボルトを締める力加減の事です。パーツにはそれぞれ指定トルクがあります。
  • ボルトの固定力を最大限に発揮するために決められた指定トルクがあります。締めすぎるとボルトが伸びて固定力は回復しません。
  • 締め付けトルクを守らないと、パーツが突然外れたり動いたりと事故の危険性が高まります。
  • トルクレンチがない時は六角レンチがわずかにたわんだ所が適正トルクです。

【関連記事】
メンテナンスや修理に必須!パーツ別適正トルク表

関連記事

  1. チューブラータイヤのパンク対策!シーラント剤は効果があるのか?

    メンテナンス・修理・調整

    チューブラータイヤのパンク対策!シーラント剤は効果があるのか?

    ロードバイクのチューブラータイヤは、軽量でパンクしにくいのでレース志向…

  2. 【画像】でわかりやすい!ロードバイクのチューブラータイヤ交換方法

    メンテナンス・修理・調整

    【画像】でわかりやすい!ロードバイクのチューブラータイヤ交換方法

    クリンチャーとは全く違った仕組みのチューブラータイヤ。クリンチャーに比…

  3. 簡単にできる!スポーツ自転車のリヤディレイラー調整方法!

    メンテナンス・修理・調整

    簡単にできる!ロードバイクのリヤディレイラー調整方法!

    スポーツ自転車は使っていくうちにワイヤーが伸びて、変速が微妙にギクシャ…

  4. クランクアーム長さと身長の適正表|ロードバイク

    メンテナンス・修理・調整

    クランクアーム長さと身長股下の適正表|ロードバイク

    ロードバイクのクランクアームには長さがいろいろあり、基本的に2.5mm…

  5. ロードバイクのメンテナンス用具

    メンテナンス・修理・調整

    自転車の簡単メンテナンスと洗い方|ロードバイク

    ロードバイクは自転車にしては非常に高価なので、大事に長く乗りたいですよ…

  6. チェーン落ち対策!スポーツ自転車のフロントディレイラー調整方法!

    メンテナンス・修理・調整

    チェーン落ち対策!ロードバイクのフロントディレイラー調整方法!

    ロードバイク・クロスバイクに乗っていて、フロントを変速しようとしたら、…

人気記事

  1. ロードバイクのパワーメーターまとめ ペダル型・ハブ型・特殊型
  2. ローラー台やバイクスタンドの有名ブランド「ミノウラ」が人気の理由
  3. 簡単にイメージを変える!カッコいいロードバイクになる配色のコツ!
  4. road ロードレースの面白さ
  5. ロードバイク乗りにおすすめ!男のすね毛をツルツルにする人気脱毛法
  6. 使用目的で選ぶ!サイクルコンピュータのおすすめ情報
  7. ロードバイクのサドルブランド10選!特徴と性能を比較
  8. 誰でも簡単にすぐできる!ロードバイクで速く走れる呼吸法とは?
  9. ロードバイクのアイウェアの種類と選び方!- スポーツサングラスのレンズなど
  10. デザインから注文まで!失敗しないオーダージャージ選びのコツとは?

アーカイブ

  1. 安くて丈夫で軽い!おすすめクロスバイク13選!

    完成車情報

    安くて丈夫で軽い!おすすめクロスバイク 13選!
  2. スポーツ自転車で挑戦!大人の競技「ブルベ」とは?必要な装備まとめ

    初心者入門

    大人の自転車イベント「ブルベ」とは?必要装備まとめ
  3. アルミクリンチャーホイールからカーボンチューブラーに交換した感想

    ウェア・アクセサリー

    アルミクリンチャーホイールからカーボンチューブラーに交換した感想
  4. ロードバイクの異音発生メカニズム&異音の原因を突き止める方法!

    メンテナンス・修理・調整

    ロードバイクの異音発生メカニズム&異音の原因を突き止める方法!
  5. 自転車活用推進法で日本はどう変わるのか?サイクリストの心構え

    楽しい自転車日記

    自転車活用推進法で日本はどう変わるのか?サイクリストの心構え
PAGE TOP