春になって暖かくなるとサイクルパンツも短くなりますね。そうなると気になるのはスネ毛の処理です。自分も冬の間は剃っていませんでしたが、今度の休みにでも早速剃りたいと思います。
そんなスネ毛ですが、なぜロードバイクに乗っている多くの人は剃っているのでしょうか?ロードレースをする人に至ってはほぼ100%剃っています。そこで、「スネ毛を剃る理由」と「毛が濃くならない処理方法」「ムダ毛処理に必要なアイテム」について書きます。
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すね毛を剃る理由
ロードバイク乗りがスネ毛を剃る理由を調べると、いくつか説があるようです。その理由を挙げて内容の信ぴょう性についてまとめます。
空気抵抗を軽減
まずは空気抵抗の軽減の為に剃るって説です。脚でわずかにふさふさしているだけのスネ毛にそこまでの空気抵抗があるんでしょうか?つい最近まで、その真偽はわからず、都市伝説みたいな扱いも受けていました。スネ毛つるつるなのに顔が髭だらけみたいなプロ選手もいましたしね。
しかし近年、室内で人工風を起こし空気抵抗の実験をする装置(風洞実験)で、予想以上にスネ毛の空気抵抗が高いことが分かりました。ロードバイクの有名メーカー「スペシャライズド」で風洞実験を行っていた時、テストに参加する選手が偶然スネ毛を剃り忘れたのです。そして、スネ毛を剃る前と剃った後のデータを比較した結果、7%も空気抵抗を軽減できるとわかりました。
空気抵抗が7%軽減されれば、40km走ったとして50秒~80秒もタイムが違う計算になります。この結果に驚いたスペシャライズドは、さらに5名の選手で同じように風洞実験を行いました。すると同様に空気抵抗が軽減されたのです。
つまり、スネ毛を剃ると空気抵抗の軽減ができるので、つるつる脚は正義!という事になります。速く走りたいロードバイク乗りは、周りの目を気にせず堂々と剃り上げましょう!
ケガの治りが早い!?
ロードレースに出場すると落車に見舞われることが多々あります。自分がどんなに気を付けていても巻き込まれてしまうのです。そして、擦り傷などのケガをしやすいのは脚ですよね。スネ毛があると治りかけの傷口に引っかかったりして治癒を遅くします。なので、ロードレースに出場するのであれば、スネ毛を剃っておくのです。
昔からの流れと見た目
ロードバイク乗りのつるつる脚は古い歴史があります。周りが剃っている中で自分だけボウボウなのは中々に勇気がいりますね。見た目的にもカッコいいロードバイクにはきれいな脚で乗った方が様になる気がします。自分も一緒に走ってる人がスネ毛生えてたら気になってチラチラ見てしまいますね(笑
まとめ
以上の事からスネ毛は剃った方がいいでしょう。しかし、速く走りたいわけではないし、ただ楽しんでロードバイクに乗りたいんだ!って人はボウボウでもいいんじゃないでしょうか。ボウボウ脚で楽しそうにひたむきに走っている姿は男らしいとも言えます。周りの目を気にせず存分にロードバイクを楽しみましょう。
毛が濃くならない処理方法
毛が濃くなる原因、濃くなるのを防ぐ剃り方、正しい剃り方を紹介します。
剃ったらなぜ毛が濃くなるのか?
毛を剃ると、自然な毛先にある細い部分が切り取られ、根元の太い部分が先端となって生えてくるので濃くなったように見えます。それ以外にも、剃り方が悪くカミソリで肌を傷つけると、毛が肌を守ろうとして太く強くなっていくのです。
濃くなるのを防ぐ剃り方
毛が濃くならないようにする注意点を7つまとめました。基本的に肌をできるだけ傷つけない方法です。
【逆剃りをしない】
毛が長い場合、流れに逆らう方向に剃ってはいけません。毛根に負担がかかりやすいからです。短い毛なら問題ありません。
【から剃りをしない】
肌にシェービングクリームなど、何も塗らずにカミソリを当てると皮がむけて肌が傷つきます。
【カミソリは軽くあてる】
しっかり毛を剃ろうとカミソリを肌に強くあてるのは良くありません。肌にダメージが残ります。
【同じ所を重ねて剃らない】
何度も同じ部分を剃ると肌を痛めます。やめましょう。
【カミソリを定期的に交換する】
カミソリを長い間使うと刃が劣化して肌を傷つけてしまいます。そればかりか毛がうまく剃れずに何度も同じ所を剃る事になり、さらに肌によくありません。1カ月に1回は交換するようにしましょう。
【濡れたまま保管しない】
カミソリを使用後に濡れたまま放置するのは良くありません。使ったら水気をとり、風通しの良い所に保管して乾かしましょう。間違ってもお風呂場に放置するなどしてはいけません。
【毎日剃らない】
毎日カミソリを肌に当てると、肌が回復する時間がなくどんどん荒れていきます。剃る間隔は2~3日は空けましょう。
正しい剃り方
正しい剃り方の手順を紹介します。
- お風呂で肌と毛を温めて柔らかくする。
- シェービングクリームを塗る。
- 毛の流れの剃ってカミソリで剃る。
- 毛が短くなったら毛の流れの逆らって剃る。
- 暖かいタオルでクリームを拭く。
- 剃り残しをきれいにして仕上げる。
- 冷たいタオルで肌を引き締める。
- ローションクリームで保湿する。
ムダ毛処理に必要なアイテム
ロードバイクにカッコよく乗るために、スネ毛を処理するためのアイテムをいくつか紹介します。
カミソリ
カミソリはスネ毛剃りの定番アイテムですよね。定期的な交換が必要ですが、その分価格が安く衛生面に優れています。高価な物になると刃だけ交換して使うタイプがあります。
ボディシェーバー
カミソリよりやや高価ですが、電動なので素早くきれいに毛を剃ることができます。安い商品だと3000円くらいであるので、長い目で比較するとカミソリよりコストパフォーマンスはいいかもしれません。自分もスネ毛剃りにはボディシェーバーを使ってます。
脱毛器
毛を剃るのではなく、毛根に働きかけて脱毛するアイテムです。毛根から抜くので次に生えるまでの期間が長く、使い続ける事で生える毛が薄くなり減っていく効果もあり、根本から解決したい人におすすめです。安い物だと4000円くらいで購入できます。
シェービングクリーム
毛を剃る前に肌に塗る事で傷つくのを防ぐアイテムですね。クリームタイプの他にもジェルタイプ、スムースタイプなど様々な種類があります。カミソリを使う場合は必ず使いましょう。
保湿ローションクリーム
毛を剃った後や脱毛後に肌に塗ってダメージを防ぎましょう。クリームタイプ以外にローションタイプなどもあります。保湿クリームを塗ると、その後の肌の状態が全く違いますよ。