リヤディレイラー交換は注意! GSとSSの違いとは?ロードバイク

リヤディレイラー交換は注意! GSとSSの違いとは?

ロードバイクのリヤディレイラーとカセットスプロケット(以下スプロケ)を交換する場合は注意が必要です。リヤディレイラーにはGS(ロングケージ)とSS(ショートケージ)の2タイプがあるからです。また、スプロケの歯数を変更する場合、リヤディレイラーのタイプによっては適応しない可能性があるので確認しましょう。

そこで今回は、「SSとGSの違い」と、「スプロケ歯数とクランク歯数の関係」「キャパシティの計算方法」を簡単にわかりすく紹介します。

SSとGSの違い

違いは単純です。ディレイラー本体からプーリーまでのプレートの長さが違います。GSの方がプレートが長く、変速での動作幅が大きくなるので、11-32Tなど最小ギアと最大ギアの差が大きいスプロケに対応できるのです。逆に12-25Tなど、最小ギアと最大ギアの差が小さいスプロケだと、GSは長すぎてうまく動作しないのでSSしか対応できません。

ロードバイクのリヤディレイラー GSとSSの長さの違い

GSとSSの長さの違い

スプロケット歯数とクランク歯数の関係

GSとSS、自分のロードバイクにはどちらが適正かを判断するには、4つの項目を確認する必要があります。対応最大歯数、対応最小歯数、フロントのギア歯数差、トータルキャパシティーの4項目です。この4項目が全て対応していないと、GSとSSそれぞれのディレイラーは使えないのです。

そして、この4項目はコンポーネントのメーカーやグレードによって違うので、メーカーの対応表をしっかり確認しましょう。参考までに下の表は「シマノ 105」のリヤディレイラー対応表です。タイプはSSとなってます。

RD-5800-SS

対応最大歯数(ロー/トップ)ギア 28T/12T
対応最小歯数(ロー/トップ)ギア 23T/11T
クランクのギア歯数差 16T
トータルキャパシティー 33T
【対応最大歯数(ロー/トップ)ギア】

まず、スプロケの対応最大歯数は28T/12Tとなっているので、ロー(1番大きいギア)は28T以下、トップ(1番小さいギヤ)は12T以下のギヤ歯数しかSSは対応していません。つまり、ローが30Tや32T、トップが14Tのスプロケは使えないのです。

【対応最小歯数(ロー/トップ)ギア】

次にスプロケの対応最小歯数は23T/11Tなので、ロー(1番大きいギア)は23T以上、トップ(1番小さいギヤ)は11T以上のギヤ歯数しかSSは対応していません。

まとめるとシマノ105のSSは、ロー 23T~28Tの範囲内、トップ 11T~12Tの範囲内にあるスプロケしか使えないのです。もし11-32Tや14-28Tのスプロケを使いたいなら、ディレイラーをGSに交換しましょう。

【クランクのギア歯数差】

GSかSSかを判断するには、スプロケの歯数以外にクランク歯数も確認する必要があります。上の表を見ると、RD-5800-SSのフロントのギア歯数差は16Tと記載してあります。これは、クランクのアウターギヤからインナーギヤの数を引いた数値が16以下しか適応しないと言う意味です。

アクターギア歯数 ー インナーギヤ歯数 = 16T以下

シマノのクランクはほとんど16Tに収まるので問題ないですが、他メーカーのクランクには53T/34Tなどがあり、歯数差が19Tとなるので使えません。

【トータルキャパシティー】

表を確認するとRD-5800-SSのトータルキャパシティーは33Tとなってます。これは使用するスプロケのローとトップのギヤ歯数差と、クランクのギア歯数差の合計が33T以内であればOKという事です。

例えば、スプロケは11-28T、クランクは50×34Tだとしましょう。スプロケのギヤ歯数差は28-11=17となります。クランクのギヤ歯数差は50-34=16です。これを合計すると17+16=33Tとなるので、このスプロケとクランクの組み合わせはRD-5800-SSで使えるという事になります。

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RD-5800-GS

参考までに、シマノ 105のGSタイプの表も掲載しておきます。

対応最大歯数(ロー/トップ)ギア 32T/12T
対応最小歯数(ロー/トップ)ギア 28T/11T
クランクのギア歯数差 16T
トータルキャパシティー 37T

この表を見ると、SSでは使えなかったロー(1番大きいギア)28T~32TのスプロケがGSでは対応範囲となってますね。トップ(1番小さいギヤ)の範囲は11T~12TなのでSSと変わりません。

クランクのギア歯数差はSSと変わらず16T、トータルキャパシティは1Tだけ多い37Tとなっています。間単にまとめると、ローが28T~32Tのスプロケ使いたい場合はGS、それ以外はSSといった感じですね。

ただ、先程も書きましたが、表の数値はコンポーネントメーカーやグレードによって違います。リヤディレイラー交換やスプロケ歯数を変更する場合は必ず4項目をしっかり確認しましょう。

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チェーンのコマ数も要チェック

ロードバイクでスムーズかつ正確な変速をする為には、チェーンのコマ数(長さ)も重要です。クランク歯数やスプロケ歯数を変更するならば、チェーンの長さも調整しましょう。

チェーンの最適な長さは、コンポーネントメーカーのマニュアルに記載してあります。詳しくは公式サイトを確認してください。また、チェーンの交換目安は走行5000kmです。ある程度走っているなら新品に交換したほうがいいですね。

シマノ公式サイトはこちら
関連記事:ロードバイクのチェーン交換方法!

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まとめ

  • GSとSSはアームの長さが違う
  • GSかSSかは4つの項目を確認する
  • リヤディレイラー交換、スプロケ歯数やクランク歯数変更した場合はチェーンの長さも調整する。

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