前回の記事で「【画像】で解説!ロードバイクのバーテープをきれいに交換する方法!」を書きましたので、今回はバーテープの選び方と素材別の特徴についてまとめます。バーテープ選びの参考にしてください。
バーテープの選び方
バーテープを選ぶ時は、目的や使い方を考えて、素材や厚み、デザインを考えましょう。
本格的に走る
ロードレースをメインに本格的に走りたい人はグリップ力が高く、薄めの厚さでしっかりハンドルをつかめるタイプがおすすめです。また、雨で濡れてもグリップが落ちない素材がいいです。
普通に使いたい
サイクリングやロングライド、通勤通学がメインの人は、手への振動を吸収してくれる素材がいいですね。厚みもある方が楽です。通勤通学で雨の日も乗るならば、濡れても滑らない素材を選びましょう。
デザインを重視
とにかくオシャレに街乗りしたい人はデザインやカラー重視でもいいでしょう。素材によって質感が違うのも要チェックです。
厚さは大事
バーテープの厚さは大事です。厚さ別に特徴を簡単にまとめます。また、巻き方によっても微妙に厚さを調整できます。巻く幅を狭くしたら厚くなりますし、広くしたら薄くなります。
薄いバーテープ(2mm以下)
薄いと衝撃吸収性が低いので、手にガッツリ体重を乗せて走る初心者には向きません。ただし薄い分、ハンドルが細くなるので強く握ることができます。
上級者向けの商品が多いので、価格はやや高い傾向にありますね。高級な素材になると薄いのに衝撃吸収性が高く、雨にぬれてもグリップ力を保ちます。
普通のバーテープ(2~3mm)
一般的なバーテープはこの厚さになります。ロングライドから通勤通学、またはロードレースまで幅広く使えます。バーテープ選びに迷ったらこの厚さにすると間違いないでしょう。
厚いバーテープ(3mm以上)
厚いとハンドルが太くなるので握りにくく、ふかふかしている分グリップ力が落ちますが、衝撃吸収性が高く長時間ロードバイクに乗っても手が痛くなりにくいです。
手への衝撃が少ないと体力を温存できるので、のんびりロードバイクに乗りたい初心者におすすめです。
素材別の特徴
素材別の特徴をまとめます。紹介するのは、「EVA素材・ポリウレタン・デュアルソフトポリマー(DSP)・マイクロテックス・ジェル・コルク・本皮」です。
EVA素材
店で販売されている多くのロードバイクに初期装備されている最も一般的な素材です。柔らかく、吸湿性、断熱性、衝撃吸収性もほどほどにあります。
サンダルの底面や、お風呂マットなどに使われている素材で、スポンジっぽい質感が特徴的。価格も安いので迷ったらこの素材を買っとけば問題はないでしょう。
ポリウレタン
比較的しっとり系でプニプニした柔らかさが特徴的です。乾いている時は手に吸い付く感じでグリップ性が高いですが、雨でぬれたり手に汗をかくと少し滑りやすくなります。質感はビニールっぽいイメージです。
デュアルソフトポリマー(DSP)
価格は高めですが、今一番評価されているバーテープ素材ではないでしょうか。非常にグリップ力が高く、滑りにくいです。また、厚さを1.8mm~3.2mmから選べるのもポイントです。
雨で濡れても滑りにくいのでロードレースや通勤通学にも安心して使えます。白は少し汚れが目立つのが難点ですが、耐久性も問題ないので長く使えると思います。
マイクロテックス
合皮の一種で質感はビニールに近いです。商品数は少なく、主にフィジークが本革っぽい色合いのクラシックタイプをリリースしています。フィジークのサドル表面にも採用されており、サラサラした肌さわりです。本革のようなクラシックなデザインを安く取り入れたい場合におすすめです。
ジェル
バーテープの中にジェルが入っており、やや高価ながらペタッと吸い付く高性能なグリップ力と、高度な衝撃吸収性は素晴らしいです。長距離のサイクリングや通勤通学にうれしいですね。
コルク
ワインのフタなどにも使われている独特の質感を持つ素材です。雨で濡れると水を吸収してしまうため劣化が早くなってしまいますが、衝撃吸収性が高く手触りがいいため人気があります。
強く引っ張ると破けてしまうので巻くときは注意!見た目的にクロモリなどクラシックな雰囲気漂うロードバイクに似合いそうです。
本革
高価で扱いが難しいですが、他にはない高級感と質感がありカッコいいです。本革は誰しも触ったことがあると思いますが、肌ざわりはサラサラで、グリップ力や衝撃吸収性はそこそこですね。ランドナーやクロモリバイクにピッタリです!
まとめ
- バーテープはロードレース、ロングライド、サイクリング、通勤通学、街乗りなど目的に合わせて選びましょう。
- 大事なのは素材と厚さ。自分に合った衝撃吸収性とグリップ力を考慮する。
- 質感やデザイン、カラーで選ぶのもOK!
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