ロードバイクやクロスバイクは乗って楽しむだけではなく、パーツを好きなカラーに取り換えたりして、見た目の変化も楽しめますよね。自分もバッチリ仕上げた愛車を眺めながらお酒を飲んだりするのは至福のひと時です。
ロードバイク、クロスバイクは少し色の変化を加えただけで、イメージは大きく変わってきます。そこで今回は、たくさんの画像でわかりやすく、カラーリングとイメージの変化について書きます。カッコいいバイクに仕上げるコツがわかれば、さらに愛車に乗るのが楽しくなると思います!
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自転車の歴史
ロードバイクをはじめとしたスポーツバイクには長い歴史があり、ここ30年くらいで材質やカラーリングも大きく変わってきました。そして、スポーツバイクの年代によるイメージの変化を知っておけば、愛車をカスタマイズする際の参考となるのでザックリとまとめます。
クロモリ時代
1995年くらいまではクロモリと言われる鉄素材でできたロードバイクが一般的でした。もちろんトッププロもこのロードバイクでレースに参加していたのです。
細身のフレームはクラシカルな印象を与え、ワイヤーがハンドルの上に突き出ているのも今では斬新ですね。カラーリングもシンプルで良い味が出ています。
アルミ時代
1995~2005年まで軽くて太いアルミフレームが全盛期を迎えます。フレームが太くなった事で見た目がレーシーになり、カラーリングも派手でビビットな物が多くなっています。コンポーネントも進化してワイヤー関連もスッキリしています。
カーボン時代
2005~2017年現在、軽量で硬いカーボンフレームが高級モデルとして使われています。アルミに比べて成型がしやすいので、細かい部分で空気抵抗を減らす工夫がされており、カーボンの網目をわざと残してデザインとしているモデルもあります。
カラーリングは、黒1色や少しだけアクセントを加えた程度のデザインが多く、シンプルな物が好まれる傾向があります。また、コンポーネントもさらに進化し、最新モデルになるとワイヤーや配線は全て機体の中に収納されています。
デザインの方向性は4パターン
デザインの方向性は大きく分けて4パターンあります。この4つの中でどのロードバイクを購入するかで、カスタマイズの考え方も変わってきます。
黒一色のハイエンドモデル
最近の高級バイクはブランドロゴさえ目立たない程、真っ黒なデザインが多いですね。ストイックな雰囲気を醸し出し、ロードレースなどで走る「闘う自転車」といった凄味があります。
このパターンのカスタマイズは、パーツも基本的に黒でまとめるのがいいでしょう。色を入れるのであれば、1色をワンポイントで使うくらいにとどめた方がカッコいいですね。ゴチャゴチャ色を加えると良さが損なわれてしまいます。
スマートでスタイリッシュ
今後はハイエンドモデルもこのような配色に変わっていくのではないでしょうか。基本的に派手さはなくシンプルだけど、今まであまり使われなかったカラーを取り入れるなどセンスと個性が光るデザインパターンです。
カスタマイズする際は、シンプルさを崩さないようにした方がいいですが、センスに自信があれば少し尖った色を加えてみるのもいいでしょう。良くも悪くも乗る人のセンスが問われる配色ですね。
アクティブでスポーティー
2種類以上のカラーを使い、コントラストが強く、スポーティーで派手な見た目のロードバイクです。使われているカラーに合わせるのが基本ですが、それ以外のカラーを加えてもあまり違和感がありません。
シンプルにまとめるのもいいですが、思い切ってさらに派手にしてもいいでしょう。カスタマイズ次第でシンプルにも派手にもできるカラータイプです。
親しみやすくてシンプル
1色ベタ塗りにロゴだけ色が違うといった、柔らかい感じのカラーリングタイプです。見た目的にはロードレースというより、さわやかに街乗りって感じがします。
このカラーリングは、初心者用のエントリーモデルや女性用モデルに多いですね。カスタマイズはカラーに合わせておとなしい感じの方が似合うでしょう。
横のラインが大切
上記で紹介した4タイプ全てに共通する、カッコいいカラーリングのコツがあります。それは、バーテープとサドルといった横のラインのカラーを同じにする事です。できればヘッドパーツとシートポストも同じにするといいでしょう。
例として下の画像にあるロードバイクは、サドルとハンドルの色が違うのでちょっとゴチャゴチャしています。これを黒に統一します。また、カラーの量を減らすもの効果的なので、ホイールに入っている赤と白を黒に変更します。
ハンドルとサドルを黒に統一したらだいぶスッキリして大人な感じの迫力ある見た目になりました。ホイールも黒になり、色味が減ったのも効いています。カラーリング的にはわずかな違いですが、全体でみるとだいぶイメージが変わりましたね。
素材感とアクセントカラー
コンポーネントなどのパーツの素材感とアクセントカラーもバイクの印象をガラリと変えます。カーボン製のクランクと、金属製のクランクは印象がだいぶ違いますし、パーツの細かいアクセントカラーはフレームカラーと同じにした方がカッコよくなります。

アクセントカラーは赤
実際にやってみる
実際にパーツ交換するとどれほど印象が違うのかを見てみましょう。まずはビアンキの有名カラー「チェレステ」のフレームを使ってみます。
上の画像はシルバーとブラウンのパーツでクラシカルに仕上げられています。ホイールのハイトが浅く、黄色の差し色がクラシック感を引き出していますね。その下の画像はパーツをすべて黒で統一してあるので、一気にレーシーになり、闘うロードバイクって感じになりました。ディープホイールもハマってます。
次はBMCの迫力ある真っ黒な高級ロードバイクです。個性が足りないので、ちょっとだけ工夫してみます。
タイヤだけをカラーが入っている物に交換したら、少しアクセントが効いて個性ある見た目になりました。クランクのシルバーも手伝ってややクラシカルな雰囲気も漂います。
このように何かをちょっと変えるだけでも、イメージが変わるのは面白いですね。気分を変えたい時などは、ぜひカラーリングを考えながらパーツ交換してみましょう。
まとめ
- スポーツバイクは時代とともにデザインが変わってきた。
- ロードバイクのカラータイプは大きく分けて4つある。
- 横のラインのカラーを統一すると見た目に一体感がでる。
- パーツの質感や素材でもイメージは変わる。
- 少しのカスタマイズでもイメージを変える事ができる。