最近、「ズイフトがすごく面白いよ!」といった声をロードバイク仲間によく聞くようになりました。話を聞くとかなり気になったのでサイトで調べて見ました。しかし、詳しく書いてあるサイトが少なく、いまいちピンと来なかったので具体的に分かりやすく自分でまとめてみようと思います。
やばい・・欲しくなってしまいそう・・・。
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Zwift【ズイフト】って何?
室内でローラー台を使ってロードバイクに乗り、パソコン画面に映し出された仮想空間を走れるゲームをZwift【ズイフト】と言います。パソコン画面には自分の分身となるロードバイクに乗ったキャラが映し出され、パソコンをネットに繋ぐことで遠く離れた全世界のズイフトユーザーと一緒に走ったりできます。
リアルなのは仮想空間の道が登り坂になれば現実のロードバイクにも負荷がかかり、下り坂ならペダルを止めてもスピードが上がります。さらに他の人の後ろに付けばドラフティング効果でペダルが軽くなるなど、実走行に近いリアルなシステムになっています。また、走行中に仮想空間内のアイテムを取ればスピードが上がるなどゲーム性も盛り込まれています。
ツールドフランスやヨーロッパのクラシックレースで実際使われたコースなども再現してあるので、日本にいながら海外の雄大な自然の中をサイクリングできるのも魅力の一つ。
また、レース志向の人に嬉しい機能としては、スピードやケイデンスはもちろん、心拍数やパワー効率、ペダリング効率などを計測し、ズイフトユーザーの中でのランキングなども表示さえるので自分の位置を確認できるという事ですかね。ちなみにパワー効率はパワーメーターをつけなくてもローラーの回転から計算して出してくれます。
ズイフトユーザーの中には本格的なレース志向の人でトレーニングで走っている人もいますが、サイクリング感覚で楽しく遊んでいる人も多いので、気軽に始められます。最近は日本の人気プロレーサー別府史之選手もズイフト内でのイベントに参加したりと盛り上がっているようです。やっぱり欲しくなりました・・・。
始めるのに必要な物
ズイフトを始めるのに必要な物をまとめました。
スポーツバイク
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車です。マウンテンバイクやママチャリ、子供用自転車でもできるのかは不明です。
パソコン
専用アプリをインストールして仮想空間を映し出します。パソコンはゲーミングPCと呼ばれる程度の、そこそこ高いスペックが必要みたいですね。買う前にはチェックしましょう。ただ、CPU:celeron メモリ:4GBくらいの低いスペックでも問題なく動いたとの情報がありました。
【パソコンの推奨スペック】
OS : Windows 7 or higher,OS X 10.9 or higher
CPU : Dual Core i5 or AMD
メモリ : 8GB
グラフィック : 2GB Radeon R9 200 series, or NVidia GTX 650
HDD : 4GB of free space
【パソコンの必要スペック】
OS : Windows 7, or OS X 10.9
CPU : Intel Core 2 Duo
メモリ : 4GB
グラフィック : 1GB dedicated GPU, or embedded Intel HD 4000/AMD R5
HDD: 4GB of free space
ネット環境
ズイフトの仮想空間とつながるのに必要です。光でもADSLでも問題ありません。料金は月額¥4,000~¥6,000くらいです。
iPhone
専用アプリをインストールし、コントローラーとして使います。ズイフトに対応したサイクルコンピューターがあれば、より高精度なデータを確認できます。
送信機
ロードバイクに取り付けて走行データをパソコンに送る機器です。「ANT+」か「Bluetooth(ブルートゥース)」という機能が付いているスピードセンサーの事ですね。今、自分のロードバイクに取り付けているスピードセンサーはこの2つのどちらかに対応しているか確認してみましょう。有名なのはガーミンですが、安い物だとジャイアントのサイコンが「ANT+」に対応していて1万円くらいです。
受信機
パソコンに取り付けて走行データをロードバイクから受け取ります。今は約5千円くらいで買えますがちょこちょこ相場は変わるようです。パソコンのUSBポートに差し込んで使うスティック状のアイテムです。
ローラー台
普通の3本ローラーや固定ローラーでもいいですが、専用のローラー台を使えば走っている道に応じて負荷が変動します。普通のローラー台をクラシックトレーナー、負荷変動タイプをスマートトレーナーと呼びます。スマートトレーナーは「Tacx」「CycleOps」「Wahoo」「Racermate」「Elite」 といったメーカーからいろいろリリースされています。比較的安いのは「Elite」でいろいろ探すと5万円以下で見つかります。ただ、高い物では約15万円はするようなのでクラシックトレーナーでもいいかもしれないですね・・。
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お金はどれくらい必要?
もし全て揃えたらどれくらいお金が必要なのか?ザッと計算すると・・ロードバイク 10万円、パソコン 10万円、ネット接続月額 5千円、iPhone 人それぞれ、「ANT+」対応サイコン 1万円、受信機 5千円、スマートトレーナー 固定式ローラー台 5万円で合計は25~27万円ですね。ロードバイクとパソコンを持っている人であれば5~7万円で始められます。
ズイフトの始め方
必要なアイテムが揃ったらズイフトを設定しなければいけません。どういった流れで設定するのか?簡単に書きます。
- まずはパソコンでズイフトの公式サイトを開き、ゲームをインストールします。無料ダウンロードをクリックして、後は流れで登録します。
- 次に登録したIDとパスワードでログインできるかチェックします。
- 後はパソコンのUSBに受信機を差して、画面左下にあるポーズ(オレンジの矢印)をクリックすると、「パワーメーター」「ローラー + スピードセンサー」「心拍計」「ケイデンス」「負荷自動調整」の設定画面が開くので、使いたい機能を選んで接続完了です。
- 後は遊び方を選んでコギコギするだけです。結構簡単ですよね。
いろいろな遊び方
今まで紹介した以外にもいろいろな遊び方が出来ます。例えばスマートトレーナーは3本ローラーと固定ローラーの他にバイクを振ってダンシングできるタイプも登場しています。しかも音が静かで、リヤホイールを外して使うタイプなのでタイヤが摩耗する心配もありません。
また、ズイフトにの仮想空間には架空の島などもあり、タイム測定を出来るTTコースも存在します。このコースのタイムによってランキングが表示され優秀な順位に上がると、自分のキャラに特別なジャージをプレゼントされます。ランキングは時間ごとのリアルタイムで付けられるので、人が少ない時間に走れば意外とジャージ獲得は難しくないようです。
他にもいろいろなブランドのロードバイクが登場したりと見た目もカスタマイズして楽しめます。バイクやジャージなどは日々更新して追加されているので、リアルな自分と同じスタイルで走れるかもしれませんね(笑
まだまだ発展途上なゲームシステムなので今後はもっと進化して遊び方も多様になり、アクセサリーの価格も下がってくると思います。機会があれば挑戦してみてください。自分もいつの日か・・いつの日か・・買いたいです。
まとめ
- ズイフトは仮想空間で世界中の人と走れるゲーム。
- 遊ぶには必要なアクセサリーを揃えなければいけない。
- 始めるための設定は簡単。
- 遊び方の幅は広く、今も進化し続けている。
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