最近、自分の周りで導入する人が徐々に増えているZwift【ズイフト】。どうしてもやってみたくなり、設備を整えている自転車仲間のお宅を訪問した。今回はそのレポートを書きたいと思う。
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ズイフト設備の整ったお宅訪問
先に言っておくが訪問したお宅は建てて間もない家であり、その持ち主はただ者ではない。おそらくお金持ちだ!そこで、つつましい庶民である私は、靴下は新品を履くなど万全の体勢でお宅を訪ねたのだった。
お家の中はこんな感じだ。壁には大画面のテレビが掛けてあり、工業用扇風機で汗対策も万全となている。ただ、普段は右奥のPCが置いてある位置でズイフトを楽しむ事が多いらしい。
何はともあれここまでズイフトと室内トレーニングが万全に楽しめるお宅は少ないのではないだろうか?左の大きな窓から差し込む光も気持ちよかった。正直ウラヤマシイ・・。
その他に、至る所にホイールやヘルメットなどの自転車グッズが見え隠れしていて、ロードバイクにどっぷりハマっている感じがうかがえた。自分も同じなのですごく気持ちがわかった。一つの事にここまでのめり込めるのは、とても楽しい事だと思う。
使用したロードバイク
今回、ズイフトを初体験するにあたり、自分のロードバイクにはANT+センサー対応のサイコンはついておらず、ローラー台もスマートトレーナーではなかったので、ロードバイクを貸してもらう事になった。とにかくズイフトを初体験したかったので、ポジションとかは気にしない。
車種はメリダのフラッグシップモデル、「スクルトゥーラ9000」だ。コンポはデュラエースでばっちり固めてある素晴らしいロードバイクだ。クランクにはパイオニアのパワーメーターが搭載され、ANT+センサー対応のサイコンでズイフトと連動させる仕組みになっている。(関連記事:パワー計測でペダリング改善!ロードバイクのパワーメーターとは?)
後、自分はシマノのクリートだったが、このロードバイクのペダルはタイムだったので、ビンディングシューズもお借りした。新品の靴下が大活躍である。また、ズイフトでローラー台を回す時は汗がフレームに垂れないように汗受けネットが設置されている。
この記事とは関係ないが、階段に立てかけてあったホイールが珍しかったので紹介しておく。回転が滑らかと評判のゴキソハブを使った手組のカーボンホイールだ。主にロードレースで使う決戦用との事。素晴らしい!
初体験した感想
では早速ズイフト初体験を!遊び方によってモードがいくつかあったが、よくわからなかったのでお任せして40分コースとやらをやってみた。
画面にW数(ペダルを回す力)が指定されるので、それに合わせてペダルを回すモードだ。最初の20分はワット数を上げたり下げたりの慣らし運転。(いや・・ならし運転の段階でキツイ・・ヤバイ・・)
そして後半20分は200W~300Wでの走行を強いられた。(きつい~)途中で言われた通りのW数で走るのは無理と判断し、とりあえず40分間完走できる範囲までペースを落として走った。この時に余裕がなくて画面をあまり見れなかったという・・(泣
右には何やら各国の人の名前がズラっと並んでおり、おそらく抜きつ抜かれつすると順位が変わるようだった。日本の人もかなり多かったのが印象的。「アメリカのサムには負けない」などと、勝手に競争心を抱いて走れるのは面白いと思った。
だが、正直この短時間でズイフトの良さは遊びつくせないと感じた。もっといろいろなモードで試してみたがったが、時間と体力がなかったのが残念。しかし、今日の体験だけでも十分楽しかったし、ズイフトを楽しめるローラー台とサイコンがかなり欲しくなったのは間違いない。おすすめですよ!ズイフト!
そして、小学生低学年の時に初めて友達の家でやったファミコンを思い出し、「あの時もすごく欲しくなったなぁ」と懐かしい感じになったのは嬉しい収穫だった。
本当に静かだったグロータックのローラー台
他に気が付いた点は、使用したグロータックのローラー台がすごーく静かで振動もほぼなかった事。ほぼ無音に近い。これなら眠っている嫁の隣でスプリントしても大丈夫だろう。(大丈夫じゃない)
その他フロントが固定されておらず、ゆらゆらと前後左右に動くのでしっかり体幹で重心をとる必要があり、3本ローラーのような疾走感が味わえた。ズイフトと連動できるスマートトレーナーではないが、トレーニングには持って来いのローラー台だと感じた。
参考に乗ってもらった
トレック・セガフレードに所属する別府選手の講習会や、元プロ選手の宮澤選手との走行会などにも出席する、熱心なサイクリストであるこの設備の持ち主Iさん。
参考がてらにいつもの場所でズイフトをやってもらったら、慣れた感じでガシガシ漕いでくれた。毎月1200km以上はこれでトレーニングをしているという・・。やはり成功者は精神力がただ事ではない。そして、ペダルを回しながらもペダリングについていろいろと話をしてくれた。
また、年齢は40歳を超えているが、足腰の筋肉は引き締まっていてアスリートのようだった。自分もズイフトさえあればこのようになれるのでは!?と一瞬だけ浅はかな考えがよぎったが、すぐに間違いだと気づいたのだった・・。(でも自分の家でズイフトしたい・・)
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