前回の記事「どう選ぶ?ビンディングシューズの種類とペダル互換」でシューズについて書きましたが、今回はビンディングシューズのおすすめブランドメーカーについて書きます。
性能や特徴、価格、手に入れやすさ、ラインナップ数を踏まえておすすめ11ブランドを挙げました。こんなに多くのブランドと商品があるとは自分も調べてみてから知ったので、次回購入する時はもっと考えて選びたいと思います。
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シューズブランドってどれくらいある?
ビンディングシューズをリリースしているブランドは、有名な物からあまり知られていない物までざっと確認したら23ブランドもありました。結構ありますね。まだ探せばいくつかあると思いますが、目ぼしいブランドはこのくらいです。このブランドを全てチェックしておすすめ11選を紹介します。
ボント [BONT]/クロノ [CRONO]/ディアドラ [Diadola]/ディーエムティー [DMT]/フィジーク [fi’zi:k]/ガエルネ [GAERNE]/ジロ [GIRO]/レイク [LAKE]/リンタマン [LINTAMAN]/ガノー [GARNEAU]/マレッシ [MARRESI]/マビック [MAVIC]/ナリーニ [NALINI]/ノースウェーブ [NORTHWAVE]/パトリック [PATRICK]/パールイズミ [Pearl Izumi]/サンティック [Santic]/サーファス [SERFAS]/シマノ [SHIMANO]/シディ [SIDI]/スペシャライズド [SPECIALIZED]/スープレスト [Suplest]/ヴィットリア [Vittoria]
フィジーク [fi’zi:k]
サドルなどのパーツでも有名なイタリアのブランドです。デザインもシンプルでお洒落です。通販サイトなどで入手もしやすく、1ダイヤル式で約1万5千円~2万円と比較的安いです。
多くのモデルには足が幅広な日本人向けのG-Fitと、幅が狭いEURO-Fitという2つのタイプが用意されているのも嬉しいですね。自分も足幅が広いタイプしか履けません・・。
全体的にポツポツと穴が開いていて通気性も抜群です。また、ダイヤル式モデルは締め付ける方向なども細かく調整が可能となった「BOA IP1」クロージャーシステムとパネルと縫い目を極限まで減らしたデザインも取り入れています。
そして、大きめの反射板素材も使われており夜間走行も安心です!クチコミを見ると実際のサイズは表示サイズよりやや大きめとか・・。
ガエルネ [GAERNE]
1962年にイタリアで創業された老舗ブランドです。元々は第二次大戦時にイタリア軍の軍靴を作っていた会社で、今でも職人が一足ずつハンドメイドで作製しています。日本仕様は特別に甲高幅広にした日本用足型を使用して手作りされています。
ベロクロ式の商品から2ダイヤル式までラインナップは幅広いですが、手作りだけあって全体的に価格はかなり高いです。反射材を使ったソールにも穴があけてあり排熱性が高く、ダイヤル式は引き締めと逆方向に回すだけで緩めることが出来るので微調整が楽です。
ジロ [GIRO]
ヘルメットが有名で多くのトップチームに配給しています。シューズもデザイン性が非常に高く人気がありますがやはり価格は高目です。特に注目されているのは3穴式のロードシューズでは珍しい紐タイプのクラシカルなデザインです。
このシューズは見た目だけではなく機能性も高くプロ選手も使用するほど性能は高いです。ハイクラスのモデルには6.5mmと薄いカーボンソールが採用されており足の力をダイレクトにペダルに伝えてくれます。
また、足のアーチの部分のにあたる靴底の部品を交換することでアーチの高さや形を調整でき、乗れば乗るほど足にフィットする素材でできているのも魅力です。クロモリなどのクラシックタイプ自転車とかにも似合いそうですね。
もちろん普通のベロクロ、ラチェットタイプもリリースしており、価格は全体的にやや高目です。
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リンタマン [LINTAMAN]
元プロ選手のクリス・リンタマンが手掛けているブランドです。彼が選手時代に配給されるシューズが足に合わず悩んだ経験を活かし、「シューズに自分を合わせるのではなく、自分にシューズを合わせる」をコンセプトに製品を作っています。
特徴的な機能としては横方向だけではなく縦方向にも調整できるシステムを開発し、ケブラーワイヤーのかけ方を変える事で、幅広い足~狭い足、高い甲~低い甲、夏用ソックス~冬用ソックス、左右の足の形状や大きさの違い、その他のどんな条件でもすべて1足でアジャストさせるモデルをリリースしています。
ビンディングシューズで足に悩みを抱えている人におすすめです!機能に比べて価格は安く2ダイヤル式が大体2万円前後で買えちゃいます。
マビック [MAVIC]
ホイールで有名なブランドなので名前を知っている方は多いと思います。ホイールは非常に高性能で愛用者も多いと思いますが、シューズは外人向けの設計をしており日本人の足形に合わないとのクチコミが多いです。
価格も高くはないですし、試し履きしてみて問題が無ければ購入もアリかと思いますが、積極的におすすめはしません(笑 知名度が高いので一応ここに掲載しました。
良い所はラインナップが豊富でTT用、MTB用、クロスカントリー用とジャンルごとに細かく設計されている点ですね。ちなみに自分も一度履きましたが横幅がキツかったです・・。
パールイズミ [Pearl Izumi]
シンプルで機能的なサイクルジャージを作ることで有名な日本のブランドです。ビンディングシューズを作っているとは自分も今日知りました。デザインはちょっとクセがあり好みが分かれると思います。
機能的には特にこれといった独自の物はなく至って標準的ですね。しかし、通気性、重量、素材など標準的な機能はしっかりあるようなので履いてみてフィットすれば購入はアリだと思います。なんか方向性というか業界のポジションはジャージと一緒です(笑 価格は標準的でラインナップは少ないです。今後は増えるのを期待です!
シマノ [SHIMANO]
言わなくても自転車乗っている人なら知っている安心と信頼の日本ブランドです。ビンディングシューズもエントリーからハイグレードまでラインナップが幅広く価格も安目なので購入する人は多いです。
また、日本人の足型に合うように幅が広くなっているワイドタイプも各モデルでリリースされていてフィッティングもしやすいです。自分も今はシマノを履いています。
難点といえばエントリーモデル~ミドルグレードのちょっと野暮ったい感じのデザインですかね。高価なハイグレード2ダイヤル式シューズは洗練されたデザインだと思います。販売している店舗が多いので試し履きも簡単です。
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シディ [SIDI]
機能性、デザイン性、耐久性などトータルバランスの高さから日本でも愛用者が多く、多くのトッププロも使用しているイタリアのブランドです。特に耐久性の高さは有名で長く履けるシューズブランドとして認知されています。
また、日本人の幅広な足に合わせたMEGA(メガ)タイプが各モデルに用意されているのも人気の一つです。他のブランドに比べてソールフロントの反りが小さいので足が楽とのクチコミもありました。
自分も次に購入するときには検討対象にしているブランドです。価格も全体的にやや安目で購入しやすいのもいいですね!
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エスワークス [S-WORKS]
ロードバイクのフレームでも有名なS-WORKS(スペシャライズド)のブランドです。近年はグランツールなどで多くのプロチームに機材と同時にシューズも提供しています。海外のプロだけではなく日本の選手も使用しています。
スペシャライズドは徹底的な実験を繰り返して自転車を制作していますが、シューズにもそのノウハウが応用されているようです。大きな特徴はトップレベルの軽量性とピッタリ馴染むフィット感ではないでしょうか。ラインナップは少なく価格も高目ですがロードレースなどに使う人にはおすすめです。
ノースウェーブ [NORTHWAVE]
スタイリッシュなフォルムと大胆なカラーリングが特徴のイタリアのブランドです。そのデザイン性だけではなく機能も高くプロもレースで使っています。日本人の足にもしっかりフィットするというクチコミも多いです。価格はやや高目ではありますが個性を出したい人におすすめです。
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ディーエムティー [DMT]
1978年にイタリアで誕生した老舗ブランドです。DMTの名前は、デザイン(Design)、材料(Material)、技術(Technology)の頭文字を取って付けられています。その名の通り中国生産に切り替えるブランドが多い中、こだわりを持ってイタリア国内での生産を続けています。
カーボンとグラスファイバーを使用したコンポジットソールは高い評価を受けています。コストがかかっている為、価格は高目ですが、海外の通販サイト(ウイグルなど)では半額程度とかなり格安で購入できます。
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