自転車で世界を転々とする自転車冒険家と、自転車を愛した偉人たちを紹介します。自分も趣味でブログを書いてしまうほど自転車好きですが、この人たちに比べたら全然だと思い知らされます。
「世界には信じられない自転車バカがいるんだなぁ」と感心しながら読んでいただければ幸いです。
まだ冒険中!ハインツ・シュトゥッケ
自分が知る限り最高の自転車野郎はこの人です。なんと1962年から祖国ドイツに帰らず世界を自転車で旅しています。旅を始めたときは22歳であった彼はもう72歳を超えている・・。もちろん結婚もせず子供もいない孤高の独身人生で、世界トップクラスの独身貴族。しかも、現在もミニベロに乗り換えて、まだまだ元気に走り続けてます。
50年以上も旅を続けていると苦難も多かったらしく、兵士に足の指を撃たれたり、数々の紛争に巻き込まれたりとただの自転車旅ではないです。しかも、自転車で旅を始めた理由が「お金がなくて自転車しかなかっただけ」という。もはや理解不能です(笑
偉業としては史上最高の自転車旅行者としてギネスブックに載っており、走行距離はおよそ60万kmで地球15周分に相当します。全てを自転車旅に捧げる人生。こんなに「長い間旅を楽しめていいなぁ」とは思うが、「じゃあ人生交換する?」と問われたら絶対に交換しないだろうと思う(笑
日本のサイクリスト 西川昌徳
1983年生まれで兵庫県姫路市出身の世界を旅するサイクリストである。偉いのはただ楽しくて自転車旅をやっているわけではい所です。冒険や世界の人との出会いを通して得た学び・気づきを伝えることを目的としています。志が高く立派だなぁと思う。
具体的には教育支援活動として自転車旅で訪れる国と、日本の学校教室をSkype(ビデオ通話)でつなぐSkype交流授業を公立小学校の年間カリキュラムとして実施している。この「日本の子供たちが世界とつながる授業」を通して、グローバルな視点と思考、想像・創造力の育成に取り組んでいます。また、夢やチャレンジ、キャリアデザイン、人権やボランティアなど幅広い世代・内容での講演活動を日本全国で行っています。
世界一周 中西大輔
大学3年生の夏休みに自転車で単独アメリカ合衆国横断を達成したのを皮切りに、卒業までに海外20カ国を走破するなど、何かを始めたら止まらなくなるタイプの人。 大学卒業後は一度就職して会社員として働くが、世界一周自転車行の夢を忘れられずに6年後に退職。
1998年に念願の自転車(キャンピング車)での世界一周に出発しました。アラスカをスタートし北米、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアと6大陸走破後さらに南米に戻り北米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアを走行し11年後の2009年に最終地大阪へと帰還しました。その後、地球体験ペダリアン大賞を受賞。130カ国訪問、走行距離は15万km。
中西大輔さんの著書「世界130カ国自転車旅行」 購入はこちら
自転車を愛した偉人たち
自転車をこよなく愛した偉人、有名人たちの名言を紹介します。
「自転車に乗る純粋な喜びに匹敵するものはない。」― ジョン.F.ケネディ
1963年テキサス州ダラスで暗殺された第35代アメリカ合衆国大統領。先進国の大統領がここまで言うとはなかなかですね。
「私は自転車に乗りながら、それについて考えました。」― アルベルト・アインシュタイン
有名な天才物理学者。「それ」とは相対性理論のことです。自転車に乗りながら考えたんですって!
「気分が落ち込んでいるとき、暗く感じる日、仕事が単調に感じるとき、希望が持てないとき、ほかの事は何も考えずに自転車で出かけなさい。」― アーサー・コナン・ドイル
「シャーロック・ホームズ」シリーズで有名な小説家です。確かに自転車に乗ると頭がスッキリしますよね。
「人生は、10段変速の自転車のようだ。 我々のほとんどは、決して使わないギアを持っている。」― チャールズ・モンロー・シュルツ
あのスヌーピーで有名な漫画やアニメ「ピーナッツ」の作者です。アニメでも心に残る名言が多いです。
「自転車はブルースだ」― 忌野清志郎
締めはこの人!ロックバンドのRCサクセションなどで活躍したミュージシャンです。自転車メーカーをおり交ぜた歌「自転車ショー歌」は有名ですよ~。