ロードバイクで通勤中にダンシングした際、チッチッとわずかな異音が発生。チェックすると左ペダルから音が・・。以前も同じような事がありグリスアップで修理していたのですが再発してしまいました。
また修理しても無駄だと思ったのでペダルを交換することにします。せっかくなので「シマノ SPD-SLペダル」の交換手順をわかりやすくまとめますね。
ペダル交換に必要な工具とアイテム
必要なものはアーレンキー(六角レンチ) 8mmと汚れてもいいタオル、グリスです。グリスは回転するベアリングなどに使うわけではないので、こだわらなくていいですが自転車用グリスが好ましいです。
今回は、PARKTOOL(パークツール) ポリリューブを使用します。後、ロードバイクを立てかけるスタンドがあれば作業がやりやすいです。
シマノSPD-SL ペダルの取り外し
装着されているペダルはPD-5800 シマノ105です。そんなに簡単に壊れないと思っていたのですが2年で交換となりました。(残念)早速取り外していきます。
まずペダルのネジは左右逆になっているので回す方向が違う点に注意です。右足のペダルは反時計回りに、左足のペダルは時計回りに回してネジを緩めます。
クランクとアーレンキーを下の画像の角度にしてネジを回せばクランクが固定され、かたいネジも回すことができます。かたいネジも少し緩めば簡単に回るようになるので手をケガしないようクランクギアにはタオルを置いておきましょう。今回はあまり力を入れなくても外せました(ホッ
ネジが回らない場合は「KURE5-56」などの潤滑剤をネジ部分に使ってみてください。ただし、ペダルの回転部分には潤滑剤がかからないようにしましょう。ベアリンググリスが溶け出てしまうので絶対にNGです。
ペダルの取り付け方法
クランクアームのネジ切り穴に残ったグリスをキレイにふき取ります。
新しいペダル(PD-6800 シマノ アルテグラ)のネジ部分にグリスを多めに塗ります。しっかりグリスを塗っておかないと次に取り外すときに外れにくくなります。時にはまったく外れない事にもなるので必ずグリスは塗りましょう。
次はペダルを組んでいきます。グリスが手やフレームに付かないように気を付けながらネジを差し込み回していきます。もちろんネジを回す方向は左右逆です。右足ペダルは時計方向、左足ペダルは反時計方向に回します。
最後にネジを締める時はクランクとアーレンキーは下にある画像の角度で締めていきます。トルクレンチを使って規定トルクでしっかり締め付けるのが理想ですが、ペダルはそうそう外れることはないので今回はアーレンキーのみで締め付けます。ただ締めすぎには注意!仕上げに余分なグリスはふき取ります。
新しいペダルの調整
最後にペダルのクリート固定力を調整して終了です。今回は取り付けたPD-6800は固定力が強いのでネジを反時計回りに回して最大まで弱くしました。固定力は危ない場面に遭遇してもクリートをすぐ外せるように弱めがおすすめです。
まとめ
- ペダルのネジは左右逆なので注意
- ペダルを外したり取り付ける場合はクランクアームとアーレンキーに適正な角度がある。
- 取り付けるときにはネジにグリスを多めに塗ることが大事
- クリート固定力の調整も忘れずに!