高級ロードバイクメーカー「ピナレロ/Pinarello」の特徴と性能

高級ロードバイクメーカー「ピナレロ/Pinarello」の特徴と性能

スポーツ自転車専門店で高級感あふれる姿で展示されているフレームメーカーは数多くありますが、その中でも特に高級感と華やかなイメージがある「ピナレロ/Pinarello」について特徴や性能をまとめます。

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ピナレロの立ち位置

ピナレロは、1953年にイタリアでジョヴァンニ・ピナレロによって創業されたフレームメーカーです。現在もイタリアに本社を置いていますね。

2017年現在は、世界最強のオールラウンダー「クリス・フルーム」を要するチームスカイをサポートしています。フルームとチームスカイは、あのツール・ド・フランスの総合優勝4回、ブエルタ・ア・エスパーニャを1度制するほど、圧倒的な成績を残しています。

そんなピナレロですが、やはりロードバイクのメーカーの中では価格設定が高めで、高級な立ち位置になります。ただ、グレードによってピンキリなんで、初心者の方も絶対に手が届かいないというわけではないですね。

自分もサイクルイベントやアマチュアレースで、ピナレロのハイグレードモデルを見かけるとついつい目で追ってみてしまいます。車に例えたらフェラーリみたいな華やかさと存在感がありますよね。

そういえば、弱虫ペダルという漫画で鳴子君というキャラクターがピナレロに乗っているんですけど、イメージ通りです(笑 ピナレロには他にはないパンチ力があると思います。

特徴と性能

独自の技術

ピナレロには他にはないデザインとオリジナル技術がいくつかあります。最も特徴的なのが、湾曲して波打っているフロントフォークとシートステーですね。これは、路面の細かい凹凸で起こる振動を吸収する役割を担っています。

波打っているフロントフォークとシートステー

波打っているフロントフォークとシートステー

また、見た目的には微妙違いですが、フロントフォーク、トップチューブ、チェーンステー、シートステー、BB近辺は左右非対称となっています。

それはロードバイクのクランクは右側にあることで、高トルクでペダルを回すとフレームの左右で負荷に違いが生じ、ねじれる力が発生するからです。これを解消し、適正にまんべんなくフレームに力が加わるよう計算して非対称にしているのです。

心をひきつけるデザイン

ピナレロのカラーリングやデザインはアクセントが効いていて目を引くものが多いです。現在はスポーツバイクは地味なカラーリングが主流となっているので、今後ピナレロには派手目のデザインを期待しています。

こだわりのカーボン素材

ピナレロは、日本のカーボン素材メーカー「東レ」と提携し、特別なカーボン素材「TORAYCA T1100G」カーボンファイバーを独占的に供給してもらっています。東レは、特別なカーボン素材の新技術を開発する世界的な一流メーカーです。

このピナレロだけに供給されるカーボン素材は、主にトップグレードのモデルにしか使用されていませんが、より軽く、剛性と耐久性が高く破損にも強いと言われています。フラッグシップモデル「DOGMA F10」に使われているカーボン素材は、1平方センチメートルにつき65トンに等しい抵抗値を持っています。

また、詳しくは説明されていませんが、カーボンを成型する際の圧力のかけ方も独自技術で、強度を落と軽量化をはかっています。しかし、ロードレースでは完成車重量が6.8kg以上ないと使えないという規定があります。なので、ピナレロは重量についてはそこまで重視していません。重量より、空力や人間のパワーをいかに効率よく推進力に変換するか?に力を注いでいます。

ピナレロこだわりのカーボン素材

どっちかというとレース志向

ピナレロのミドルグレード以上のカーボンフレームは、どちらかというとレース志向の人に向いています。一度、ほぼ新品のフラッグシップモデルのDOGMAが、中古として販売されていました。

お店の人に事情を聴くと、「ホビーライダーの人が買ったものの硬すぎてすぐに下取りした」との事でした。つまり、趣味で気軽に乗るには向いていないという事ですね・・。良くも悪くも本格的にロードバイクに乗りたい人におすすめです。

ただ、初心者でもアルミフレームや、剛性を落としたカーボンなど乗り心地重視のモデルもあるので、その点は安心してください。

使い方で選ぶシリーズ

2017年現在のラインナップをザックリ簡単に紹介します。記載してある価格は希望小売価格なので、実際に購入する際はもう少し安くなるでしょう。

ドグマ/DOGMA シリーズ

ピナレロの最高峰グレードに位置するのはDOGMAシリーズです。独占素材である「TORAYCA T1100G」カーボンファイバーを使用し、世界最高クラスの剛性を備えています。また、空力実験の結果をもとに、ボトル1本分のまで徹底的に空気抵抗を削減する工夫が施されています。

現在、DOGMAシリーズは「DOGMA F10 Xlight」「DOGMA F10」「DOGMA F10 DISK」「DOGMA F8」の4モデルがあり、フレーム単体で65~85万円、デュラエース搭載の完成車だと120万円~します。こ、こわいです・・。

ロードバイクメーカー「ピナレロ」のドグマ/DOGMA シリーズ

DOGMA F10

ガン/GAN シリーズ

このシリーズは上位モデルの「DOGMA F8」を参考にして作られました。DOGMAシリーズの下に位置付けられますが、プロのロードレースにも十分使える性能を備えています。

DOGMAシリーズとの違いは素材にあり、GANシリーズでは「ハイストレングスカーボン」を使用しています。とはいえ十分な剛性と軽量性を備え、設計や空力性能はDOGMAとほぼ同等な仕上がりになっています。

リリースされているのは、「GAN RS」「GAN S」「GAN」「GAN DISK」の4モデルで、それぞれカーボン素材が「ハイストレングスT900 カーボン」「ハイストレングスT700カーボン」「ハイストレングスT600」とランクが違います。

価格は「GAN RS」がフレーム単体で43万円、その他は105かアルテグラを搭載した完成車で30~43万円です。

ロードバイクメーカー「ピナレロ」のガン/GAN シリーズ

GAN RS

プリンス/PRINCE

以前のフラッグシップモデル「DOGMA 65.1」の金型をそのまま使用して成形したカーボンフレームです。なので形は最新ではありませんが、ピナレロの特徴である波型フロントフォークやシートステーは健在です。

素材は一般的な「60HM3K」というカーボンを使っています。ただし!この60HM3Kは他のメーカーであればフラッグシップモデルで使われてもおかしくない高級素材です。ただピナレロがすごいだけなんです(笑

完成車にはシマノのアルテグラが搭載されて47万円という価格設定になっています。もちろんレースにも使えるロードバイクの中でも上級な部類です。

ロードバイクメーカー「ピナレロ」のプリンス/PRINCE

PRINCE

ラザー/RAZHA

本格的にロードバイクを始めたいユーザーにピッタリなのが、「RAZHA」です。中級グレードのカーボン素材と、PRINCEと同じ金型を使って成形されたフレームに、シマノ 105を搭載して24万円となっています。

価格と性能のバランスがいいので、ロングライドでまったり楽しみたいけど、もしかしたらレースに出るかも・・。といったホビーユーザーにちょうどいいと思います。いや、必要十分でしょう(笑 性能的にも自信をもって長ーく乗れるスペックと見た目を備えています。

ロードバイクメーカー「ピナレロ」のラザー/RAZHA

RAZHA

ネオール/NEOR

本体はアルミで、フロントフォークをカーボンで成形してあるフレームです。完成車のコンポーネントはシマノのティアグラなので、ロングライドや通勤通学で主に活躍します。

ただ、この作りで完成車が21万円は若干割高な印象です。ピナレロというブランド力にこだわりがなければ他のメーカーを検討してもいいでしょう。ただ、見た目は完璧にピナレロらしさを醸し出しているので、注目度は高いですね!

ロードバイクメーカー「ピナレロ」のネオール/NEOR

NEOR

プリマ/PRIMA

アルミ製のエントリー用ロードバイクですが、フロントフォークはカーボンです。コンポーネントはシマノ SORAを搭載しており、価格は15万円となっています。う~ん・・、この予算があれば、ジャイアントやメリダにした方がワンランク上のロードバイクを購入できます。

ただし、どうしてもピナレロに乗りたい人には、性能だけでは判断できない良さがありますね。

ロードバイクメーカー「ピナレロ」のプリマ/PRIMA

PRIMA

まとめ

ピナレロのカッコよさを少しは伝えられたでしょうか。ピナレロは、ブランドイメージが高いので乗っているだけで周りから見られる事が増えると思います。

性能も間違いありませんし、予算があってデザインが好みであれば購入の選択肢に入ってきますね。「DOGMAを買うぞ!」って人は一度試乗させてください(笑

ピナレロ公式サイト

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