普通の自転車にくらべると高額なロードバイク・クロスバイク・MTB(マウンテンバイク)は室内保管が基本になってきます。外に置いておくと盗難にあったり、雨や紫外線で劣化が早くなってしまいます。そこで、室内保管方法や便利アイテムをいくつか紹介します。
横置きできるスタンド
スポーツ自転車を普通に立てかけて置く方法です。保管スペースを最も取る置き方ですが、安定性があり手間がかからずお手軽な方法です。ただ、タイヤが床にふれてるので汚れが床に付着しないようにマットや新聞紙などを床に敷く必要があります。
また、スタンドを使わずただ壁に立てかけて置くのもいいですが、壁が汚れたり地震などの衝撃でで倒れやすくなります。なので、何らかのスタンドで立てかけておけば安心です。このタイプのスタンドは安い物で1000~3000円くらいとそこまで高くありません。
横置きスタンド①
スタンダードなのはリヤのクイックレリースにスタンドを取り付けるタイプですね。リアタイヤはちょっと浮くので床に付きません。また、このタイプは折りたためるので収納が楽です。
ただ、着脱が少し面倒なので初めての場合はちょっと手間取るかもしれません。その他の注意点は、カンパニョーロ・フルクラム・ボントレガーのホイールはクイックの幅が大きいモデルがあるので、サイズを確認して購入する必要があります。
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横置きスタンド②
リア近辺のフレームに引っ掛けるだけの簡単なディスプレイスタンドです。こちらは着脱の手間がなくどのスポーツ自転車にも使えます。立てたままリヤホイールが外せるので修理やメンテナンスにも使えますね。意外と安定感はあります。メーカーによっては折りたためる商品があります。
横置きスタンド③
フロントかリアのホイールどちらかを左右から挟み込んで立てかけるタイプです。立てかけるのは一番簡単で安定感があります。ただ、前後のホイールが床にふれるので汚れ防止のマットが前後に必要です。幅は6cmあるので多くのマウンテンバイクや子供用自転車も立てかけ可能。
横置きスタンド④
クランクアームの先を下に向けてはめ込み支えるタイプのスタンドです。フラッシュスタンドと呼ばれます。最も場所を取らずシンプルに立てかけて置けるのが特徴です。また、フラッシュスタンド自体もコンパクトに折りたためるので便利です。デザインもカッコいいので、愛車をインテリアとして飾るのに最適ですね。
縦置きできるスタンド
自転車のフロントを直角に立てて置く方法です。狭いスペースでも場所を取らないのが利点です。横置きに比べるとやや安定感は劣りますがそこまで問題はないでしょう。スタンドだけではなく壁や家具にフロントホイールを固定するアイテムもあります。価格は横置きに比べると若干高くなります。
縦置きスタンド①
小さなフックを壁や柱にボルトで止めて、そのフックにフロントホイールを引っ掛けて縦置きするタイプです。壁に穴が開くのが難点です(笑 賃貸マンションはもちろん厳しいでしょうし、壁もしっかりボルト止めできる素材でなくてはいけません。ただ、価格が安く床に何も置かないのでスペースをまったく取らないのが特徴です。
縦置きスタンド②
つっぱり式のポールに取り付けたフックに前後のホイールを固定するスタンドです。固定はワンタッチで簡単にできるようになっています。つっぱり式なので地震や衝撃でも倒れないですね。
縦置きスタンド③
縦置きと横置きのどちらもできるスタンドです。どっちの置き方がいいのか迷ったらこのタイプがおすすめです。価格は少しお高目ですが、同じ機能を持った¥3,000くらいの格安商品もありますので、一応画像の下に商品リンクを貼っておきます。
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空中に吊るすハンガー
空中のハンガーに引っ掛けたりして吊るしておく方法です。高い場所に吊るせば床の面積を取らないので、部屋のスペースを有効に活用できます。
空中ハンガー①
大きめのボトルで壁に固定して使用する吊り下げハンガーです。自分も以前古い家に住んでいた時には、このハンガーを柱に打ち付けて使用していました。ロードバイク下に空間が空いたのでちゃぶ台とパソコンを置いていました。壁に穴が開くのがちょっと難ありですが、スペースも取らずお手軽で価格も安いです。
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天井に吊り下げて保管するタイプのバイクハンガーです。設置がちょっと大変なのと、地震などで揺れたときに落下が少し心配ですが、フレーム2か所をフックに引っかけてロープを引くだけなので使い方はとっても簡単です。また、空間を有効利用して生活スペースをしっかり確保するという点では最強でしょう。価格も意外と安いです。
空中ハンガー③
床と天井でつっぱるタイプのバイクハンガーです。価格は少し高いですが、2台を縦に並べて置けるのが特徴ですね。スペースは1台分で済みます。我が家もロードバイクが2台あるので今はこれを使っています。上と下のハンガーの角度や高さはある程度調整できるのでクロスバイク、マウンテンバイク、ミニベロなど様々な自転車に使えますね。固定もしっかりしているので地震で倒れることもなさそうです。
空中ハンガー④
こちらも2台を縦置きできるタイプですが、つっぱり式ではなくて床置き式です。安定感はちょっと低くなりますが、つっぱり式より設置が楽で移動も簡単です。
おまけ
スポーツ自転車は乗って楽しむ以外にも、見て楽しめます。無駄を省き効率よく速く走るためのロードバイク・クロスバイク、または山道の悪路をスムーズに走るために作られたMTBの造形は美しくカッコイイです。自分も少しづつバージョンアップしたロードバイクを眺めながら晩酌するのは楽しいです(笑 自転車をインテリアの一部としてセンスよくディスプレイしてあげるといいかもしれませんね。
後、ディスプレイグッズを使わずに、ママチャリと同じようなスタンドをフレームに取り付ける方法もありますが、フレームが痛みますし重量もかさみ、立てかけたときに安定しないので個人的にはおすすめしません。
最後にまとめますが、それぞれのスタンドにはメリットやデメリットがありますので、保管する部屋の環境や、自転車を使用する頻度、予算、理想のインテリアを考えながらディスプレイ方法とアイテムを決めていけばいいと思います。