各パーツの違いを比較!シマノ 新型アルテグラR8000系と旧型6800系

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最終更新日: 2017.09.6

各パーツの違いを比較!シマノ 新型アルテグラR8000系と旧型6800系

シマノのコンポーネント、アルテグラ「R8000系シリーズ」が2017年6月より発売開始となりますね。そろそろコンポーネントの買い替えを考えていた人にとっては、旧型6800系との違いが気になると思います。

そこで今回は各パーツごとに、6800系と新型R8000系の機能や見た目の違いをまとめます。購入の参考にしてください。また、発売予定日は機械式が6月下旬、電動式とディスクブレーキが11月となってます。

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クランクセット

6800系からの4アームはそのままに、R8000系ではクランクアームが太くゴツくなってます。見た目は昨年発売されたデュラエースR9100系に似てますね。見た目は太くなっていますが、アウターリングはホローグライドテクノロジーより中空化され、より正確でスムーズなフロント変速を可能にすると同時に、50-34Tで91gの軽量化に成功しています。

また、ギヤの歯数は53-39T、52-36T、50-34Tと、シクロクロス用の46-36Tを取り揃えています

シマノ アルテグラのクランクセット 6800系とR8000系の見た目の違い

【重量と定価】

53×39T: 重量690g/定価(税抜)¥25,955
52×36T: 重量681g/定価(税抜)¥25,955
50×34T: 重量674g/定価(税抜)¥25,955
46×36T: 重量668g/定価(税抜)¥25,390

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 シフター【デュアルコントロールレバー】

シフターには機械式と電動式【Di2】があり、さらにノーマルブレーキ用と油圧ディスクブレーキ用があるので全部で4タイプとなります。ただ、今回は油圧ディスクブレーキ用は省力しています。

R8000系アルテグラはシンクロシフトに対応し、フロントのフルオートマチック、リアディレーラーのセミオートマチックにも対応。よーく見ると、変速スイッチがやや大きくなっており、フォルムが微妙に違うので握りやすさや操作性を常に追求し、進化させている姿勢がうかがえます。

機械式

シマノ アルテグラの機械式シフター【デュアルコントロールレバー】 6800系とR8000系の見た目の違い

【重量と価格】

ST-R8000: 重量438g/定価(税抜)¥32,989
ST-R8020: 重量550g/定価(税抜)¥52,687
※ST-R8020はディスクブレーキ用

電動式【Di2】

シマノ アルテグラの電動式(Di2)シフター【デュアルコントロールレバー】 6800系とR8000系の見た目の違い

【重量と価格】

​ST-R8050: 重量295g/定価(税抜)¥31,697
​ST-R8070: 重量360g/定価(税抜)¥52,318
※​ST-R8070はディスクブレーキ用

Fディレイラー

Fディレイラーは、機械式も電動式も新型デュラエースを意識したデザインになってます。6800系に比べて見た目も大きく変化していますね。

機械式はシフトワイヤー取り回しが改善され、より少ない力でスムーズに変速できるようになっています。また、6800系では二通りあったワイヤーの取り回しが一つにまとめられ、多くのルーティングに使えるようになりました。

電動式本体はどちらもよりコンパクトに進化しているので、タイヤとのクリアランスが広がり、流行っている太めのタイヤでも使えるようになってます。

機械式

シマノ アルテグラの機械式フロントディレイラー 6800系とR8000系の見た目の違い

【重量と価格】

FD-R8000(直付): 重量92g/定価(税抜)¥4,902

電動式【Di2】

シマノ アルテグラの電動式(Di2)フロントディレイラー 6870系とR8050系の見た目の違い

【重量と価格】

FD-R8050: 重量132g/定価(税抜)¥21,256

Rディレイラー

リヤディレーラーは、新型デュラエースでも採用されたシャドーデザインが大きな特徴です。シャドーデザインとは側面への張り出しを抑えた形の事で、右側に落車した際の故障や破損を抑えます。また、ガイドプーリーとスプロケットの間隔がより一定となるように進化しており、変速の安定感は増していますね。

SSモデルは11-25Tと11-30T、GSモデルは11-28Tと11-34Tに対応しています。

機械式

【重量と価格】

RD-R8000-SS: 重量200g/定価(税抜)¥8,617
RD-R8000-GS: 重量210g/定価(税抜)¥9,181

電動式【Di2】

シマノ アルテグラの電動式(Di2)リヤディレイラー 6870系とR8050系の見た目の違い

【重量と価格】

RD-R8050-SS: 定価(税抜)¥25,561
RD-R8050-GS: 定価(税抜)¥24,996
※重量は不明。わかり次第更新します。

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ブレーキセット

R8000系は6800系よりもコンパクトで洗練されたデザインになりましたね。性能面では、左右のピボットをスタビライザーによって連結する構造に進化。キャリパーのたわみが減少し抑制力が向上しています。

また、左右のアーム間の距離をせまくする事で、より力強いブレーキ制動力を実現すると共に、流行のワイドタイヤにもしっかりと対応。28cタイヤまで使用可能となっています。

シマノ アルテグラの前後ブレーキセット 6800系とR8000系の見た目の違い

【重量と価格】

BR-R8000 ノーマル: 重量360g/定価(税抜)¥13,814
ダイレクトマウント フロント: 重量174g/定価(税抜)¥7,884
ダイレクトマウント リヤチェーンステー: 重量160g/定価(税抜)¥6,912
ダイレクトマウント リヤシートステー: 重量172g/定価(税抜)¥7,884

ディスクブレーキ

アルテグラに正式な油圧式ディスクブレーキが初登場です。コンパクトでシンプルなデザインですが、ディスクブレークのメリットである制動力はしっかり確保しています。

新しいブレーキローターは、内径に大きな空冷フィンが追加され、高い放熱性能を発揮するので長い下り坂でも安心できますね。

ブレーキ本体

シマノ アルテグラのディスクブレーキ 6800系とR8000系の見た目の違い

【重量と価格】

BR-R8070 前後セット: 重量280g/定価(税抜)¥6,549

ブレーキローター

シマノ アルテグラのディスクローター 6800系とR8000系の見た目の違い

【重量と価格】

SM-RT800 160mm: 重量127g/定価(税抜)¥4,754
SM-RT800 140mm: 重量106g/定価(税抜)¥4,754

まとめ

こうしてみると6800系とR8000系の違いはわずかです。ロードバイクを新しく購入するならR8000系を選択したほうがいいですが、わざわざパーツ交換するほどの違いはないですね(笑

現在のコンポは文句のつけようがないほど高性能で必要十分な機能を持っています。今後、コンポーネントメーカーとしては、どうやって進化させていくか悩む所だと思います。

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