前回の記事でビンディングシューズのおすすめブランドを紹介しましたので、今回はシューズの相方とも言えるペダルメーカーの特徴や価格などを書きたいと思います。ペダルの主要メーカーといえばシマノ[shimano] / スピードプレイ[SPEEDPLAY] / ルック[LOOK] / タイム[TIME]の4つですよね。実際どのブランドのどのモデルが良いのか?まとめていきます。
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シマノ[shimano] SPDペダル
MTB用や初心者向けのペダルです。2穴式のクリートをシューズに装着してはめ込みます。このクリートは小さい金属製で悪路でも損傷しにくくなっており、靴底に埋まった形になるので普通に歩けるので街乗り用のロードバイク・クロスバイクにも使えます。
ペダルとクリートの固定部分が狭く、固定力は弱いので踏み込んだ時に力が伝わる面積が小さいですが転んだ時などはすぐに外しやすいです。2016年11月時点でシマノからリリースされているSPDペダルはオフロード用が10モデル、街乗り用が5モデルとなります。
街乗り用にはペダルの片面はビンディング、もう片面は普通のフラットペダルになっている商品もあるので便利です。全てのペダルに言える事ですが、基本的に価格が高くなれば固定力と耐久性も高くなり重量が軽くなります。素材も金属からカーボンと高級な物になり、軸のベアリングも強く回転が滑らかになっています。(関連記事:おすすめSPDシューズとSPDペダル)
MTB用ペダルの参考画像
MTB用ペダルの価格と重量 早見表
モデル名 | 重量 | 定価(税別) |
PD-M9000 | 310g | ¥13,413 |
PD-M9020 | 379g | ¥13,918 |
PD-M8000 | 343g | ¥9,546 |
PD-M8020 | 408g | ¥10,092 |
PD-M540 | 352g | ¥6,976 |
PD-M530 | 455g | ¥4,256 |
PD-M520 | 380g | ¥4,162 |
PD-M647 | 568g | ¥9,410 |
PD-M545 | 567g | ¥8,198 |
PD-M424 | 472g | ¥4,544 |
街乗り用ペダルの参考画像
街乗り用ペダルの価格と重量 早見表
モデル名 | 重量 | 定価(税別) |
PD-A600 | 286g | ¥9,728 |
PD-A530 | 383g | ¥6,384 |
PD-A520 | 315g | ¥5,738 |
PD-T8000 | 392g | ¥9,537 |
PD-M324 | 533g | ¥6,036 |
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シマノ[shimano] SPD-SLペダル
シマノは他のメーカーに比べて耐久性があり、使いやすく価格も良心的なので定番となっているメーカーです。低価格のエントリーモデルはアルミで出来ていますが、ハイグレードモデルはカーボンで出来ており軽量で固く踏み込んだ力をしっかり回転につなげてくれます。
ただ、アルテグラ以上のモデルは脱着もガッチリしていて、力を入れて捻らないと外れませんので信号が多い所ではちょっと面倒かもしれませんね。クリートの取り付けは3穴式となっておりほとんどのビンディングシューズがこの規格に対応してます。
また、クリートの色には3色あり黄色が一般的な仕様で左右に遊びが3度設けられてて膝に優しい設計になっています。青は遊びの角度が1度、赤は遊びが無くシビアな設計になっているのでレースなどで使用するのに向いています。
3色とも素材は樹脂なので舗装路を歩くと少しずつ削れていく消耗品です。ペダル選びで迷ったらシマノにしておけば間違いはありませんが、ちょっと面白みには欠けます(笑
シマノ SPD-SLペダルの参考画像
シマノ SPD-SLペダルの価格と重量 早見表
モデル名 | 重量 | 定価(税別) |
PD-R9100 | 228g | ¥23,560 |
PD-6800 | 260g | ¥14,463 |
PD-5800 | 285g | ¥11,455 |
PD-R550 | 310g | ¥7,388 |
PD-R540 | 330g | ¥5,160 |
PD-R540-LA | 330g | ¥5,160 |
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タイム[TIME]
タイムのビンディングペダルと聞いてまず思い浮かべるのは「膝に優しい」です。そして次はデザインがカッコイイですかね。膝に優しい理由は遊びの角度が10度もあり無茶なペダリングをしても柔軟に動いて膝に負担がかからないからです。
シマノは遊び3度なので違いはすぐ分かります。「膝痛を和らげるためにタイムにした」という人は結構いると思います。次のデザインですがカラーが豊富で形も尖ってて速そうです(笑
また、他のメーカーに比べてかなり軽量なのも有名です。ペアで133gと超軽量モデルもあるのですごいですよね。その他にクリートのはめ込み方が独特で、シマノやルックはつま先を引っ掛けてグイッと踏んで押し込みますが、タイムは決まった位置にクリートを置くと自然にカチっとはまります。欠点としては価格が高くて壊れやすい事ですかね・・。
価格は置いといて壊れやすいのは結構なデメリットです。ベアリングにガタが来るのが多いみたいです。しかもクリートは削れやすく交換回数は多くなります。3穴式で多くのシューズに使えます。
TIMEペダルの参考画像
TIMEペダルの価格と重量 早見表
モデル名 | 重量 | 定価(税別) |
XPRESSO 15 | 133g | ¥59,000 |
XPRESSO 12 | 154g | ¥37,000 |
XPRESSO 10 | 190g | ¥23,000 |
XPRESSO 8 PRO | 200g | ¥22,000 |
XPRESSO 6 | 204g | ¥16,000 |
XPRESSO 4 | 224g | ¥12,000 |
XPRESSO 2 | 224g | ¥8,000 |
XPRESSO 1 | 228g | ¥4,900 |
RXS CARBON | 234g | ¥18,000 |
RXS SPEED | 260g | ¥12,500 |
RXS FIRST | 260g | ¥9,500 |
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ルック[LOOK]
高級フレームでも有名なブランドですね。3穴式で多くのシューズに使えます。シマノに比べて遊びがやや広く足裏と接触する面積が広くなっているので、より踏んでる感があります。そして軽量で回転も滑らかになっていて高性能なんですが、欠点としては価格が高いです・・。
また、ペダルは耐久性が高く問題ないですが、クリートの耐久性に難があり交換頻度が多くなりがちです。クリートは遊びの幅で3色に分かれており赤9度、グレー4.5度、ブラック0度となっています。
後、クリートがめちゃくちゃ滑ると言われていましたが、今は接地面にゴムが付いた滑りにくいタイプも販売されています。ルックは高級ブランドと認知されているので見た目のインパクトと高いデザイン性はありますね。このペダルを使っている人を見たら自分も「お!」と見てしまいます。
LOOKペダルの参考画像
LOOKペダルの価格と重量 早見表
モデル名 | 重量 | 定価(税別) |
KEO ブレードカーボン チタン | 180g | ¥34,000 |
KEO ブレードカーボン クロモリ | 220g | ¥20,000 |
KEO ブレード | 236g | ¥14,000 |
KEO 2 MAX カーボン | 244g | ¥13,000 |
KEO 2 MAX | 260g | ¥11,000 |
KEO クラシック 3 | 280g | ¥6,000 |
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スピードプレイ[SPEEDPLAY]
他のメーカーに比べて特殊な方式を採用しています。普通はクリートをペダルにはめるといった感じですが、スピードプレイはペダルをクリートにはめるという感じです。
大きな特徴としては足裏で踏み込む面積が一番広いので一体感がありしっかり踏めるという事ですね。その他に遊びを0~15度まで自由に細かく変更できる機能が付いていますので膝に痛みを抱えている人に向いてます。
以前はクリートが金属むき出しなので滑りやすくゴムカバーが必須でしたが、近年の新しいシリーズはあらかじめ滑り止めが付いており扱いやすくなっているモデルがあります。
また、3穴シューズにもそのまま装着できるモデルも登場しており進化しています。4穴式の商品もありますが専用アダプターを間に入れて3穴式に対応できます。価格は全体的に高いです。
SPEEDPLAYペダルの参考画像
SPEEDPLAYペダルの価格と重量 早見表
モデル名 | 重量 クリート込 | 定価(税別) |
ZERO チタンシャフト | 302g | ¥41,800 |
ZERO ステンシャフト | 344g | ¥22,800 |
ZERO クロモリシャフト | 354g | ¥17,800 |
ZERO AERO | 302g | ¥31,800 |
ULTRA LIGHT ACTION | 358g | ¥17,800 |
ZERO PAVE | 350g | ¥37,800 |
NANOGRAM ZERO | 214g | ¥89,300 |
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まとめ
- 耐久性が高くトータルバランスに優れ、価格が安いのがシマノ。
- 遊びが大きいので膝に優しく、軽量でデザイン性が高いのがタイム。
- 高級感があり回転性能や耐久性に優れ、軽量で全体的に高性能なのがルック。
- 遊びが自由に調整でき、ペダルとの一体感が最高なのがスピードプレイ。
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