ロードバイクなどのスポーツ自転車用語【た行】を簡単にまとめました。
【あ行】 【か行】 【さ行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【らわ行】
た|タ
タイム (TIME)
フランスのフレームメーカー。レース志向の自転車ユーザーに支持を得ているが価格が非常に高い。また、ビンディングペダルもリリースしており人気があります。参考ページ
タイムアウト (足切り)
ロードレース用語。先頭集団から大きく遅れ、定められた基準に達するとタイムアウトとなりリタイア扱いになります。
タイムアウト基準は大会やステージによってそれぞれ決められており、山岳ステージではスプリンター勢がグルペットを形成してタイムアウトにならないよう奮闘する姿が見られます。
ちなみに、日本でアマチュアユーザーが気軽に楽しむサイクリングイベントにも、タイムアウトが設定されている場合があります。
タイムトライアル(TT)
距離が短めのコースをチームや個人ごとに走りタイムを競う競技。少人数、もしくは1人で走るので空気抵抗を受け続ける事になり非常に疲れます。パワーがありやや大柄な選手が得意としています。
空気抵抗を極限まで抑えるTT専用バイクとウェア、ヘルメットで走ります。
ダウンチューブ
フレーム部分の名称。ハンドル下からクランクまで斜めに延びている部分です。参考ページ
楕円リング
クランクが真円ではなく楕円の形をした特殊なパーツ。ペダルは360度回転しますが、力が加わる角度とかからない角度を考慮して楕円にしてあるため、理論上は効率よくペダリングできます。
しかし、ペダリングを楕円用に変える必要があるので、トッププロでも使用している選手は少なく一般的ではありません。使用している有名選手には、クリス・フルームなどがいます。|関連記事:楕円リングの効果
立ちゴケ
信号待ちや発車する前など、停止している状態でコケる事。カッコ悪いですが、ビンディングペダルでは誰でも一度は経験することでしょう。ササッと立ち上がり、何事も無かったように笑顔でやり過ごすべし!
ターニー (Tourney)
シマノのコンポーネントグレード。スポーツバイクには装備されず、安い自転車に使われる一番下のグレード。デュラエース(DURA-ACE) > アルテグラ(ULTEGRA) >イチマルゴ(105) >ティアグラ(TIAGRA) >ソラ(SORA) > クラリス(Claris) > ターニー(Tourney)|関連記事:シマノの特徴
たれる
ロードレース用語。体力の限界でスピードが落ちる事。
ダンシング
サドルに座らず立ってペダルを回す事。体重を使えるので大きなパワーを発揮できるが、体力を消耗します。坂道や急発進、スピードを上げたいときに使用することが多い。また、サドルに座って走る事はシッティングといいます。
ち|チ
チェーンステー
フレーム部分の名称。クランクからホイール中心まで伸びている部分です。参考ページ
チェーンリング
クランクの円周に付いているギア歯部分のパーツ。小さいインナーギアと大きいアウターギアの2枚あります。
サイズが3パターンあり、それぞれノーマルクランク、セミコンパクトクランク、コンパクトクランクと呼びます。一般的に装備されているのはコンパクトクランクとなります。参考ページ
ちぎれる
ロードレース用語。集団についていけずに大きく離されてしまう事。一度ちぎれると集団に戻るのは困難。
チタン
フレームやパーツに使用される金属素材の事。軽量でさびにくく耐久性が高いが、非常に高価なためロードバイクで使うにはコストがかかります。
特にチタンフレームを取り扱っているのは数社のみで所有している人も少ないです。特にこだわりがない限りはカーボンかアルミを選択したほうが無難ですね。
チューブ
クリンチャータイヤの中に入れるゴム製の薄い輪っか。自転車がパンクした場合は、チューブを交換して修理するため携帯している自転車乗りは多い。
ロードバイクやクロスバイク、ママチャリにも使われていますね。チューブレスタイヤとチューブラータイヤには、チューブは不要です。|関連記事:おすすめチューブ
チューブラータイヤ
チューブがタイヤの中に縫い込まれているタイヤの事。パンクしにくく回転力のロスが少ないため高速走行に向いており、ロードレースに使われます。
ほとんどのプロ選手がチューブラータイヤでロードレースをで走りますが、パンクした場合にはタイヤごと交換となるのでコストがかかり作業も大変なのが難点。その他のタイヤには、クリンチャーとチューブレスがあります。|関連記事:おすすめチューブラータイヤ
チューブレスタイヤ
車のタイヤのようにチューブがなく直接空気を入れるタイヤの事。中途半端な性能なので、自転車では今のところあまり普及していないですね。その他のタイヤには、クリンチャーとチューブラーがあります。|関連記事:ロードバイクのタイヤの選び方
調光レンズ
スポーツサングラスに使われるレンズの種類で紫外線量によって色が変わるレンズの事。紫外線の強い野外の昼間などでは色が濃くなり、室内や夜間は色が薄くなり視界を遮らないのが特徴。ただし、数年たつと性能は劣化していきます。|関連記事:アイウェアの種類と選び方
チームカー (サポートカー)
ロードレース用語。レース中に選手と共に移動し補給食を渡したり、作戦を指示したり、パンクなどのトラブルに対応する車。それぞれチームカラーにペイントされています。
チームタイムトライアル (チームTT)
やや短めのコースをチームごとに走りタイムを競う競技。少人数で隊列を組み、しっかりローテーションをしながら走ります。TTを得意とするクロノマンタイプの選手が長めに先頭を引くなどチームプレイも大事。
大会によっては9人制チームで5番目にゴールした選手のタイムが記録となったりします。4人は千切れるのを覚悟で長めに全力で引くなど、ルールに合わせた作戦も重要。TT専用のロードバイクとウェア、ヘルメットで走ります。
つ|ツ
ツアー・オブ・カリフォルニア
アメリカで開催され約1週間かけて行われるステージレースの事。5月に開催されるためジロ・デ・イタリアと時期がかぶります。
ジロ・デ・イタリアに参加せずツール・ド・フランスに標準を絞り、調整のためにツアー・オブ・カリフォルニアに参加する選手も多くいます。
ツアー・オブ・ジャパン
5月に日本で開催されるステージレース。海外のトッププロも参加して行われ非常に盛り上がります。総合優勝は緑色のジャージ、ポイント賞は青色のジャージ、山岳賞は赤色のジャージ、ヤングライダー賞には白色のジャージが与えられます。
追走集団
ロードレース用語。メイン集団から抜け出して、先頭に追いつくために走る集団。
つぶす
ロードレース用語。「逃げをつぶす」や「アタックをつぶす」などと何らかの攻撃的アクションを阻む意味で使用されます。
ツール・ド・フランス
世界3大大会のひとつ。全てのロードレースの中でも世界最高の選手が集結し、ハイレベルなスプリントやヒルクライム合戦を繰り広げるので、フランス中が盛り上がります。
毎年7月に開催され21ステージで総距離約3300km、高低差2000m以上を走る過酷なレース。歴史は古く100年以上前から開催されている。|関連記事:自転車競技の種類
ツールボトル (ツールボックス)
ボトルケージに差し込んで携帯できる工具入れの事。中にはパンク修理セット、工具、鍵、ライトの電池などを入れておけます。こまごました備品をスッキリ収納できるので便利です。
て|テ
Di2 (ディーアイツー)
シマノのコンポーネントに採用されている電動変速装置。デュラエース 、アルテグラはDi2(電動式)と機械式を選択できます。パソコンのクリック程度の力で変速できるので非常に楽ですが、機械式より価格が若干高いです。
ティアグラ (TIAGRA)
シマノのコンポーネントグレード。低価格ながらしっかりした性能で長く乗れる耐久性があります。デュラエース(DURA-ACE) > アルテグラ(ULTEGRA) >イチマルゴ(105) >ティアグラ(TIAGRA) >ソラ(SORA) > クラリス(Claris) > ターニー(Tourney)|関連記事:シマノの特徴
ディグリーザー
グリスを落とす効果がある洗浄剤。チェーンの清掃時にあると便利です。|関連記事:ロードバイクのかんたんメンテナンスと洗い方
ディスクブレーキ
ホイールに付属したディスクをブレーキシューで挟み込んで速度制御するブレーキの事。マウンテンバイクなど荒れた路面でを走る制御がより重要な自転車に装備されています。
近年ロードバイク用のディスブレーキもが開発され、ロードレースでも使用が許可される動きとなっています。一時は「今後はロードもディスクブレークの時代か?」と注目を集めましたが、落車時に選手がディスクで大けがをするなどの事件が発生し、まだ普及してません。|関連記事:ディスクブレーキのメリットとデメリット
TT (ティーティー)
タイムトライアルの略称。やや短めのコースをチームや個人ごとに走りタイムを競う競技。少人数、もしくは1人で走るので空気抵抗を受け続ける事になり非常に疲れます。パワーがありやや大柄な選手が得意としてます。
ディレイラー (変速機)
フロントとリアのギア周りに装着され、チェーンを動かして変速させるパーツの事。非常に精密にできており、機能させるには微妙な調整が必要で、0.1mm単位で動きが変わるほどシビア。
ディープホイール (ディープリム)
リムの高さが50mm以上のホイールの事。35~40mmはセミディープと呼ばれます。高速で巡航するのに適していますが、重量が重くなるためヒルクライムや漕ぎだしは不利となります。見た目にパンチ力がありカッコいいですが扱いが難しいホイールです。参考ページ
デュラエース (DURA-ACE)
シマノのコンポーネント最高グレード。重量、耐久力、見た目など全てがトップレベルです。価格もアルテグラの約2倍とスペシャル仕様になっています。デュラエース(DURA-ACE) > アルテグラ(ULTEGRA) >イチマルゴ(105) >ティアグラ(TIAGRA) >ソラ(SORA) > クラリス(Claris) > ターニー(Tourney)|関連記事:シマノの特徴
デローザ (DE ROSA)
イタリアのフレームメーカー。ハートのロゴがかわいいので女性に人気。男性が乗ってもカッコイイです。参考ページ
と|ト
トゥークリップ (トーストラップ)
靴のつま先とペダルを固定できるアイテム。ビンディングと違いスニーカーなどの普通の靴でも使用でき、安価なので導入しやすいです。すぐに靴を外せるので転倒する心配もないですが、ビンディングほどしっかり固定されないので効果は薄いですね。
トップチューブ
フレーム部分の名称。サイズ合わせの基準になる部分。ホリゾンタル換算にしてサイズチェックしましょう。参考ページ
ドッペルギャンガー (DOPPELGANGER)
ルック車(見た目だけのスポーツ自転車)の代表格とされる自転車メーカー。見た目はロードバイクですが、性能はママチャリに近く、出来ればもう少し予算を増やしてクロスバイク(4万円~)を買うことをおすすめします。
トピーク (TOPEAK)
アクセサリー用品をリリースしているメーカー。比較的安価でコスパが良い商品が多いです。
トラックレース (トラック競技)
室内や競技場のトラックを周回して行うレースの事。ケイリン、チームスプリント、スプリント、オムニアム、マディソン、ポイントレース、パシュート、タイムトライアル、スクラッチなど多くの種目があり、オリンピックでも正式種目となっています。|関連記事:自転車競技の種類
ドラフティング
空気抵抗を減らすために、他の人のすぐ後ろを走る事。ドラフトは引くという意味で、走行が軽くなり前の自転車に引っ張られる感覚があります。
前との間隔は大体0.3~1mとするのが一般的で間隔が小さいほど空気抵抗は小さくなります。ロングライドでは少し大きめに間隔を開けて、横にタイヤをずらすなど何かあれば対応できる準備をしておいたほうがいいでしょう。|関連記事:ロードレースの空気抵抗
トリム調整
チェーンが極端な斜めがけになった場合、フロントディレイラーをわずかに動かして、パーツに負担がかからないように調整する事。電動コンポーネントの一部には自動でトリム調整する機能が装備されています。
トレイン
複数人で走行する際の隊列の事。トレインを組めば後ろの選手は楽に走れるため、ロードレースでは重要なテクニックです。参考ページ
トレック (TREK)
アメリカのメーカー。先進的なアイデアと技術で有名。カラーを自分で組み立てられるシステムも魅力です。参考ページ
ドロップハンドル
ロードバイクに装備されているハンドルの形。シフター、ステム横、下ハンドルと状況に合わせて持つ場所が3か所あり、高速で走るのに向いています。|関連記事:ドロップハンドルの形状とサイズ、失敗しない選び方